新鮮な海の幸だけじゃない!気仙沼の観光スポット14選

画像出典:LEOSHOU/PIXTA(ピクスタ)

新鮮な海の幸だけじゃない!気仙沼の観光スポット14選

気仙沼は、漁場に恵まれた町で古くから海産物が豊富なことで有名です。漁港の町というと魚が美味しい、活気あふれるというイメージがありますが、気仙沼はまさにそのイメージ通りの町。どこに行っても新鮮な魚介を食べることができて、どこを観光しても人々の笑顔がありますよ。

気仙沼は、リアス式海岸特有の入り組んだ形状の海岸線を持ち、波の浸食によって自然が創り出す地形は、風光明媚な景勝地として、全国的にも名高い観光スポットになっています。

観光すれば必ずや元気をもらえる。そんなパワースポット的な気仙沼の厳選観光地を紹介します!

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新鮮な海の幸だけじゃない!気仙沼の観光スポット14選

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1.リアス・アーク美術館

気仙沼を観光したらぜひ訪れて欲しい場所の一つに、リアス・アーク美術館があります。こちらは、東北や北海道の美術に加え、生活文化の普及、漁村文化や食文化、歴史と民俗を研究、展示する博物館的要素を持つ美術館です。

気仙沼はご存知のとおり、2011年に起こった東日本大震災による津波で大きな被害を受けた地域の一つ。リアス・アーク美術館では、津波を単に自然現象と捉えず、過去に何度も遭ってきた津波災害も含めて歴史的・文化的現象という観点から継続的に調査し、地域再生のための記録として様々な被災物を常設展示しています。

リアス・アーク美術館内にはカフェとして利用することもできるレストランがあるので、観光で近くを訪れた際や、館内を回った後に美術館を囲む緑や気仙沼湾を眺めながらのひと休みもよさそうですね。

こちらのレストランには、気仙沼産の海の幸、山の幸が味わえるメニューがあり、観光客にも人気です。中には、前日までに予約が必要なものもありますので、営業時間と合わせて事前に確認してから行かれることをおすすめします。

2.気仙沼 海の市/シャークミュージアム

「グルメ」「ショッピング」「学ぶ」をキーワードに展開する、家族みんなで楽しめる一大観光スポットです。建物の形状をうまく利用してサメに見立てたユニークさが道行く人の目を引きます。

広い館内には、気仙沼らしさを前面に出したお寿司屋さんや、魚介類を使った創作料理を出すお店が入っていて、どのお店もメニューの多さに目移りしちゃいます。漁港のそばというロケーションに、鮮度のよさも期待大ですよ。

ショッピングコーナーでは、こちらもやはり漁港の町ならではの水産加工品のほか、気仙沼観光キャラクターの「ホヤぼーや」を焼き印したお菓子も売っています。広い売り場でゆっくり観光土産を選ぶことができます。

そして、気仙沼といえばフカヒレです。食べるだけでなく、サメへの理解を深めることができるのが、「シャークミュージアム」です。日本で唯一のサメの博物館として2015年にリニューアルオープンしました。

シャークミュージアムは、迫力満点、実物大のサメがお出迎え。知られざるサメの生態のほか、気仙沼とつながりの深い海をまるごと展示しています。子どもも大人も、観光で訪れた方もみんな夢中になれる空間となっていますよ。

3.復興屋台村 気仙沼横丁

2011年11月、気仙沼の復興を願って、仮設店舗の連なる復興屋台村は出来上がりました。

飲食店からお土産品、鮮魚を扱うお店まで入っていて、観光客だけでなく、地元の人々で大いににぎわっている場所なんです。今や気仙沼観光のメッカと言っても言い過ぎではありません。観光地広しといえども、気仙沼横丁ほど地元の人々と交わえる所はそうはありませんよ。

ラーメン、うどん、とんかつ、韓国料理屋までそろってる。ここでも気仙沼ならではの海鮮料理やマグロを堪能できるお店に出会えます。復活した気仙沼産の地酒もそろっているので、心ゆくまで気仙沼を味わい尽くしてください。

