名称:戸村フーズ
住所:宮崎県日南市大字東弁分乙345-7
公式・関連サイトURL:http://www.tomura.com/
「南国」と形容されることが多い宮崎県ですが、県内各地には特色のある場所が多く、今回紹介するお土産の場所である日南市には、九州の小京都と名高い飫肥地区があります。重要港湾となっている油津港は、遣隋使時代から中国大陸と日本を繋ぐ貿易拠点となりました。戦国時代はその港の利権を伊東氏と島津氏が争い、100年以上続いたと言われ、今の日南市になったのは2009年のことです。
歴史的にも興味深い日南市ですが、自然豊かな景色を楽しめることでも有名です。美しい海岸線を楽しめる日南海岸は、心が飛び立つような開放感が堪りません。自然豊かで歴史ある日南市は多彩な特産物があり、持って帰りたくなるお土産がたくさんあります。今回は宮崎県日南市の定番のお土産から隠れたお土産を厳選してご紹介します。
目次
厳選!城下町の情緒が溢れる宮崎県日南市のお土産10選をご紹介
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1.戸村フーズ 「戸村本店の焼肉のたれ」
万能調味料の一つ、焼き肉のたれ。エバラが全国的に有名ですが、宮崎では戸村フーズの「戸村本店の焼肉のたれ」がぶっちぎりのシェアナンバー1です。宮崎県日南市にある戸村フーズは元々お肉屋さんで、この焼き肉のたれは肉の漬け込みだれでした。お客様に漬け込みだれを分けてほしいと言われ、売り出すことになりました。
バナナ、リンゴ、しょうがやにんにく等が入ったフルーティーながらも濃厚で、ごはんに合うと評判の戸村の焼肉のたれは、野菜炒めや唐揚げの下味に使えます。そのままご飯にかけて食べる人もいるそうです。焼き肉のたれ以外にもチキン南蛮のたれやドレッシングと幅広いラインナップがあります。また戸村フーズの焼肉のたれは、メジャー商品なので宮崎空港でも手に入り、日南市のお土産としてぜひ購入したい一品です。
2.太陽の香り
太陽の恵みを受ける宮崎県では金柑の栽培が盛んで、宮崎ブランドの一つ「たまたま」を聞いたことがある人も多いと思います。日南市も金柑栽培が盛んな土地で、その金柑をフランスの伝統菓子であるダックワースに挟んだお菓子が「太陽の香り」です。
油津のアーケード街を少し抜けると、「志津屋」という素朴な店構えのお菓子屋さんがあります。「太陽の香り」他にも、ここのお菓子は無添加で自然由来でできたものばかりです。この太陽の香りは長年試行錯誤を凝らし出来上がったもので、食べると上品でさわやかな金柑の甘味や香りが口に広がります。
名称:志津屋
住所:宮崎県日南市岩崎3-7-16
3.おび天
日南市飫肥地区の郷土料理であるおび天。日南市民には昔から親しみのある魚の練り物の揚げかまぼこで、日向灘で獲れる身近な魚を丸ごとすり身にし、豆腐を混ぜ、味噌と黒砂糖で味付けし菜種油で揚げて作られます。豆腐が混ぜてあるのでふんわりと柔らかく、黒砂糖の甘味が独特な風味があります。
おび天は飫肥藩時代からあり、豆腐と味噌を練りこんだ練り製品は珍しいと思います。そのまま食べても野菜炒めやうどんの具としても使え、幅広い料理のアクセントになります。元祖おび天本店のおび天は伝統的な製法で味を守り続けているお店です。
名称:元祖おび天本店
住所:宮崎県日南市飫肥4-1-20
公式・関連サイトURL:http://obiten.co.jp/index.html
