神聖の地！古代王家が宿るワイピオ渓谷の観光は乗馬ツアーがおすすめ

ハワイ島屈指のパワースポット「ワイピオ渓谷」をご存知でしょうか。ハワイ島北部のハマクア地区にあり、「王家の谷」や「聖地」とも呼ばれている秘境の地です。王族の「マナ」が宿ると言われているワイピオ渓谷の魅力とは？断崖絶壁に囲まれたワイピオ渓谷を観光するにあたっての見どころは？そこでこの記事では、神秘のワイピオ渓谷の気になる観光情報をたっぷりと紹介します！

1. ワイピオ渓谷とは？～マナに護られた「王家の谷」～

ワイピオ渓谷はハワイ島の人気観光地・ヒロから車で2時間ほど北上した場所にあります。断崖絶壁に囲まれたワイピオ渓谷には、かつてハワイの王族たちが住み、政治の中心として栄えていました。崖にある洞窟には古代の王族たちが埋葬されていて、現在でも神聖な場所として知られています。

この地は王家の「マナ（超自然な力・魂の力）」で守られているとされ、1946年と1979年に起きた大津波や洪水の被害を受けた際にも、死者を一人も出なかったことは今も有名な話として語り継がれているんですよ。現在ワイピオ渓谷には50人ほどの人々が暮らし、農業や漁業を生業として生活しています。

2. ワイピオ渓谷の見どころ

ワイピオ渓谷には展望台があり、渓谷一帯を見渡す絶景を楽しめます。谷底に下る前に、まずは展望台からの眺めを堪能してみましょう。緑の渓谷に囲まれた青い海は、素晴らしい眺めです。

人々が暮らす谷底も、ハワイの他の地域とはまた違ったスピリチュアルな雰囲気に包まれているんですよ。谷底へ降りる道はレンタカーの通行禁止なため、徒歩で降りるか、ツアーへの参加が必要です。谷底にはタロイモ畑が広がり、南国の植物が生い茂り、大いなる大自然のパワーを感じます。

渓谷の一番奥の方にはハワイ最大の滝「ヒイラヴェ滝」と「ハカラオア滝」があります。この二つの滝は高低差が400ｍ以上あり、ワイピオ渓谷の貴重な水源となっています。

そして、ワイピオ渓谷でもう一つ見ておきたい滝が「カルアヒネ滝」です。この滝は1995年のハリウッド映画「ウォーターワールド」のロケ地となったことでも有名で、落差189ｍの大迫力の滝を水しぶきがかかるほどの間近で見ることができます。

また、カルアヒネ滝の前に広がる「ワイピオビーチ」はハワイ島で一番大きなビーチです。ワイピオビーチの特徴は黒い砂浜が広がっていること。キメが細かくサラサラとした黒砂が広がるビーチと青い海のコントラストが素晴らしく、ハワイ島で最も美しい場所の一つと言われています。

3. 観光するなら乗馬でのツアーが人気

ワイピオ渓谷を巡るツアーの中で人気なのが、「乗馬でのツアー」です。渓谷沿いのビューポイントを馬に乗って巡るツアーには、日本語ガイドの付いたツアーもあるので、英語の苦手な方も安心ですね。特に初めて乗馬をする方は、日本語ガイドの付いたツアーを選択することをおすすめします。

ツアーにもよりますが、所要時間は約1時間半。ワイピオ渓谷を一緒に巡るだけではなく、乗馬にも慣れたころには、お利口な馬の可愛さに愛着がわいてしまうでしょう。歩いて巡るのとも、車に乗って巡るのとも違った、新鮮な目線で観光が楽しめる乗馬ツアーはおすすめです！

4. ワイピオ渓谷の天候と服装

ハワイ島では西側と東側で天候が全く違ったりすることが日常茶飯事です。空港付近が晴天でも現地は雨ということがよくあるため、ワイピオ渓谷を訪れる際には事前に天候を確認し、必要ならば雨具の準備をして出かけましょう。せっかく観光で訪れるなら晴天の渓谷や海を見たい！と思うのは当然ですが、ワイピオ渓谷は曇りの日でも雨の日でもそれぞれに魅力があるんですよ。

また、渓谷の天気は変わりやすいので、羽織るものや雨に降られた時の着替えを用意して行くと安心です。ツアーに参加する際には汚れてもいい服装、長ズボン、歩きやすいスニーカーで訪れてくださいね。

5. ホノルルからワイピオ渓谷までの行き方

ワイピオ渓谷はハワイ島の北部にあります。ホノルルからアクセスする場合は、まずハワイ島のヒロ空港までフライトし、そこから車で2時間ほどかけてアクセスします。先ほども紹介したとおり、谷底へはレンタカーの乗り入れが禁止になっています。ヒロ空港やヒロの市街地でピックアップしてもらえるツアーに参加し、アクセスするのが一番効率的です。

◎ 渓谷近くに宿泊施設はありますか？

ワイピオ渓谷は秘境の地なため、近くに大きなホテルなどの宿泊施設はありません。安価に泊まれるB＆B（日本で言う民宿のような場所）やゲストハウスなどが数件ある程度です。比較的近くの街・ホノカアにはホテルもあるので、ワイピオ渓谷近くに宿を取りたい場合はホノカアで探してみてはいかがでしょうか。