感動する景色がここに!映画でも話題になったモニュメントバレー
映画の中にいるかのような世界を体験できるのが、アメリカにある「モニュメントバレー」。多くの旅人が憧れるこの場所は映画のロケ地にもなったことで知られ、世界中から観光客が訪れる人気の観光名所です。ここでは、そんなモニュメントバレーの魅力をたっぷりと紹介します。海外旅行を考えている人は、ぜひ次の目的地に選んでみてはいかがでしょうか。
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感動する景色がここに!映画でも話題になったモニュメントバレー
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1. モニュメントバレーについて
出典: Beth Ruggiero-York / shutterstock
アメリカの原風景が広がっているモニュメントバレーは、アメリカのユタ州南部からアリゾナ州北部にかけて広がる岩盤領域かつ自然公園です。古くからこの地に住むナバホ族が管理していて、ナバホ族の聖地とも呼ばれています。観光できるエリアはナバホ族の管轄している場所のみ。一般公開として観光客向けに開放しています。
出典: Stefano Borsa / shutterstock
観光できるエリアだけであっても、その迫力は十分すぎるほど素晴らしいです。雨風によって浸食された岩々がまるで記念碑のように見える絶景ということで、モニュメントバレーという名で呼ばれるようになりました。なお、ここはナバホ族の方にとっては聖地とも言える場所なので、ルールとマナーはしっかり守って観光しましょう。
2. アクセス方法
モニュメントバレーへのアクセスは、最寄りの空港となるラスベガスのマッカラン国際空港へ向かうのが一般的な行き方となっています。
2020年1月現在、日本からの直行便は運航していません。そのためモニュメントバレーに向かうためには、アメリカ国内の主要空港で乗り継ぎする必要があります。日本からであれば、西海岸の主要空港経由が主な行き方となりますね。ロサンゼルス国際空港やサンフランシスコ国際空港、シアトル・タコマ国際空港などから直行便が出ていますよ。
なお、ネバダ州ラスベガスからモニュメントバレーまでは車で約6時間の行程。ハイウェイによる快適かつ爽快なドライブが楽しめるので、レンタカーが最適です。旅程の途中には世界遺産グランドキャニオンもある他、周辺には世界中の写真家が憧れるアンテロープキャニオンもあるため、車で周遊するのがおすすめですよ。
このコースはグランドサークルと呼ばれ、旅人憧れのゴールデンルートでもあります。また、オートバイでドライブしているバイカーの姿もよく見かけるでしょう。豪快なエンジン音とともに走り抜ければ、楽しさの増すドライブになりますね。もちろんツアーバスでの移動もアリです。自分に合った移動手段で足を運んでみてください。
3. 訪れるのに最適な時期は?
モニュメントバレーは荒野が広がる地域で、降水量は年間でも15cmほど。1年を通して晴れている一方、雨や雪が降るのは11月~3月の間がほとんどです。
暑いのが苦手な方は、5月~6月もしくは9月~10月が過ごしやすくておすすめ。この時期は降水確率も低く、晴天になること日も多いですよ。そのため、晴れ晴れとした空気の中で絶景を堪能することができるでしょう。
また、乾燥していますが真夏でもそこまでじっとりした暑さは感じないため、晴天の多い7月~8月でも観光は可能です。しかし、紫外線・乾燥・暑さ対策をきちんと準備しておく必要があります。
4. ビジター・センター
「ビジター・センター」はモニュメントバレーを代表する絶景ポイント。モニュメントバレー周辺には主要な観光都市がないため、このビジター・センターを訪れてのんびりとモニュメントバレー散策をするというのが一般的です。
ここからは3つ並んでいる岩々を眺められます。中央にあるのはライトミトン(別名イーストミトン)、左側にあるのはレフトミトン(別名ウェストミトン)で、右側にあるのはメリックビュートです。ビジター・センターは少し高台となっているため、眺めはまるで絵画を見ているような感覚になるでしょう。
日中の景色も素晴らしいですが、やはりおすすめの時間帯としては朝日や夕日に照らされる朝夕。この時間帯はモニュメントバレーが黄金や真紅に染まり、幻想的な風景を堪能することができます。周辺にはホテルやロッジがあるので宿泊も可能です。旅程に余裕があるなら宿泊して眺めるのもおすすめですよ。
もちろん、レストランやお土産店もあるので、アメリカ旅行を考えているならこのビジター・センターを起点に楽しんでみてはいかがでしょうか。観光で訪れるならここで重たい荷物を預けてトレッキングに出かけるなど、無数の楽しみ方が実現できます。
5. スリー・シスターズ
モニュメントバレーには浸食された3つの岩が残っている場所があり、それらの岩々はまとめて「スリー・シスターズ」と呼ばれています。修道女がベールに包まれているかのような美しい姿が見られることで知られ、観光客にも人気です。
人によってはシスターには見えないかもしれませんが、それでも見る角度によって様々な絵を見せてくれるので、ぜひとも自分の想像力を掻き立てて眺めてみてくださいね。
6. トーテム・ポール
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モニュメントバレーでも人気のスポットと言えば、高さ約250mの細長い岩「トーテム・ポール」です。文字通りトーテム・ポールのような形をしていて、今にも倒れそうな姿になっています。しかし倒れることはなく、今に至るまでずっとこの姿勢を保っているのです。
現地では”ナバホ族の伝説に出てくる踊り子たちの姿"に似ていることから命名され、ずっと眺めているとパワーをもらえるような感覚になるでしょう。モニュメントバレー自体がパワースポットとして有名なので、スピリチュアルに興味がある人も訪れてみてはいかがでしょうか?
7. フォレストガンプ・ポイント
映画『フォレストガンプ/一期一会』のワンシーンで登場したロケ地として有名なのが、「フォレストガンプ・ポイント」です。このポイントから見えるテーブル状の台地に一直線の道路が続く景色は、アメリカらしさ満点!その壮大なスケールに思わず圧倒されるでしょう。
看板があるのでそこで写真を撮るのが人気となっています。中にはローカルの観光客も訪れていて、「一緒に写真を撮らない?」なんて話しかけられることもあるそうです。
◎ さいごに:レンタカーでもツアーでもおすすめ!
モニュメントバレーへはレンタカーでもツアーでもアクセス可能です。自由にアメリカの道路を走ってみたい方はレンタカーがおすすめですが、運転に不安のある方はツアーがいいでしょう。モニュメントバレーに行くことに変わりないので、どちらで訪れても満足できますよ。これは訪れた人が口々にすることなので、ぜひその圧倒的な地球の力を感じてみてください。