イカと朝市の町で歴史と自然を噛みしめよう!呼子の観光名所12選!

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イカと朝市の町で歴史と自然を噛みしめよう!呼子の観光名所12選!

イカと朝市で名高い呼子(よぶこ)は、佐賀県北部の東松浦半島の先端近くに位置する静かな漁港の街です。博多駅からも佐賀駅からも鉄道1本で来られる唐津から、バスで40分ほどとアクセスも良好!観光客向けに駐車場も整備されているので、自家用車で訪れるのもオススメです。

呼子へ来たなら、ぜひ海を望むホテルや旅館に宿泊し、翌朝早くから朝市の雰囲気を味わいたいですね!付近には豊臣秀吉が築いた幻の巨城名護屋城や、呼子大橋で九州本土と直結している加部島などの観光名所も数多く点在していますよ。

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イカと朝市の町で歴史と自然を噛みしめよう!呼子の観光名所12選!

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1.呼子朝市

日本三大朝市のひとつに数えられている呼子の朝市。ウニやアワビなど新鮮な魚介類はもちろんのこと、野菜や果物、季節の花などさまざまな品が露店に並びます。呼子の街を縦貫する3本のメインロードの1つが会場の朝市通りで、毎日朝の7時半から威勢の良い掛け声が飛び交います。

普通にお土産を買い求めるのも良いですが、せっかく賑やかな朝市に来たのですから、店のおばちゃんと値段のやりとりを楽しんではいかがでしょうか?200mほどの朝市通りを往復するだけで、呼子観光をしっかり満喫できますよ。

2.呼子のイカ

呼子漁港には新鮮な海産物が日々水揚げされています。その中でも特に有名なのがイカ!呼子のイカといえば、知る人ぞ知るご当地グルメです。とはいえ、新鮮な呼子のイカをどう食すか…。万能魚介のイカには食べ方もいろいろ!ここでは、呼子周辺で味わえるおすすめのイカ料理を3品ご紹介します。

◆活造り

呼子を観光するならぜひ試してもらいたいのが、呼子名物イカの活造り!生きの良いイカを手早くさばき、胴の部分だけを刺身にしていきます。足と顔の部分は動いたまま!鮮度100%の透き通ったイカの身は、コリコリと今まで味わったことのないような歯ごたえですよ。

お刺身を食べ終わったら、残ったゲソもから揚げに。さっきまで元気よく泳いでいただけに、こちらのフライも噛みごたえ抜群!イカの活造りを扱うお店は呼子の街にいくつもあるので、お好みの1パイを選んでみてくださいね。

◆いかしゅうまい

イカの活造りを持ち帰ることはできませんが、お土産に最適なのがもう1つの呼子の名産品「いかしゅうまい」です。いかしゅうまいは呼子産の新鮮なヤリイカをすりつぶし、白身魚のすり身と練り合わせて蒸し上げたもので、普通のしゅうまいの皮を刻んでまぶしてあるのが特徴です。

肉シュウマイよりも白身魚の甘味が強く、加えてイカの弾力を合わせもった逸品。そのまま温めて食べてもいいし、フライにしたり味噌汁の具にしてもグー!呼子の町内いたるところで販売されているので、呼子土産はいかしゅうまいで決まりですね。

◆イカバーガー

呼子で開かれた「全国朝市サミット」に合わせて、地元の商工会が新規に開発したB級グルメイカバーガー。パテに呼子のイカの切り身と白子が練り込まれているのはもちろんのこと、なんとパンズにもご当地「イカまんじゅう」の生地が使用されています。呼子のイカをふんだんに使った新感覚の地元グルメ。呼子観光に来たからには、ぜひ味わってみたい一品ですね。

3.マリンパル呼子

呼子の港からリアス式海岸の海へ!マリンパル呼子からは、呼子の海岸線と海中、2つの景色を楽しめる観光クルーズ船が出ています。「イカ丸」に乗れば、奇勝「七ツ釜」の洞穴を巡る冒険の旅が楽しめます。

ピンク色の船体が可愛らしい「ジーラ」は、なんと海面から1.2m下の潜水旅行へ!呼子の海に暮らすさまざまな生き物を見ることができますよ。どちらも所要時間は40分ほど。呼子観光の合間にふらっと楽しむこともできるのが魅力的ですね。

4.名護屋城跡

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1590年に天下統一を果たした豊臣秀吉は、その翌年には早くも朝鮮出兵を目論見ます。その際の出陣元の拠点として築かれたのが、名護屋城(なごやじょう)でした。呼子漁港の西1.5kmほどのところに位置し、リアス式の入り組んだ岬状の地形に築かれています。

朝鮮出兵は秀吉の死去によって終結し、江戸時代に入ると城跡は徹底的に破却されました。とはいえ、今も城山には天下人の城跡らしい豪壮な石垣が断片的によく残っています。5層7階の天守が上がっていたといわれる天守台からは、天気が良ければ遠く壱岐島まで望むことができます。まさに、秀吉の「夢のまた夢」を感じられる観光スポットと言えるでしょう。

