宮城蔵王で人気の観光スポット10選!紅葉に温泉に自然とのふれあいを満喫

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宮城蔵王で人気の観光スポット10選!紅葉に温泉に自然とのふれあいを満喫

東北の名峰蔵王連峰は、大きく東の宮城蔵王と、西の山形蔵王という2つのエリアに分けられます。蔵王町を中心とする宮城蔵王には、こけしで有名な遠刈田温泉(とおがったおんせん)をはじめ、大小さまざまな温泉が点在。また山頂近くには神秘的な火口湖「御釜(おかま)」があり、紅葉の素晴らしい蔵王エコーラインで簡単にアクセスすることができます。また近年では、外国人観光客の間で話題の可愛らしい動物とのふれあいスポットも人気!ここではそんな宮城蔵王の見どころを7選にまとめてご紹介します。

▶ こけしに珍しいキツネも!蔵王町・遠刈田温泉おすすめ観光スポット

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宮城蔵王で人気の観光スポット10選!紅葉に温泉に自然とのふれあいを満喫

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1. 紅葉の絶景ドライブ!「蔵王エコーライン」

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蔵王エコーラインは、宮城県の遠刈田温泉から御釜の脇で蔵王の峠を越え、山形県上山市へと至る約26kmのドライブウェイ。とくに緩やかな尾根をつづら折れに上る宮城蔵王側のルートは、紅葉の海の中を抜ける絶景のドライブコースですよ!

そのため秋のハイシーズンには、山形県側はなんともないのに宮城県側だけ大渋滞ということも。それでも途中の景色が素晴らしいので、ノロノロ運転でも目が飽きることはありませんよ。もちろん新緑など他の季節に走っても爽快ですが、冬季は山頂付近が閉鎖となるのでご注意ください。

また、蔵王エコーラインを通って御釜手前の山頂駐車場までは、東北新幹線白石蔵王駅またはJR東北本線白石駅からバスも出ています。所要時間は約1時間40分で、遠刈田温泉からなら1時間弱です。

2. 一度は見たい!エメラルドグリーンの湖面「御釜」

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蔵王のシンボルともいわれる「御釜(おかま)」は、エメラルドグリーンの湖面が美しい火口湖です。季節やその日の天気によって少しずつ色が変わるため、「五色沼」とも呼ばれています。

御釜へは、宮城蔵王から蔵王エコーラインを上って蔵王刈田リフトに乗るか、蔵王ハイライン(有料山岳道路)へ乗り継いで山頂手前まで行きます。そこから歩いて3分ほどで、この神秘的な景色に出会えますよ。

また紅葉シーズンには、秋色に染まった火口丘と湖面の緑青色の、絵画のように美しいコントラストが味わえます。エコーラインドライブから御釜へのコンボは、宮城蔵王の王道観光コースです。

3.「滝見台展望台」で3つの滝を堪能!

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蔵王エコーラインに入って最初のつづら折れを上ったところに、3つの滝が見られる「滝見台展望台」があります。真向かいを3段に流れ落ちる「三階滝」、蔵王連峰で最も大きな「不動滝」、山頂の稜線をバックに流れる「地蔵滝」と、それぞれに特徴があって見ごたえあり!とくに正面に見える三階滝の、緑や紅葉の時期の美しさは格別ですよ。

展望台には一般車で約10台分ほどの駐車スペースがあります。御釜まで登る余裕がないときでも、ここまでならそれほど時間も労力もかからないのでおすすめです。ただしバス停はないので、観光の際は車が必須です。

4. 蔵王名物の樹氷を間近で!「宮城蔵王すみかわスノーパーク」

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冬の蔵王といえば樹氷が有名ですね。樹氷観光では山形県側の山形蔵王温泉スキー場が最もよく知られていますが、実は宮城蔵王でも見ることができるんです!

蔵王エコーラインの中途にある「蔵王すみかわスノーパーク」では、樹氷を脇目にスキーやスノーボードを楽しむことができます。規模は山形蔵王より小さいですが、こちらは「ワイルドモンスター号」と呼ばれる雪上車で樹氷を間近で鑑賞できるのも大きな特徴!小さな子どもから年配の方まで、専属ガイドの方の楽しいトークを聴きながら気軽に参加できますよ。

雪上車の中は暖房完備なので、いつでも快適。山形蔵王に比べて晴天率が高いのもメリットです。ワイルドモンスター号ツアーは1日2回催行の予約制なので、興味のある人は早めに予約しましょう。

5.一日中楽しめる!「蔵王ハートランド」

宮城蔵王の高原地帯は酪農や牧畜もさかん!カップルや家族連れでアクティブに過ごずなら、「ふれあい牧場 蔵王ハートランド」がおすすめです。

東京ドーム約20個分という広大な牧場では、ヤギやヒツジ、牛やうさぎたちと触れ合えます。搾りたて新鮮なミルクを使った乳製品も自慢で、チーズの鉄板焼き「ラクロネット」は当ランドの名物!定番のチーズフォンデュや、オリジナルチーズソースのナポリタンなども人気ですよ。

