奈良県三郷町のおすすめホテル4選｜百人一首にも歌われる紅葉の名所

奈良県三郷町（さんごうちょう）は、観光名所の信貴山の麓に広がる人口約2万3千人の町。人気ドライブウェイの「信貴生駒スカイライン」の入り口でもあり、世界遺産の法隆寺にも近いなど、観光の魅力の詰まったところです。大阪府との境を成す三室山は、「竜田の紅葉」として古くから有名なスポット。百人一首にも、竜田を紅葉を読み込んだ在原業平や能因法師の歌が選ばれるなど、歌枕として親しまれてきました。そんな三郷町に宿をとるなら、どこが良いでしょうか。そこで今回は、三郷町内にあるおすすめホテルを4か所ピックアップしてご紹介します。

豊かな自然をたっぷり味わえるホテルが充実

奈良県と大阪府の境に位置する三郷町へは、大阪・奈良両都市からJRや近鉄で容易にアクセスできます。信貴山に登る途中には朝護孫子寺の門前町があり、宿泊施設もちらほら。近年大門ダムが完成したことにより、水と緑の景色がさらに豊かになりました。

山麓はベッドタウンとなっていて、閑静な住宅街は広がっています。ビジネスホテルの類はないので、三郷町では自然と歴史を堪能できる観光ホテルや旅館をチョイスすることになります。

信貴山観光ホテル

信貴山門前町のランドマークともいえる「信貴山観光ホテル」。大門ダムに架かる朱塗りの海運橋からも、湖水と森に囲まれた風光明媚な建物の姿が望めます。

客室は和室と洋室があり、とくに別館の洋室「華」はゆったりとしてとてもエレガントな空間となっています。大浴場が信貴山エリアで唯一という天然温泉なのも宿の自慢！とくに、桜木が頭上に枝を伸ばす露天風呂の心地よさは格別です。

夕食は、大和路の味覚にこだわった旬の会席料理。奈良の3大ブランド肉「大和牛」「ヤマトポーク」「大和肉鶏」のほか、野菜類も極力地場産のものを使用しています。古代米の「黒米」や太古のチーズの「蘇」など、古都ならではの味覚を存分に楽しめます。

柿本家

柿本家（かきもとや）は、館内全室から信貴山の木々に覆われた山並みを見渡すことができる和風ホテルです。男女別の大浴場からも、四季折々の景色を楽しむことができます。湯上りに季節のデトックスウォーターが用意されているのも、女性を中心に好評を博しています。

和の伝統に洋のエッセンスを加えた「創作会席料理」もホテルの魅力。とくに、宿名にちなんで柿を使った料理が登場するのも、柿本家ならではの趣向です。朝食膳には、ほうじ茶でサラッと仕上げた「大和の茶粥」や自家製豆腐など、ヘルシーなメニューが並びます。

旅亭十三屋

こちらも信貴山門前町の、お風呂と食事が魅力のホテルです。信貴生駒スカイラインに面していて駐車場もあるため、車での宿泊にも便利。客室は12～35畳ととてもゆったりしています。

閑かな和風庭園を眺めながらゆったりと浸かる大浴場で、心も体もリフレッシュ。夕食は季節の懐石料理と鍋料理から選ぶことができ、鍋にはすべてお造りも付きます。懐石のメニューは月替わりで、産地直送・地産地消の旬の食材を1つのストーリーを追いかけるように味わえます。

エスポワール信貴

三郷町でリーズナブルに泊まるなら、部屋貸しタイプの「エスポワール信貴」が便利です。近鉄生駒線信貴山下駅から徒歩3分の近距離にあり、周辺への移動も楽々です。

ごく普通のアパートメントのうち4室が宿泊用となっていて、まるで自宅か友達の家に転がり込んだかのような安心感。アメニティは用意があり、またWi-Fiも無料で使えます。

自転車もレンタル可能なので、気軽に食事や買い物に出かけられます。食材やお惣菜を買ってきて、キッチンで調理したり電子レンジで温めて食事を簡単に済ますのもアリですね。

四季折々の自然を楽しめる旅館

三郷町には、生駒山脈南端の信貴山や歌枕の三室山など、古くから知られた自然のスポットが広がっています。住宅地の開発が進んでいるものの、今もこうした風光明媚な景色は健在！古代人を魅了した四季折々の美しい風景を共有できるようなホテルもいくつか点在しています。法隆寺など大和路を広く旅する際は、ぜひ三郷町の風情あるホテルを宿泊先の候補に入れてみてください。

奈良県三郷町のおすすめホテル4選｜百人一首にも歌われる紅葉の名所