兵庫県豊岡市でおすすめのホテル！城崎温泉とコウノトリが有名な街

兵庫県北部に位置する豊岡市は、天然記念物である貴重な野生のコウノトリが生息する地。町をあげて保護や繁殖などの壮大な取り組みが行われており、コウノトリは市のマスコットキャラクターの1つにもなっています。また市内には多くの観光スポットがあり、「城崎温泉」をはじめ、かつての出石城の城下町であった「重伝建の出石」や山陰海岸ジオパーク「竹野海岸」などが有名です。今回はそんな豊岡のホテルをご紹介します。ぜひ旅の参考にしてみてくださいね。

豊岡といえば城崎温泉

豊岡の観光地といえば、真っ先に城崎温泉をあげられるでしょう。コウノトリが傷を癒やしていたことで見つかったという伝説があり、平安時代から知られ1400年の歴史を誇る名湯です。城崎温泉の特徴は7つの外湯めぐり。浴衣を羽織り、大谿川（おおたにがわ）沿いに温泉街をめぐる姿は日本古来の風情を感じさせてくれる光景です。最寄り駅はJR山陰本線「城崎温泉駅」で、大阪方面から運行している特急「こうのとり」や「はまかぜ」が停車します。

西村屋本館

城崎温泉にある江戸安政期に創業した純日本旅館の「西村屋本館」。創業150年の老舗旅館ならではの日本庭園や古き良き趣が魅力です。自慢の日本庭園は素晴らしい四季の移ろいを感じられ、客室やロビーラウンジから堪能できますよ。

客室は歴史的日本建築を生かした和室が全34室。また城崎温泉の湯を楽しめるお風呂は、檜の香りが漂う大浴場や岩露天風呂などがあります。さらに姉妹ホテル「西村屋ホテル招月庭」のリラクゼーションサロンや貸切露天風呂も利用できますよ。（有料）

また併設している展示室では棟方志功、伊藤博文といった著名人や文化人の作品や、民芸品などを鑑賞できます。宿泊とともに、創業以来の歴史と伝統を感じることができる旅館です。

西村屋ホテル招月庭

前述した城崎温泉の西村屋本館と姉妹ホテルである「西村屋ホテル招月庭」は、緑豊かな50,000坪の森林庭園を眺めることができます。客室は四季折々の美しい自然を望む「庭の棟」をはじめ、2017年にリニューアルオープンした大谿川沿いの和モダンスタイル「月の棟」も。和室84室、和洋室2室、洋室12室の合計98室を用意しています。

旅館自慢の「月下の湯」は温泉大浴場や露天風呂、ミストサウナやジャグジーバスを楽しむことができる天然温泉です。湯上り茶屋ではドリンクを飲みながら、クールダウンするひと時をゆっくりと過ごせる場所です。

美しい森林と温泉を堪能できる「西村屋ホテル招月庭」は、家族での利用はもちろん、ご夫婦・カップル・友人との旅におすすめです。

城崎温泉但馬屋

城崎温泉の中心にある「但馬屋」は、大正15年に建設された木造三階建の歴史溢れる旅館です。館内は古民家再生をモットーに古き良き自然素材を至るところに使用し、モダン和風に仕上げています。

温泉は3タイプの無料貸切風呂。信楽焼釜風呂が2つあるジャグジー付きの「花玄の湯」、斬新な畳敷きの洗い場と格子状の竹が印象的な「竹葉の湯」、レトロな雰囲気の「きららの湯」といった、どちらも個性的なお風呂です。

オールシーズン無料で貸し出ししているオリジナル浴衣は男性は2種類、女性は約100種類から選べます。但馬屋オリジナル湯籠もあるので、城崎温泉名物・外湯巡りのおともにおすすめです。

城崎温泉　料理旅館　翠山荘

城崎温泉にある「城崎温泉　料理旅館　翠山荘」は、京都の名門『京料理旅館高台寺よ志のや』が開業した旅館です。伝統ある城崎の風土を活かしつつ和モダンに仕上げられ館内は、高級感漂う空間となっています。

客室は全10室のみ。和室と洋室があり、食事は専用の個室でとるためプライベートが確保されています。客室数を限っているからこそできる上質なおもてなしが魅力の宿です。

館内には城崎温泉の源泉を直接ひいた内湯が2つあり、サウナや打たせ湯も楽しめます。また外湯めぐりに大事なアイテムである色浴衣の貸し出しは無料。多彩なデザインが用意されているので、お好みの浴衣で温泉街を歩いてみましょう。

城崎温泉川口屋本館

「川口屋本館」は城崎温泉の中央に位置し、情緒溢れる貸切風呂が自慢の宿。石の温もりを感じることができる露天風呂になっていて、石でできた枕があり首へ心地良い刺激を与えてくれます。優しく照らす照明はロウソクのゆらぐ火をイメージしており、心安らぐプライベートな空間です。