4.飫肥杉製品
日南市辺りは飫肥藩の時代から飫肥林業の中心として400年の歴史があります。飫肥杉は油分が多いため吸水性が低く、軽いうえに強度があるので造船素材として取引されていました。最盛期には韓国や中国にも輸出をしていました。
しかし、昭和の終わりになると木造船の需要がなくなり、飫肥林業は衰退していきました。近年、再び飫肥杉の魅力を見直し、地域資源として利用しようと考えるようになり、市役所にプロジェクトチームが設立されました。今では固定概念にとらわれることなく、様々な飫肥杉製品があり、飫肥城大手門近くにある飫肥杉製品ギャラリー「オビダラリー」お店があります。
「飫肥杉だらけ」なギャラリーの略である、オビダラリーには手ごろな箸や、お盆といった身近な日用品が飫肥杉製品が揃っています。賞味期限を気にしなくてはいいので、すぐに会う予定がない人にも最適です。
名称:オビダラリー
住所:宮崎県日南市飫肥4-2-28
公式・関連サイトURL:https://sugi-ya.jp/sugift/
5.鵜戸神宮「おちちあめ」
神話の舞台として有名な宮崎。国定公園日南海岸には鵜戸先岬があり、その端の岩窟に本殿が鎮座する鵜戸神宮は、山幸海幸神話の舞台になった神社として知られています。その神話に出てくるトヨタマヒメにまつわる「おちちあめ」が有名です。
山幸彦と結婚したトヨタマヒメは子供を授かり、出産を迎えました。トヨタマヒメはお産の様子を見ないでほしいと山幸彦に伝えたにもかかわらず、それを破り見てしまいます。サメの姿で子供を産んでいる様子を見られたトヨタマヒメは絶望し恥ずかしく思い海の世界に帰ってしまいます。その際、両乳房を岩にくっつけていきました。
その岩は本殿のある岩窟にあり、「おちちいわ」といわれています。その岩から滴る清水で作ったのが「おちちあめ」です。この飴は安産のご利益で有名で、半透明の飴をお湯に溶かして飲むと、お乳の出もよくなるそうです。
トヨタマヒメの乳房をくっつけた岩で育ったウガヤフキアエズは、後に神武天皇の父親となり、鵜戸神宮に祭られています。妊婦さん以外にも小さなお子さんがいるお母さんにもおすすめのお土産です。
名称:鵜戸神宮
住所:宮崎県日南市大字宮浦3232
公式・関連サイトURL:http://www.udojingu.com/
6.かつお生節
意外と知られていないことですが、宮崎県は「近海カツオ一本釣り漁業量」が日本一です。そして、日南市の南の方に合併前は南郷町と呼ばれていた地区があります。そこはカツオとマグロの水揚げが、町村の中では日本一と言われています。
宮崎名物カツオですが、日南市で加工品として食べることが人気。その代表としてかつお生節がありますが、これは生節と言われカツオやサバなどが獲れる地域で見られる加工食品です。江戸時代以降から生産が盛んになり、鰹節よりも水分量が多いので保存期間そんなに長くなく、流通も制限されていたため、全国的ではありませんでした。
日南市にある安藤水産は、飫肥城藩主伊東公に献上していた鰹節の伝統的な製法をまり続けているお店です。こちらでは、宮崎名物のカツオの加工品を取り揃えているので、ぜひ足を運んでみてくださいね。
名称:有限会社安藤水産
住所:宮崎県日南市大堂津4-5-1
公式・関連サイトURL:http://andosuisan.jimdo.com/
7.厚焼き卵
今日はこれだ!
