「土佐西南大規模公園」は景色と芸術が楽しめる高知の穴場観光スポット！

土佐西南大規模公園は高知県西南部の複数エリアにまたがって整備された都市公園です。海岸沿いの美しい景色を満喫したり、神社や美術館で静かな時間を味わうことができたりと、季節を問わず楽しめるスポットとして人気を集めています。今回は高知の穴場観光スポット、土佐西南大規模公園の見どころをご紹介しましょう。

幡多十景の1つ「入野海岸」

土佐西南大規模公園は、自然豊かな環境の中に整備された都市公園です。入野松原を中心とした砂浜が広がるエリアにあり、スポーツや海を楽しむ大勢の人が訪れます。入野海岸も土佐西南大規模公園に含まれていて、その砂浜の美しさは高知県西南部の美景「幡多十景（はたじゅっけい）」の1つに数えられるほどです。

入野海岸は高知のウユニ塩湖とも呼ばれ、美しい砂浜がSNSでも話題となりました。長さ約4km、幅は約200mの広大な砂浜は、「日本の渚百景」にも選ばれています。晴れて風が無い条件の良い日には、砂浜が水に濡れ美しい水鏡となる幻想的な絶景を楽しめるので、ベストショットの撮影にチャレンジしてみてください。

大方ホエールウォッチング

土佐西南大規模公園では、野生のクジラを観察するホールウォッチングも体験できます。ウォッチングに参加できるシーズンは4月下旬から10月下旬までなのでお見逃しなく。ニタリクジラが大海原を泳ぐ姿をぜひ間近で鑑賞してみましょう。

体長約14mのニタリクジラは、黒潮より沖合で回遊をするのですが、土佐湾沖では1年を通して数十頭が暮らしていると言われています。迫力のあるサイズ感にすらりとした美しい体が特徴的で、穏やかな性格をしており、海の貴婦人とも呼ばれるクジラです。また、クジラ以外にもマイルカの群れやハナゴンドウ、トビウオ、海鳥などとの出会いも期待できます。

防風林の中の静かな神社「加茂八幡宮」

加茂八幡宮は古より入野の総鎮守として親しまれてきた神社です。黒潮町の指定文化財で、入野松原の中に静かに佇んでいます。明治5年に社格を郷社と定められ今に至る歴史ある神社です。

江戸時代の宝永4年(1707年)に発生した大地震の際には津波によって社殿が浸水する被害にあったものの、水に浮いた社殿は津波が引いた後に元の場所にそのまま戻ったと伝えられています。境内にある「安政津波の碑」には大地震に備えるようにという警告が記され、安政元年(1854年)の安政地震発生時に黒潮町界隈に津波が押し寄せた際の様子が詳細に描かれました。

鳥居に掛かる額には加茂神社と八幡宮とあって、加茂神社と一緒に八幡宮も祀られています。風光明媚な土佐西南大規模公園エリアにある加茂八幡宮で、静かなひと時を過ごしてみましょう。

GWに開かれる「砂浜美術館」は必見！

砂浜美術館も土佐西南大規模公園エリアにあります。美術館には建物は無く、美しい砂浜そのものが美術館というコンセプトで様々なイベントが開催されています。ありのままの美しい砂浜の風景が常設作品とされ、4㎞の砂浜に沿って広がる松原、浜辺の漂着物、青い空と澄んだ空気など、自分自身で作品を見つける楽しさを感じてみましょう。

時期によっては砂の彫刻が登場するイベントもあります。ラッキョウの花が咲く季節にはパッチワークキルトのコンテストも行われます。

GW限定の催しは特におすすめで、洗濯物を干すようにTシャツが並べられるTシャツアートは1989年に始まりました。砂浜に約1,000枚のTシャツが翻る現代アートが楽しめるTシャツアート展では、ビーチサンダル飛ばしなどの楽しいイベントもあります。海辺にはお店も出るほど賑わうGW限定のイベントはぜひチェックしてみてください。

海辺のガラス工房kiroroan

土佐西南大規模公園では、海辺での吹きガラス体験もできます。海辺のガラス工房kiroroanで、吹きガラスやトンボ玉作りなどの体験プログラムを楽しんでみましょう。世界に1つだけのオリジナルのガラス作品作りは旅の思い出作りにもおすすめです。

吹きガラス体験は所要時間が約60分、小学生以上が対象です。難しい工程もフォローしてもらえるので安心してチャレンジできます。作りたい形や色を選んで自分だけの作品を作ってみましょう。

トンボ玉作り体験は所要時間が約50分、対象年齢は10歳以上です。くるくると回しながら綺麗な丸い形を目指しましょう。

まとめ

美しい砂浜が広がる土佐西南大規模公園エリアは、自然を満喫しながら様々な体験ができる穴場観光スポットです。「幡多十景」に選ばれた絶景と、大自然の中で味わう芸術に出会えます。高知県への旅を計画しているなら、ぜひ土佐西南大規模公園エリアで充実の時間を過ごしてみてください。

「土佐西南大規模公園」は景色と芸術が楽しめる高知の穴場観光スポット！