全13室ある客室には、空気清浄機や冷暖房、薄型テレビや無料Wi-Fiなどを完備。大谿川を望む客室は風情があり、季節を問わず美しい日本の景色が愉しめます。

料理は料理長が丹念に仕上げた和食メニュー。但馬の海の幸や但馬の恵である「但馬牛」をはじめ、四季折々の旬の食材を地酒とともに堪能できますよ。

オーベルジュ豊岡1925

豊岡市街地にある「オーベルジュ豊岡1925」は、国登録有形文化財「兵庫縣農工銀行豊岡支店」をリノベーションしたホテルレストランです。1階にはかばんやお菓子の町である豊岡を象徴したオブジェが置かれており、その中央の時計は1925年の北但大震災が起きた時刻が。豊岡の復興への願いが詰まったもので、施設の名称にもその年数が使用されています。

昭和初期の近代建築を生かしたレトロな雰囲気の客室は、全部で6室。備品等には豊岡の伝統工芸技術が感じられる手作りキーホルダー付の鍵や、地元製造メーカーが製作したオリジナルハンガーを用意しています。

宿のメインはやはり上質なお料理。数々の受賞歴を持つ有名シェフ監修の本格フレンチが楽しめます。食材は但馬の新鮮な野菜や魚介、但馬牛や契約農家から仕入れた米などを使用。文化財に滞在しながら、美味しい食も堪能できますよ。また観光スポットの城崎温泉へは車で約20分の立地です。

豊岡スカイホテル

「豊岡スカイホテル」はJR豊岡駅から徒歩5分、コンビニやスーパー、飲食店なども豊富な市街地にあるビジネスホテルです。

客室はシングルルームやシングルデラックスルームなど、全50室。全室に冷蔵庫やテレビなど必要な備品が揃い、無料のLAN対応（有線・Wi-fi）になっています。ビジネスホテルとは思えないゆとりあるベッドや、ナノケアドライヤー・スチーマーを無料で貸し出しているため、女性の方にも好評です。

ホテルの門限はなく、暗証番号で何度でも出入りが可能。清算はチェックイン時なので、スムーズにチェックアウトできますよ。駅チカならではの便利な「豊岡スカイホテル」は、ビジネスのみならず、観光にもおすすめのホテルです。

山の家浄山神鍋ハイランドホテル

満天の星が楽しめ、山陰海岸ジオパークにも認定されている豊岡市日高町の「神鍋高原(かんなべこうげん)」。そのシンボル的な神鍋スキー場の開拓30年を記念して、1951年（昭和26年）に建設されたのが「神鍋ハイランドホテル」です。

客室は全25室。6～10畳和室がメインで、その他にユニットバス付和室や4.5畳和室などがあります。館内には多目的ホールや120名まで席を用意できる食堂があるので、家族での利用はもちろん、合宿や研修会などでも多く利用されています。

豊かな食材が揃う神鍋高原だけに、食事には高原野菜や黒毛和牛などがいただけますよ。また高原ならではのアクティビティが魅力で、トレッキングやパラグライダー、紅葉巡りやウィンタースポーツなど、1年中満喫できます。大自然の清らかな環境で滞在したい方へおすすめのホテルです。

休暇村竹野海岸

日本海に面する竹野海岸の小高い丘に建つ「休暇村竹野海岸」。館内に併設されている自家源泉の「漁火の湯」は、海抜60mに位置する湯処。その名のごとく雄大な日本海と、夏の風物詩である漁火（いさりび）が眺められます。

食事は日本海の新鮮な魚介と地元の野菜を使った会席料理で、四季折々の味に舌鼓を打てますよ。特に秋から冬にかけて提供される松葉がにのメニューや、通年味わえる但馬牛は絶品です。また「地元の素材」と「手作り」が魅力の朝食洋ビュッフェは、約30種類のメニューが堪能できますよ。

ホテル周辺には観光スポットも多く、少人数でも家族やグループでの滞在でも最高のロケーションです。

遠い印象を受ける豊岡。実は飛行機で行ける！

日本海側にありアクセスに時間がかかると思いがちな豊岡ですが、飛行機でのアクセスが便利なことをご存じでしょうか？東京国際空港(羽田空港)を朝出発し、大阪国際空港(伊丹空港)で乗り継げば、約2時間弱で午前中に豊岡の「コウノトリ但馬空港」に到着します。空港からJR「豊岡駅」はもちろん、城崎温泉最寄り駅のJR「城崎温泉駅」までは連絡バスも運行しているため、とてもアクセスしやすいですよ。

兵庫県豊岡市でおすすめのホテル！城崎温泉とコウノトリが有名な街