— Hara-Guro (@norinori640427) August 23, 2015
冷汁、厚焼き卵(飫肥名物)付き pic.twitter.com/jFPkeq9b91
砂糖や玉子が貴重だった江戸時代に家臣から殿様に献上されていたものがあります。それが飫肥城下町名物の厚焼き卵です。材料は砂糖、卵、みりんといった今では簡単に手に入れることができるものばかりですが、プリンのような口当たりや和菓子のような繊細な甘味が特徴的な卵焼きです。
厚焼き卵は宮崎空港にも置いてある日南市の定番のお土産でもあり、飫肥城下町の本町通には厚焼き卵を取り扱っているお店が並んでいます。「厚焼処 おびの茶屋」は江戸時代より伝わる製法を守り続けているお店の一つで、夕方には売り切れてしまうこともある人気店です。お店によって味が異なるので、食べ比べをしてお気に入りの厚焼き卵を見つけてみてください。
名称:厚焼処 おびの茶屋
住所:宮崎県日南市飫肥8-1-12
8.Sweets Factory MITSUKOのチーズケーキ
宮崎県にはチーズ饅頭やぼうちーずといったチーズを使ったお菓子がたくさんあります。チーズ特有のさっぱりとした酸味は、不思議と甘いものが苦手な人でもすんなりと食べられます。日南市には地元の食材にこだわったチーズケーキを提供する「Sweets Factory MITSUKO」というケーキ屋さんがあります。
このお店はお取り寄せ特集では常連で、メディアにも取り上げられたこともある人気店です。「Sweets Factory MITSUKO」のチーズケーキの特徴として、地元宮崎で育った食材を最大限に活かしていることです。砂糖の使用量を抑えて、食材本来の甘味を活かした商品はどれも絶品。多彩なチーズケーキの他にも、プリンや焼き菓子といった持ち運びしやすいお菓子もあるので、きっとお気に入りが見つかりますよ。
名称:Sweets Factory MITSUKO
住所:宮崎県日南市星倉1273-1
公式・関連サイトURL:http://mitsuko-sweets.com/
9.飫肥のむらさき
醤油はどこの家庭にも置いてある、定番の調味料です。一般的には大豆と小麦と塩によって作られるものですが、宮崎の醤油には砂糖や甘味料が追加されます。宮崎だけではありませんが、九州の醤油は甘いことで有名です。日南市はカツオの漁獲量が多く、漁師は甘口の醤油でカツオの刺身を食べるそうです。
日南市にある「安藤商店」は創業100年続く、味噌や醤油を製造している老舗店です。厳選素材である宮崎県産の国産大豆を使用し、1年間以上の発酵期間を設けて出来上がったのが、「飫肥むらさき」です。独特の風味に甘味がありながらも、癖がないこのお醤油は刺身によく合うと評判です。また、刺身用醤油のほかに、鰹節や椎茸、昆布の旨味を加えた万能しょうゆや、宮崎県産大豆を使用した味わい深い濃い口醤油といった地醤油が取り揃えています。
名称:安藤商店
住所:宮崎県日南市飫肥6-7-38
10.飫肥せんべい
松模様の形が目を引く飫肥せんべいは宮崎銘菓を代表するお菓子で、ハネムーンブームから愛されてきた青島せんべいと共に、親しまれています。しかし、飫肥せんべいの歴史はそれよりも古く、元々廃藩置県で職を失った武士が、せんべいのを作る技術を身に着けたことが始まりと言われています。
せんべいといっても草加せんべいのような固くしょっぱいものではなく、原材料はもち米と砂糖のみで、ゴーフルのように、砂糖蜜が挟んであります。飫肥せんべい特有のもち米と砂糖の素朴な甘味があり、アレルギーの心配もありません。地元の人からも愛され続けているこちらの「飫肥せんべい」はお土産に最適でしょう!
名称:銘菓飫肥せんべい株式会社
住所:宮崎県日南市今町2-1-12
公式・関連サイトURL:http://obisenbei.jp/
◎まとめ
今回は日南市のお土産を紹介しましたが、城下町飫肥といった歴史的な地区の老舗といわれるお店の商品は外せません。また、自然豊かな日南市は海産物から農作物も有名で、お土産として持ち運びしやすい加工品もあるので日南市の豊かな自然を気軽に味わうことができます。
今回紹介したお土産のいくつかは、宮崎空港にも置いてある定番商品です。観光の最終日にお土産を買い忘れたとしても、慌てなくてすみそうです。そして、ぜひ手に取って見てほしいものや、実際に行かないと手に入らないものもあり、ぜひとも日南市に旅行に訪れてみてくださいね!
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