一度は行ってみたい福島・喜多方!魅力あふれるおすすめ観光スポット5選

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一度は行ってみたい福島・喜多方!魅力あふれるおすすめ観光スポット5選

喜多方市は、福島県西部にある会津盆地の北側にある人口4万人の町です。たくさんの「蔵」と日本三大ラーメンにも数えられる「喜多方ラーメン」で知られるこの喜多方市には、毎年、多くの観光客が訪れます。喜多方には日本の本来の風景ともいうべき美しい街並みと、農村風景が広がっています。訪れた人の心を和ませるような優しさをもった町。それが喜多方です。今回は喜多方観光では外すことのできない蔵観光と喜多方ラーメンのご紹介はもちろん、それ以外の観光スポットもご紹介します。

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一度は行ってみたい福島・喜多方!魅力あふれるおすすめ観光スポット5選

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1.大和川酒蔵北方風土館

喜多方のほど近くにある福島県と新潟県の県境は、日本でも有数の豪雪地帯として知られています。春になり、雪水が大地に沁み込んで作られる、飯豊山の清冽な伏流水を利用して、喜多方では江戸時代のころから酒造りが盛んです。この「大和川酒造北方風土館」は、江戸時代から続く「大和川酒造」がかつて日本酒の醸造に使用していた蔵を利用した展示館になっています。多くの観光客が訪れる場所であり、蔵文化を知るためにも押さえておきたい観光スポットです。

展示館として利用されている蔵は、建てられた時代にちなんで、「江戸蔵」、「大正蔵」、「昭和蔵」があります。それぞれ、酒造りに使われていた道具の展示、「大和川酒造」による数々の日本酒が展示されているほか、「昭和蔵」は音響効果が優れている蔵の特性を利用して、イベント会場や講演会の開催、ピアニストのCD録音にも用いられたことがあります。こちらを訪れて、私たち日本人の生活に必要不可欠な存在であった「蔵」の意義について学んでみませんか。

2.喜多方蔵の里

蔵に興味を持った人におすすめしたい観光スポットがこの「喜多方蔵の里」です。「喜多方蔵の里」には、喜多方を代表する数々の蔵が展示されています。広大な敷地の中に様々な種類の蔵が配置されており、喜多方における蔵の位置づけやその役割、蔵の構造などを実物の蔵でもって理解することができる観光スポット。

古くから伝わる日本の伝統が、どれだけの魅力を有しているのか、気づかせてくれるでしょう。蔵の中には、喜多方の物産品や土産物も展示・販売されており、見るだけでも楽しい観光スポットです。美術館も併設されており、喜多方を観光するには外せないポイントですね!

3.喜多方蔵座敷美術館

ここ「喜多方蔵座敷美術館」は、もともとこの地にあった蔵を改装して作られた観光スポットです。この美術館のもととなった蔵があった旅館を営んでいた人が画商もしていたため、竹久夢二や武者小路実篤など多くの芸術家や文化人たちが逗留したこともあり、多くの絵を所蔵していました。

美術館として使用している蔵座敷は明治24年に建てられたもの。白と黒の壁でできた、重工で大きな「戸前」や、「上段の間」、「中の間」、「三つの間」という3つの部屋から成っており、絵と蔵座敷の魅力を充分に観光することができます。蔵の中には、竹久夢二の作品をはじめとする日本画や書、陶磁器、掛け軸など様々な芸術品約100点が展示されており、近代日本の文化芸術を知ることができるとともに、老舗旅館の暮らしぶりを知ることができます。歴史的にも価値のある観光スポットです。

4.若喜レンガ蔵

喜多方の名産品である日本酒やラーメン、これらはすべて飯豊山の清冽な雪解け水を素材に作られています。それは、日本酒や醤油、味噌も同じです。醤油や味噌、地酒造りを生業としている「若喜商店」の創業は、今から250年以上前の宝暦5年(1755年)。昔ながらの製法とこだわりぬいた素材で、醤油、味噌を造り続けています。現在でも八棟の蔵が現存しています。

今回紹介する「若喜レンガ蔵」は明治37年に建てられた蔵で、3階建の道具蔵と2階建の座敷蔵からなっています。観光スポットとして名高く、道具蔵の1階は展示室となっており、座敷蔵を観光することができます。座敷蔵の1階座敷は縞柿で造られており、登録有形文化財にも指定されている大変貴重なもの。2階「欅の間」では、総欅という贅沢なものであり、バルコニー風のポーチの入口と共に、当時の隠居後の楽しみとして随所に工夫がなされています。当時の豪農が理想としていた暮らしを彷彿とさせるようで、歴史的にも面白い観光施設ですね。蔵の見学後は、ぜひ醤油や味噌を味わってみてはいかがでしょうか。おせんべいも販売しているので、お土産に喜ばれることは間違いなしですよ!

5.熱塩温泉郷

熱塩温泉は喜多方市熱塩加納町にあり、開湯は700年程前までさかのぼることのできる歴史ある喜多方の温泉です。古くから湯治場として利用されていました。その名の通り、塩分が強く、熱いお湯が特徴です。地殻変動によってたまった海水が地熱で暖められて湧き出ています。身体をよく温めてくれるこのお湯は、婦人病にも効能があり、別名「子宝の湯」とも呼ばれています。熱塩温泉入口には「子育地蔵尊」があり、子宝祈願やお礼参りの観光客が多く見られます。

共同浴場や足湯は、日帰りの観光客でも気軽に立ち寄ることができますね。共同浴場は大人200円、足湯は無料。足湯の横には毎分103リットル噴き出している源泉があるので、そちらもぜひご覧ください。温泉郷内には温泉や温泉宿のほかにも、熱塩温泉を発見したとされる源翁和尚が開いた示現寺や、樹齢約1,000年の杉のある温泉神社、三十三観音の石碑といった見どころもあります。たくさんの木々に囲まれた温泉郷なので、心地よく湯めぐりや観光スポットめぐりをすることができますよ!喜多方駅からは車で約30分の距離にあります。喜多方の奥にある自然豊かな温泉郷で、ゆっくりリラックスした時間をお過ごしください。

◎まとめ

喜多方には日本の食を支えてきた「蔵」やラーメン、文化的歴史的な観光スポットが多くあります。喜多方の近くに位置する飯豊山からの清冽な雪解け水が喜多方の日本酒や味噌、醤油などを生みだし、それに伴いこれらの醸造に必要な「蔵」が数多く建てられたのです。そのおいしい水は、喜多方ラーメンを生み出すもとともなりました。街中には数多くの観光スポットが点在し、大勢の観光客が訪れます。喜多方を人気の観光スポットとして高めたのは、喜多方の文化と風土を愛し大切に育んできた、喜多方の人々の地元への愛情があったからこそなのではないでしょうか。そんな喜多方へぜひ観光にお越しください。古き良き時代の面影と美味しいラーメンがあなたをまっていますよ!

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