4.気仙沼復興商店街 南町紫市場

文字通り、東日本大震災からの復興を目指して立ち上がった仮設店舗の商店街のひとつである南町紫市場は、JR気仙沼駅から徒歩でも約20分で行くことができるという便の良さ。公共の交通機関を利用して観光する人にもオススメです。

隣接する駐車場がすぐにいっぱいになってしまうほど、こちらの仮設商店街には多くの人がやって来ます。食事処以外に、生活雑貨や生鮮食品、薬局、花屋など何でもあるため、一日中活気に満ちていますが、お酒も飲めて食事もできるお店はどこも気兼ねなく入れる雰囲気で、観光がてら、ふらっと入っても全く違和感がありません。

営業時間は店舗ごとに異なるので、気になるお店があれば事前に調べてから行くのがよいでしょう。

漁港のそばなので魚介類が新鮮で美味しいのは言うまでもありませんが、トンカツもけっこうイケるんです。コロッケ屋さんは店内で食べられるほか持ち帰ることもできます。昼間なら、揚げたてをほおばりながら、気仙沼湾を眺めて食べ歩きというのもいいかもしれませんね。

5.気仙沼お魚いちば

東日本大震災からわずか4ヶ月という短い期間で営業を再開しただけあって皆さんの威勢がよい「気仙沼お魚いちば」です。訪れるだけで元気になれそうですよ。

「港町レストラン鮮」では、気仙沼名産の新鮮な海の幸を存分に味わうことができます。いろんな海鮮丼、マグロやサンマの定食、フカヒレが丸ごとのったラーメンのほか、サメのカツで作った復活(フカカツ)バーガーなんていうものもあります。また、単品メニューも揃っているので、酒好きには楽しみの幅が広がりますね。

どれをとっても漁港直送のため美味しいのは言うまでもありませんが、海産物を生で食べるとその違いは一目瞭然。まるで別もののような食感は、食べた人は気仙沼のとりこになってしまいます。

お腹を満たした後は、鮮魚コーナーで三陸産の旬のものを買って帰ることもできます。気仙沼観光の良いお土産になりますよ。

6.気仙沼プラザホテル

気仙沼で温泉に入れるホテルの一つ、気仙沼プラザホテルを紹介します。

JR気仙沼駅から車で10分、大島観光にも便利なフェリー乗り場が近いことに加え、海沿いの高台という立地条件で人気があるこのホテルの魅力は、なんといっても、海を眺めながら入る温泉です。

男女ともに露天風呂がありますが、大きなガラス張りの窓越しに海を眺めながら入ることのできる「眺望海遊風呂」もあります。海水のようにしょっぱい温泉は、一日中観光で疲れた手足をゆったり伸ばしていると、自然と体がぷかぷか浮いてきますよ。ぜひお試しください。

観光の合間に入浴できるとあり、「日帰り入浴」は、観光客に特に人気があります。「日帰り入浴ワンコインデー」の日にはお得に入浴することができます。

日程は月ごとに異なり、ホームページで事前に確認することができますよ。また、入浴時間は昼の部、夜の部に分かれていますので、こちらも確認してから行ってくださいね。

宿泊先を選ぶ際のポイントとして、お風呂も大事ですが、お食事も忘れてはいけません。特に観光先でのお食事は大事ですよね。

漁港を目の前にした気仙沼プラザホテルでは、そのままでも美味しい、水揚げされたばかりの新鮮な魚介類をふんだんに使った料理を味わうことができます。館内にある和食処「海舟」は海鮮丼、寿司、定食、一品料理などのほか、地酒の品ぞろえもよろしいので、気仙沼のグルメを堪能できますよ。

7. 気仙沼大島

気仙沼港の観光桟橋エースポートから船に乗ることおよそ30分、緑の真珠と詠われるほど美しい東北最大の有人離島、それが気仙沼大島です。島の北側に位置する亀山の山頂からは、その美しい島を一望することができるんです。大島観光したらぜひ見てみたいですね。

大島には旅館、民宿が多数あり、宿泊費は1泊2食で7,000円前後から。新鮮で美味しい魚介と海の眺望が自慢の宿ばかりです。

大島で体験できるアクティビティのほとんどがマリンスポーツや地引網体験など海での遊びがメインですが、ガイドさんが案内してくれるトレッキング、レンタサイクルなどもあり、大島の魅力を余すところなく味わえるプランがたくさんあります。

