名称:平安座島
住所:沖縄県うるま市与那城平安座
平安座島(へんざじま)といえば、沖縄本島から船に乗らずに車で行ける離島のひとつ。レンタカーなどで絶景を見ながら海中道路をドライブして、平安座島へ行ってみましょう。平安座島は周囲約7キロと小さく平坦で、沖縄本島から近くて住みやすい島。かつては漁業が盛んでしたが、現在は石油コンビナートが多いためほかの離島とは少し違った独特な雰囲気があります。そんな観光にもピッタリな平安座島について詳しく見てみましょう。
目次
沖縄本島から車で行ける離島、平安座島についてご紹介
1. 平安座島とは
平安座島は沖縄本島中東部にある勝連半島から、海中道路を渡って最初に着く島。海中道路は平安座島を経由して宮城島、伊計島まで約4.7キロ続いています。海中道路といっても海底トンネルではなく、両側にエメラルドグリーンの海が広がる、いわば海の上にできた道。絶景を見ながら爽快に走れるおすすめの観光ドライブコースになっています。
平安座島を車で走ると、石油コンビナートがたくさんあることに気付きます。海中道路はもともと産業用に平安座島と本島をつなぐ目的で建設されたもので、観光用の道路ではありませんでした。これらの石油コンビナートはアメリカの大手石油会社であるガルフ社が建設し、後に日本の石油会社が買い取ったという歴史があります。平安座島~本島間は、干潮時には徒歩で往復できるほど遠浅な海域。とはいえ歩くには不便なだけでなく危険で事故も発生していたため、海中道路が島民の大切なライフラインとなりました。
2. 平安座島の伝統行事
平宮護岸アートコンクールですよ!
— ひがはま2.0 (@ndthigahaman) November 30, 2014
それにしても暑い
明日で12月入るのに30℃超えてるぜ(゜▽゜*) pic.twitter.com/griSV8ztdU
平安座島はとても静かな港町。海中道路を渡ってすぐのところに集落があり、浜比嘉大橋のそばにコンビニがあります。堤防に描かれている「護岸アートコンクール」はドライブ中の楽しみのひとつ。様々なアート作品を眺めながら走れます。プロ顔負けのクオリティが高いアートもありますよ。
また、毎年4月初旬に開催される「あやはし海中ロードレース」は、海中道路を駆け抜けるマラソン大会。きれいな海を見ながら爽快に走れることからとても人気があります。他にも旧正月に行われる「初年頭(ハチニントウ)」や「河川撫で(カーウビー)」、旧暦3月4日の「ナンザモーイ」、男の祭りやウスデークなど、個性的なお祭りや伝統行事もたくさんあり観光しがいのある地域です。
名称:あやはし海中ロードレース
住所:沖縄県うるま市与那城中央1
公式・関連サイトURL:http://www.i-sam.co.jp/ayahashi_roadrace/
3. 平安座島の宿泊施設
「観光ビジネスホテル平安」は、客室から海中道路が眺められるオーシャンビューが自慢のリーズナブルなホテル。カキフライや定食などの食事が美味しいと好評です。「プチホテル光と風」は宿泊者同志のふれあいを大切にした居心地の良い宿泊施設で、デイサービスも利用できます。「アイランドホテルへんざ」も海に近く、リーズナブルな料金で宿泊可能。
平安座島は宿泊施設が少ないことから、ハイシーズンになると混み合います。伊計島や浜比嘉島のリゾートホテルなどと合わせて検討してみましょう。
4. 平安座島といえば「沖縄石油基地」
もともと昭和40年代にアメリカのガルフ社によってつくられた石油基地は現在も健在。海辺に整然と並んだ真っ白なタンクは、沖縄の青い海に映えます。まさに平安座島のトレードマークともいえる風景は、観光スポットとしても人気があるんですよ。平安座島の歴史を語る上で外せない存在の「沖縄石油基地」、ぜひ眺めてみてくださいね。
名称:沖縄石油基地
住所:沖縄県うるま市与那城平宮1
公式・関連サイトURL:http://octs.co.jp/
◎まとめ
平安座島について知らないと、海中道路であっという間に宮城島や伊計島へ向かって通り過ぎてしまいます。多くの人が訪れる平安座島は、海がとても綺麗。昔ながらの伝統が残る温かな漁業の町なので、伊計島や宮城島に向かう途中に通り過ぎるだけでなく、観光ドライブついでにグルっと回ってみるのがオススメ。他の島とは一味違う、平安座島の魅力を感じることができるはずですよ。
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