「長崎新地中華街」は、横浜・神戸の中華街と並ぶ日本三大中華街の一つです。一歩踏み入れば異国の空気を感じられるので、散策しているだけでもワクワクします。そして中華街の最大の楽しみと言えば、やはり「食」なのではないでしょうか。本格的な中華料理と長崎のソウルフードが味わえるため、何を食べようか迷ってしまうでしょう。今回はそんな長崎新地中華街で味わえる、おすすめのソウルフードを紹介します。
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長崎新地中華街で人気グルメを味わおう!おすすめソウルフード7選
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1. 皿うどん
「皿うどん」と言えば、ちゃんぽんと並ぶ長崎県の二大麺ソウルフードです。パリパリに揚がった麺に、熱々トロトロの中華餡がかかったボリュームたっぷりのお料理は、古くから異国文化を取り入れてきた長崎県ならではのグルメなのではないでしょうか。皿うどんの麺は細麺を揚げたものと、太めのちゃんぽん麺を炒めたものの二種類があります。
長崎新地中華街では、たくさんのお店が独自に研究した皿うどんを提供しています。具材の種類やダシの味など、そのお店ならではの皿うどんを楽しめますよ。たくさんあるお店の中でもおすすめは、創業60年を超える老舗の「江山楼」、観光客に人気の「蘇州林」、ボリュームたっぷりの「中国名菜 京華園」です。
2. トンポーロー
「トンポーロー」と言うとあまり聞き覚えのない料理名かもしれませんが、これは「中華風の豚の角煮」のこと。日本の豚の角煮と違うところは、八角などの中国の香辛料をたっぷりと使って、風味豊かに仕上げられています。豚バラ肉をトロトロな柔らかさになるまでじっくり煮込んだトンポーローは、何とも言えない絶品さ。少し噛んだだけでホロっと溶けてしまう魅惑の逸品です。
そんなトロトロなトンポーロに、「パオ」と呼ばれるおまんじゅうに挟んで食べるスタイルは長崎が発祥地なんですよ。まさに長崎県のソウルフードですね。トンポーロもちゃんぽん同様に、多くのお店で味わえますが、おすすめは「龍園」。新館もオープンした話題の中華料理店です。テイクアウトもできるので、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。また、元祖角煮まんで有名な「岩崎本舗」も人気です。
3. 桃太呂の肉まん
中華街の食べ歩きグルメの定番と言えば「肉まん」ですよね。長崎新地中華街にももちろん、肉まんを提供しているお店がたくさんあります。肉まんは通常の大きさだと一つ食べればお腹がいっぱいになってしまいますが、「桃太呂」の肉まんは小ぶりなので、いろいろ食べ歩きたいみなさんに好評です。小さい豚まん一つからでも購入可能なので、小腹が空いた時にもおすすめですよ。長崎名物の肉まんを食べてみましょう!
4. ハトシ
「ハトシ」は長崎で人気のソウルフードです。もともとは中国発祥のもので、中国語では「蝦多士(ハートーシー)」と表記。中国語で「蝦」はエビを表し、「多士」はトーストを意味します。その名の通り、ハトシとは食パンの間にエビのすり身を挟んで揚げたグルメなんですよ。そんなハトシは多くのお店でいただけますが、おすすめは「会楽園」です。4個入りで値段もリーズナブル。他の中華料理も美味しいと評判です。
中国から伝わり、古くから長崎県で親しまれてきたハトシは現在、進化系として「ハトシロール」という食べ歩きしやすいスティックタイプ状のものも販売されています。長崎の人々には手軽なおやつとして食べられているハトシ。ぜひ一度味わってみてください。
5. マファール
またもや聞きなれないグルメ「マファール」は、中国発祥の揚げ菓子です。漢字では「麻花兒」と表記されます。日本で言う「かりんとう」に近いお菓子で、何と言ってもその硬さが印象的です。味はシンプルで、ほんのりとした甘さが美味しいのですが、本当に硬いので食べる際には気合が必要になるでしょう。
記憶に残る硬さなので、話のネタに、インパクトのあるお土産などにおすすめです。人気お土産店「長崎唐菓子店」をはじめ、多くのお土産店で販売しています。
6. 角煮おこわ
「角煮おこわ」とは、長崎の名物「豚の角煮」を具材にしたおこわです。「角煮おこわ」をゲットするなら、創業60年を超える老舗「三栄製麺」がおすすめ。ホロホロのお肉と野菜をたっぷり使ったおこわは、食べ歩きにも便利な小ぶりの入れ物に入っています。もっちりした茶飯と具は抜群の相性。もち米なので、腹持ちもいいですよ。また、冷凍タイプの販売もあるので、お土産に購入する方も多いです。
7. ちゃんぽん
言わずと知れた長崎の定番グルメ「ちゃんぽん」。歴史は明治32年にまでさかのぼります。中国の福建省出身の料理人・陳平順が開業した、中華料理店兼旅館「四海樓 」で出した麺料理が発祥と言われているんですよ。当時、長崎在住の中国人向けの安くてボリュームのある食事として、豚肉や魚介類・野菜を具材とした麺料理が、長崎の中華街で話題となり一般化されました。
現在では全国区となった長崎ちゃんぽんですが、長崎新地中華街へ行くとたくさんのお店がその店独自の味付けで勝負しています。何店舗か通って食べ比べしてみるのもおすすめです。
おまけ:お土産品も外せない!
中華街ではお土産を買うのも楽しみの一つです。長崎新地中華街には、メディアで紹介されることも多々の「泰安洋行」や、中華雑貨をメインに販売している「中国貿易公司」、雑貨や長崎土産を販売している「蘭華」など、見ているだけでも楽しめるお土産店が軒を連ねています。長崎の中華街ならではのお土産を探しに、散策を楽しんでみてはいかがでしょうか。
最後に:長崎のソウルフードは多国籍
既にお気づきの方もいるとは思いますが、長崎のソウルフードには中華にちなんだものがいっぱいあります。長崎新地中華街で本格中華を食べるのもいいですが、本場長崎のソウルフードを味わってみるのも、旅の醍醐味ですよ。また、「トルコライス」や「カステラ」など、西洋にちなんだソウルフードも有名です。異国情緒あふれる長崎でぜひ、多国籍なソウルフードを味わってみましょう。
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