5.佐賀県立名護屋城博物館

名護屋城について詳しく知りたいならば、佐賀県立名護屋城博物館へ観光に行ってみましょう。館内では、近年発掘調査がさかんに行われている城跡周辺からの多種多彩な出土品を紹介しているほか、名護屋城の推定復元ジオラマ、朝鮮出兵における日本軍の軍船模型などが展示されています。特別企画展期間外であれば、基本的に入館無料なのもうれしいですね。

6.諸大名の陣跡

1592年に始まった朝鮮出兵では、日本中の大名が徴発され、ここ名護屋に参集しました。これだけの大名とその将兵が、都から遠く離れた地で一堂に会するというのはとても珍しく、彼らの陣跡は時代を語る貴重な史跡と考えられています。

当時秀吉に次ぐ実力者であった徳川家康の陣や、ライバルであった前田利家の陣。現在もっともよく整備されている堀秀治陣跡に、名護屋浦を挟んで呼子側に展開していた伊達政宗陣など、有名無名の武将の陣があちこちに!歴史好きなら、お好みの武将の陣跡を訪ねてみる観光もまた、一興といえますよ。

7.玄海海中展望塔

名護屋城跡のある半島の先端に位置する波戸岬。壱岐水道に突き出た風光明媚な観光スポットですが、その手前にある玄海海中展望塔も実はオススメなんです。陸地から86m離れた塔の中の螺旋階段を下りると、24個の窓に囲まれた海中の展望スペースが!窓の向こうには呼子近海の魚を観察することができます。同じような海中展望塔はいくつか存在しますが、日本海の魚が見られるのはここ呼子だけですよ!

8.風の見える丘公園

呼子の北に浮かぶ加部島(かべしま)。呼子大橋を渡ってまもなく見えてくる白い風車が目印!風の見える丘公園は、潮風に吹かれながら呼子港や玄海灘を望むことができる観光スポットなんです。

こちらも白板張りの隣接している建物の中には、売店もあります。軽食コーナーもあるので、観光途中に呼子の風を感じながらの小休止も気持ちいいですね。丘の斜面には色とりどりの草花も植えられているので、ちょっとしたヨーロッパ気分を味わえますよ。

9.杉の原放牧場

加部島の北端目指して進んでいくと、目の前にふっと現れる青い草原。杉の原放牧場では50頭ほどの肉牛が放牧されています。木柵に囲まれ緩やかな起伏が続く草原の様子は、まさに牧場の姿!その先には青い海が広がり、牛たちは風に吹かれてのびのびと暮らしています。

10.玄海エネルギーパーク

呼子のある唐津市の西に隣接する玄海町には、九州電力の玄海原子力発電所があります。その一角に原子力発電について啓発することを目的として建設されたのが、この玄海エネルギーパークです。

約10万8500平方メートルという広大な敷地にはいくつかの観光施設が建っており、「サイエンス館」では原子力発電のしくみについて、「九州ふるさと館」ではエネルギーをテーマにした伝統工芸品や民俗芸能を紹介しています。呼子観光を機会に、原子力の未来について思いを巡らしてみてはいかがでしょうか?

11.浜野浦の棚田

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玄海原発のすぐ南に、棚田の美しい観光スポットがあります。呼子港から車で15分ほどのところにある浜野浦の棚田は、農林水産省主催の「日本の棚田百選」にも選ばれた絶景。浜野浦川が形成する細い谷戸に、大小283枚もの田んぼが階段状に連なっているのです。

浜野浦の棚田が特徴的なのは、段々の田んぼがそのまま海岸線まで続いているということ。田植えの時期には水の張られた千枚田が海とそのままつながっているようにさえ見えるんですよ。谷は西を向いているので、この時期の夕日はもっとも幻想的!田毎に照りかえる柔らかなオレンジ色の光が、呼子を訪れた観光客の目をくぎ付けにしてしまいます。

12.いろは島

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最後にご紹介するのは、呼子港の南方およそ10kmほどのところにある「いろは島」。穏やかな内海に48もの小島が浮かんでいて、あまりの景観の美しさにかの弘法大師が筆を投げたと伝えられています。

いろは島は、景色だけでなく温泉も楽しめるのが観光の魅力!美人の湯といわれるアルカリ性のナトリウム炭酸水素塩・塩化物温泉が湧き出ています。湾に臨む宿の大浴場では、絶景を楽しみながらお肌もツルツルになれちゃうんですよ。日帰り入浴もあるので、呼子へ観光に来た際にはぜひ立ち寄ってみてください。

◎まとめ

朝市で腹ごしらえしたあとは、歴史散歩や海中散策に興じてゆったりのんびり。そして黄昏時には水平線に沈む夕日を棚田越しに眺めたりと、呼子周辺は一日中観光していても飽きないエリアなんです。佐賀市や福岡市を訪れたなら、その勢いでぜひ呼子まで!

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