名称:カトリック 函館 元町教会
住所:北海道函館市元町15-30
拝観時間:10:00~16:00
※日曜日の午前中、礼拝時は除きます
公式・関連サイトURL:https://www.hakobura.jp/spots/513
美しい教会が数多く点在する函館の街で、最も有名な教会の一つが「カトリック元町教会」です。国内最古の歴史を誇るこの教会は、異国情緒あふれる函館の風景に溶け込み、赤い屋根と風見鶏、高い鐘楼など特徴的な外観が目を引きます。函館ベイエリアのシンボル的存在であり、年間を通じて多くの観光客が訪れる人気のスポットです。
函館観光でぜひ訪れたい、カトリック元町教会の魅力についてご紹介します。
目次
【函館】カトリック元町教会|風見鶏の鐘楼と赤い屋根が特徴の教会
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1.カトリック元町教会とは
カトリック元町教会は、函館ハリストス正教会、函館聖ヨハネ教会と並ぶ函館三大教会の1つです。
初代聖堂が建立されたのは1877年(明治10年)と記録されていますが、大きな火災に見舞われました。防火対策として、1910年(明治43年)に2代目聖堂をレンガで建てるも、また火災にあってしまいます。しかし1924年(大正13年)、焼け残った外壁を使用して3代目の聖堂を再建。現在見られるのは、この3代目の聖堂です。
大聖堂内の祭壇は、なんとローマ法王から寄贈されたものなのです。美しい祭壇は、それだけでも見に行く価値有りですよ。カトリック元町教会は、横浜と長崎にあるカトリック教会と並び、国内で最も古い歴史を持つ教会です。
2.建物の特徴と魅力
カトリック元町教会は高くそびえる鐘楼が特徴的な、12世紀のゴシック様式を取り入れた外観が魅力です。赤い屋根とのコントラストが美しく、遠くからでも目を惹く外観は、港町・函館の魅力を一層引き立てています。
教会を間近で見ると、ゴシック建築の美しさと鐘楼の高さに目を奪われることでしょう。建物中央にある、風見鶏の乗った高さ約33mの大鐘楼が印象的。遠くからでも近くからでもフォトジェニックなカトリック元町教会は、函館の旅の思い出にぜひ1枚、カメラにおさめておきたい風景です。
3.青い天井と星
カトリック元町教会。親族挙式で久々に入ったけど。重みを感じる。 pic.twitter.com/F9P9dkWXas
— s.ogawa (@dounan_TW) November 4, 2017
カトリック元町教会に入ったら、まずは天井を見上げてみてください。そこにはたくさんの星が散りばめられた高く青い天井が広がっています。窓から差し込む光と青い天井に広がる星はとてもロマンティックな雰囲気です。
とてもステキな内装なので、つい写真撮影をしたくなってしまいますが、カトリック元町教会の内部は撮影NGとなっています。残念ですが、その美しさを記憶に刻んで帰りましょう。
4.ローマ法王から寄贈①:祭壇
【函館 カトリック元町教会】
— 𝐴𝑑𝑟𝑖𝑎𝑛𝑎 (@_midnight_paris) September 2, 2024
聖堂の天井は青く塗られ、星が散りばめられていてメルヘンチックな可愛らしさ🌟
※1枚目は教会でいただいた冊子を写したもの。
入り口付近は聖堂内とはまた違う様子で、
鐘堂への階段の曲線やモルタル(?)仕上げなど、モダンで静謐な雰囲気が美しい。 pic.twitter.com/nn8KJBDugb
カトリック元町教会の祭壇は、1914年から1922年までローマ法王を務めたローマ法王ベネディクト15世から贈られたもの。ローマ法王から贈られた祭壇は日本では唯一であり、とても貴重です。
正面祭壇の中央上部に飾られているのは、聖母マリアとヨハネに見守られた十字架のイエスキリスト像。それを囲むように左右に大天使聖ミカエル像と、フランシスコ・ザビエル像。手前祭壇中央には、最後の晩餐のレリーフが描かれています。
聖堂の左右にある小さな祭壇には、『み心の像』と『聖母マリア像』があります。聖母マリアの表情など、つい時間を忘れて見入ってしまうかもしれません。
5.ローマ法皇から寄贈②:十字架の道行き(左右両壁14景)
ローマ法王からは、中央祭壇の他に『十字架の道行き』と呼ばれる木彫りの彫刻も寄贈されました。聖堂形の額縁に飾られた美しい彫刻の数々は、精巧でとても見ごたえがあります。
『十字架の道行き』は、主イエスが死刑の宣告を受ける裁判から埋葬されるまでの場面を14の壁像で表現。祭壇の右側から時計回りに、祭壇の左まで窓を挟んで飾られています。
6.ルルドの洞窟
カトリック元町教会の聖堂裏手には、聖母マリア像を祀る「ルルドの洞窟」があります。ルルドの洞窟は、フランスのカトリック巡礼地「ルルドの泉」を模して造られたもの。毎年5月と10月、信者たちが祈りを捧げる神聖な場所です。
7.見学時間・入場料
カトリック元町教会の開館時間は、土曜日・日曜日の午前中と礼拝時を除く朝10時から夕方16時までです。12月30日から1月5日の年末年始と聖堂使用時は閉館となり、見学できませんのでご注意ください。なお、入場料は無料となっています。
8.一般向けのミサ・イベント
【今日の函館】
— 函館市公式観光情報サイト (@hakobura) September 29, 2018
9月29日(土)カトリック元町教会 Motomachi Roman Catholic Church
元町教会群の1つ、カトリック元町教会で、伝統的建造物の魅力にふれる「でんけんコンサート」。聖堂に響くチェロの音色に来場者が酔いしれました。#hakodate #函館 #函館営業中 #まってるよ北海道 #元気です北海道 pic.twitter.com/lYLcf1whKR
カトリック元町教会では、例年クリスマスイブの12月24日19時頃からと、クリスマス当日の12月25日10時半頃から、一般の観光客も参加できるミサを開催しています。両日ともにミサにかかる時間は約1時間。この時期に函館を訪れる予定のある方は、教会での特別なクリスマスを過ごしてみてはいかがでしょうか。
また毎秋、伝統的建造物であるカトリック元町教会を会場に『でんけんコンサート』が催されています。ヨーロッパの教会にいるのと錯覚するかのような聖堂の豊かな響きに酔いしれることができますよ。
9.ライトアップ情報
カトリック元町教会では日没頃から夜22時までライトアップを行っています。夜に見る教会のライトアップはとてもロマンティックなので、ぜひカトリック元町教会周辺に足を運んでみてくださいね。
※記載は2024年10月の情報です
◎カトリック元町教会へのアクセス・駐車場情報
カトリック元町教会の入口は大三坂に面していて、「チャチャ登り」という坂道の手前にあります。公共交通機関を使って訪れる場合は、函館市電の「十字街」電停または「末広町」電停が最寄り。電停からは徒歩10分ほどです。
カトリック元町教会周辺は教会が集まった石畳の坂道がステキなエリア。函館を代表する絶景スポットの八幡坂や元町公園なども一緒に、ゆっくり散策観光するのがおすすめです。
なお、カトリック元町教会に専用駐車場はないので、車やレンタカーの場合は近隣のコインパーキングや有料駐車場をご利用ください。
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