30分でできるカッテージタイプから、2時間を要する濃厚チーズのマスカルポーネまで、チーズ作りの体験もできますよ。小さなお子様には、アイスクリーム作りやペットボトルでシャカシャカと楽しめるバター作りはいかがでしょう。

6. モフモフかわいい!「宮城蔵王きつね村」

「宮城蔵王きつね村」は、自然に近い環境の中で100頭以上のキツネを放し飼いにしているフォックステーマパーク。おなじみのキタキツネはもちろん、銀ギツネやホッキョクギツネなど計6種類のキツネたちが出迎えてくれます。人工的かつ安全に繁殖・飼育しているので、歩けば後ろから付いてきたり、人懐っこく愛らしい表情を見せてくれますよ。

写真も撮り放題なので、ぜひお気に入りの一枚が撮れるまでじっくり触れ合ってみてください。とくに寒さに備えてモフモフになる冬もねらい目!世界的にも珍しいキツネとじゃれあえる観光スポットとして、ネットを通じて外国人観光客にも大人気です。

7. 作り手の思いを感じてみよう!「みやぎ蔵王こけし館」

宮城県の食べ物以外のお土産というと、こけしを思い浮かべる人も多いでしょう。蔵王の懐に抱かれた遠刈田温泉は、三大こけしの1つといわれる名産地です。

東北の伝統こけしは全部で約11系統あり、遠刈田系は細身で頭のてっぺんから額、頬にかけて赤い飾り模様が描かれるのが特徴。遠刈田温泉街の川向うに建つ「みやぎ蔵王こけし館」では、遠刈田系をはじめ全国の伝統こけしなど約5000点が展示されています。

実演コーナーでは、熟練の木地師による匠の技を目の前で見学できますよ。販売コーナーでお土産に購入できるのはもちろん、絵付けの体験コーナーもあり!自分だけのオリジナルこけしは、宮城蔵王の思い出の一品になるでしょう。

8. 蔵王紅葉の穴場!「長老湖」

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御釜のある蔵王連峰最高峰の熊野岳から、エコーラインの峠を挟んだ南側の不忘山も、隠れた紅葉の名所!とくに宮城蔵王きつね村から車で10分足らずの長老湖では、静かな湖と真っ赤に燃える森の木々の絶景が味わえます。

山の中の小さな湖には数台分の駐車スペースがあるだけで、湖畔にはこれといった観光施設もありません。ただただ自然の森閑に埋もれて、蔵王の雄大な景色に吸い込まれるのみです。人込みを気にせずじっくり風景を味わいたいという人に、ぜひおすすめの穴場スポットですよ。

9. 蔵王の秘湯の一軒宿!「峩々温泉」

蔵王周辺には多くの名湯がありますが、なかでも異色の存在なのがこの峩々温泉(ががおんせん)。エコーラインから濁川の渓谷へ降りた谷底にある一軒宿で、かつては長期滞在の湯治客が集うところでした。

峩々温泉のお湯は日本三大胃腸病の名湯といわれ、とくに飲泉による慢性消化器病や慢性便秘解消に効果が期待できるとされています。源泉かけ流しのお湯は、入ればもちろん体の芯まで温まりますよ!

ちなみに今では外観は昔のままで、現代的な旅館に改装されています。日帰り入浴は宿泊者用とお湯が異なるので、温泉を味わうならぜひ宿泊してみてください。

10. 伊達政宗も入浴した!?「青根温泉」

遠刈田温泉と峩々温泉の中間付近に位置する青根温泉は、江戸時代に仙台藩伊達家の御殿湯が置かれていたという格式ある出湯。温泉街の旅館の1つ「湯元不忘閣」には、藩主専用の湯殿であった青根御殿が再建されています。

「不忘閣」とは独眼竜こと伊達政宗が名付けたともいわれ、政宗公も入ったかもしれないお湯と思うと贅沢感も増しますね!ただしこちらも日帰り入浴は行っていないので、立ち寄りの方は共同浴場「じゃっぽの湯」をご利用ください。

◎まとめ

宮城蔵王観光の交通拠点となる遠刈田温泉へは、仙台駅から宮城交通バスで約1時間。車なら、東北自動車道白石ICまたは山形自動車道宮城川崎ICから30分ほどの距離です。宮城を代表する紅葉の名所であるとともに、冬には樹氷、夏には万緑と、季節ごとに違った表情と魅力を見せてくれる蔵王。仙台や松島だけでなく、宮城を訪れる際はぜひ蔵王方面にも目を向けてみてください。

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