ここでしか体験できないものとして、防災教育に関する講話や震災講話などがあります。防災教育内湾遊覧は、船で被災状況を見ながらガイドしてもらえます。

東日本大震災の被害が大きかった気仙沼大島では、島民と一緒に当時の話を聞きながら海岸清掃など、観光地の整備等をするボランティア体験もできますので、気仙沼大島を観光したら、ぜひ体験してみてください。

8. 岩井崎「潮吹岩」

岩井崎は、観光客が必ずと言ってよいほど足を運ぶ、三陸復興国立公園内にある岬です。

石灰岩からなる岩井崎は、長年海水に浸食されたため岸壁に孔ができ、そこに打ち寄せられた波がダイナミックに噴き上げることから「潮吹岩」と呼ばれるようになりました。干潮時に波が荒れたときなどは、噴き上げる潮の高さが増します。雄大な太平洋をバックに大自然が作り出した迫力ある現象、観光したならぜひ見てみたい光景ですよね。

また、松林の景観の美しい岩井崎には、海中にいたサンゴ、アンモナイト、二枚貝ほか数十種類もの化石がびっしり岩を埋め尽くしている場所があります。観光地でこれほどの規模の化石を目にするのは珍しいでしょう。化石を前に、岩井崎が海の底であった2億5千年前に思いを馳せてみるのも楽しいですよ。

9. 岩井崎 「雷五郎像」と「龍の松」

気仙沼の岩井崎といえば「潮吹岩」が有名ですが、こちらもぜひ観光してほしいスポットです。

2011年に襲った津波によって被害に遭った松は枝が折れてしまったものの、その姿が奇しくも天に昇る龍の形に見えることから「龍の松」と呼ばれ、観光客の人気を呼んでいます。

そして、相撲好き必見!同じく岩井崎のある国立公園内には、江戸時代に活躍したご当地出身の横綱・秀ノ山雷五郎の銅像があるんです。歴代の横綱の中で最も背が低く、どこの相撲部屋でも門前払いされるほどだったとか。それでも112勝を上げる立派なお相撲さんとなりました。厳しい寒さが培った東北魂が感じられますね。

この雷五郎像、東日本大震災の津波にも流されることなく「残った」ことで、被災した人々に勇気を与えることとなりました。観光で訪れたら、ぜひその雄姿を目に焼き付けてください。

10. 巨釜・半造、折石

豊かな海の幸と景勝地として有名な唐桑半島にある、大自然が創り出した観光スポットです。

◆巨釜・半造(おおがま・はんぞう)

なんだか人の名前のようなユニークな響きの巨釜半造。巨釜とは、海岸線が入り組んだ岸壁に当たって泡立つ波が、あたかも釜の中で煮えたぎった湯のように見えるのでそう呼ばれています。

半造とはこの一帯が、アワビなど海の資源が豊富で暮らしぶりが繁盛したことから、繁盛がなまって「はんぞう」と呼ばれるようになったとか、釜が半分しかないような形状をしているからなどの諸説があります。

巨釜と半造は遊歩道で結ばれているので、観光で訪れたら海蝕によってできた奇岩の造形美を鑑賞しませんか。リアス式海岸を間近に感じられますよ。

◆折石(おれいし)

高さ16メートルの大理石の石柱は、明治の三陸大津波で折れてこの名がつきました。気仙沼屈指の撮影スポットとなっています。海中にそそり立つ姿を目の前にしたら、観光客のみならず誰でもカメラを向けたくなるのも分かりますね。

11.早馬神社(はやまじんじゃ)と無形民俗文化財

建保5年に創建され、安産・厄除け・交通安全・必勝祈願などで「早馬さん」「権現様」の愛称で地元の人々から信仰されてきました。

東日本大震災では唐桑半島も多くの被害を出し、早馬神社も例外ではありませんでした。被災直後からボランティアを受け入れて唐桑地区の復興への足掛かりを作りましたが、復興祈願の石碑が建った現在では、語り部活動や津波の観光客への説明などの活動に一層力を入れています。

