親子で楽しいロサンゼルス郡立自然史博物館｜宝石／化石／はく製の展示が充実

ロサンゼルス郡立自然史博物館は、なんとアメリカ国内の自然史博物館の中で3番目の大きさ。ロサンゼルスのラブレアで発掘された脊椎動物の化石を大規模に展示する為に建てられ、約3300万種の標本を所蔵する西海岸でも屈指の博物館です。北アメリカの恐竜や哺乳類・鳥類・人類などの化石、ジオラマに加え鉱物や宝石も観察することができ、ロサンゼルス郡立自然史博物館の収蔵標本は約45億年の歴史を網羅すると謳われています。大人はもちろん小さなお子様まで様々な年代から様々な目線で楽しむ事ができる自然史博物館です。

アクセスはダウンタウンからが便利

ロサンゼルス郡立自然史博物館には、ダウンタウンにある車体が水色の地下鉄「Expo Line(エキスポライン)」一本で向かうことができます。最寄りの駅から7th/Metro Ctr駅まで向かいエキスポラインに乗り換え、地下から地上に出て暫く乗っているとExpo Park/USC駅に到着。そこで下車すると目の前がロサンゼルス郡立自然史博物館です。

エキスポラインは地下鉄ですが、地上を走るので車窓からロサンゼルスの街並みを楽しむことができ、あっという間に博物館に到着します。隣にはカリフォルニア・サイエンス・センターもあるので立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

大人が見て楽しい鉱物コレクション

ロサンゼルス郡立自然史博物館は現在も希少な品の収集活動に励んでいます。

宝石と鉱物のコレクションは米国で2番目を誇ると言われ、世界で知られている鉱物種の約半分を占める約15万もの標本で構成。展示されている鉱物、ゴールド・アメジスト・エメラルドなどの原石が見ることができ、博物館内にある鉱物の一部でありながらもかなり充実しています。圧巻のラインナップとなっており一日居ても飽きないほどです。

巨大動物たちの化石が圧巻すぎる

化石コーナーは1階と2階にあり、北米で最大の脊椎動物の化石をコレクションしています。恐竜・哺乳類・魚類と数多くの化石と歴史説明などが展示されている中でも、特に驚きなのがマメンチサウルスの圧巻の大きさと迫力。中国で見つかった世界最大級の竜脚類と言われており、最も首の長い恐竜のひとつです。

毛の生えたティラノサウルスも、他ではあまり見ることができない代物ではないでしょうか。他にもティラノサウルスの親子三世代展示、プラテカルプスの実物化石、完璧な恐竜の骨組みなど見どころがたくさんです。

可愛い動物のはく製に小さな子供も大満足！

はく製を展示しているコーナーには、森林や砂漠や雪原の中での野生動物たちの姿を想像させるような、立派なはく製がたくさん展示されていてます。

アフリカゾウ・ライオン・キリンなど可愛らしくリアルな動物の姿に、小さなお子様も動物園感覚で一緒に楽しむ事ができるのではないでしょうか。特にライオンが仰向けで寝転がっている姿は人気なようで、ポストカードのデザインにもなっているほど。動物はもちろん、ジオラマの描写も細かく再現してあり解説も書いているので大人も一緒に楽しめますね。

特別展示もチェック！地球の神秘やアートが学べる

特別展示には、熱帯雨林や沼地などの自然環境が再現されたコーナーや、ロサンゼルスの街並みのミニチュア模型、ピーターパンの衣装など、つい見入ってしまう見どころが盛りだくさん。

Barbara Carrasco氏による巨大壁画は、アートを学べること間違いなし。他にも、小さい子供も楽しむことができる化石探しコーナーや、化石や骨で遊びながら生き物の仕組みについて学べるコーナーもあります。

半日かけて一通り博物館を観察したあとは、休憩がてらに3Dシアターで映像作品をのんびり鑑賞してみてはいかがでしょうか。博物館で観察した動植物の復習にもなってまた違う視点から楽しめるでしょう。その他にもカリフォルニアやラテンアメリカの歴史に触れることもできます。

◎ 最後に：子ども連れの旅行者におすすめの穴場観光スポット

子供連れの旅行者にロサンゼルスを観光するには外せない穴場スポットをご紹介します。

サンタモニカピア

まずは「サンタモニカピア」という遊園地。100年以上の歴史があり、指定史跡記念物となっているメリーゴーランドなどレトロな雰囲気も楽しめるスポット。

ファーマーズマーケット

そして、野菜を中心に200以上の店舗が見て回れる「ファーマーズマーケット」も欠かせません。

ザ・グローヴ

食材以外にも、アクセサリーショップや屋台も数多く立ち並んでいます。その隣にある「ザ・グローヴ」は映画館や雑貨、おもちゃ屋さんが沢山集まったモール。季節によってはイベントも開催されるので楽しみどころ満載ですよ！

親子で楽しいロサンゼルス郡立自然史博物館｜宝石／化石／はく製の展示が充実