早馬神社と関わりが深いものに、宿打囃子獅子舞(しゅくうちばやしししまい)があります。唐桑にはいくつかの無形民俗文化財がありますが、なかでも宿打囃子獅子舞は、唐桑にある早馬神社に、大漁後極豊穣を祈願して古くから奉納されてきた豪華なお囃子と舞で、享保年間に伝わったと言われています。

そのほかにも、慶事の席で舞われる「小鯖神止り七福神舞」(こさばかどまりしちふくじんまい)や「只越七福神舞」(ただこししちふくじんまい)などがあります。観光で訪れたら、おめでたい舞をぜひみてみたいですね。

12. 大理石海岸

気仙沼の市街地からちょっと離れて、静かな観光を楽しんでみてはいかがでしょうか。

唐桑半島の北にあり、カキやホタテの養殖で知られている広田湾には、とってもオシャレな観光地があるんです。それが「大理石海岸」。

湾内の静かな入り江に広がる大理石。その白と海の碧がかった青のコントラストが見事な大理石海岸は、かつてはその質の良さで多くが切り出され、装飾品にもなったほど。現在は、大理石と景観を共に保護するため切り出しはされておらず、観光客が訪れるのみです。

岩手県との境近くで、気仙沼と陸前高田市を結ぶ道路から近いのも観光に便利ですね。

13. 道の駅 大谷海岸

海水浴場で知られている大谷海岸を前に建っているのが「気仙沼市元吉農林水産物直売センター」と店舗に大きく書かれた「道の駅 大谷海岸」です。その日の朝獲れたばかりの新鮮な魚介類や海苔のほか、その日の朝採れた野菜、お弁当などが売られています。観光がてら寄る人だけでなく、夏は海水浴客にも多く利用されるんですよ。

「道の駅 大谷海岸」に訪れる人のお目当ては、隣接されている食堂で食べられる、新鮮な魚介を贅沢にのせた海鮮丼やフカヒレラーメン。カレーライスも大人気です。

中でも三色まぐろ丼はマグロ漁船が多い気仙沼ならではの絶品。道の駅でこんな本格的な海鮮料理がいただけるとあれば、わざわざ車で遠方から食べにくる観光客がいるのもうなずけます。

気仙沼特産のフカヒレソフトもありますよ。味は食べてみてのお楽しみです!

14. 夜景もオススメ 安波山

「航海の安全と大漁を祈願する」という名前の由来どおり、安波山は気仙沼湾を上から見守っているように、気仙沼湾から2kmほどの市街地の北側にあります。

市街地から5合目の駐車場までは車で5分ほどという便利さで市民や観光客に親しまれています。

駐車場から山頂まで15分ほど歩く途中には1つの展望台がありますが、崖に突き出していてちょっぴりスリリングな気分を味わえます。

6合目は「ひのでのてらす」、8合目は「ほしのてらす」とそれぞれに名前があります。6合目には「海のみえるおべんじょ」とユニークなネーミングの休憩ポイントもあります。

「ひのでのてらす」「ほしのてらす」、それぞれから気仙沼湾を見下ろすだけでも登った甲斐があるというものですが、標高239mの山頂からは、更に湾の形が手に取るように分かるほどに眺望がよくなります。気仙沼湾を隔てた大島も形よく海に浮かんで見えますよ。

この安波山、観光客におススメの気仙沼の夜景スポットなんです。駐車場から「ひのでのてらす」までの登山道にフットライトが整備され、夜10時まで点灯されていますが、傾斜が急な山道なので、観光で訪れる際は懐中電灯で足元を照らすなどの準備をしたうえで楽しんでください。

また、市街地から遊歩道で登山気分を楽しみたい人は、観光ガイドマップなどを入手したうえで行きましょう。

◎まとめ

気仙沼を丸ごと体験できる観光スポットを紹介してきましたが、いかがでしたか。気仙沼でしか味わえないほど旬な魚介類を食べられるお店の紹介が多かったですが、それほど気仙沼はどこを観光しても美味しい海のごちそうをいただける町なんです。

気仙沼弁では「一緒に仲間に入りましょう」というのを「はまらいん」と言います。笑顔と活気に満ちた気仙沼を観光して、身も心も元気になる体験をしてみてくださいね。気仙沼さはまらいんや!

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