長崎観光の定番!明治の歴史と洋文化に触れるグラバー園の観光ガイド

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長崎観光の定番!明治の歴史と洋文化に触れるグラバー園の観光ガイド

江戸時代から諸外国との貿易の窓口として、西洋文化の影響を多大に受けた長崎県。その異国情緒あふれる街並みは、今も訪れる人々を魅了し続けています。長崎市には「大浦天主堂」をはじめとする国宝や重要文化財があり、その中でも「グラバー園」は長崎観光の主要観光スポットとして根強い人気です。今回はそんな「グラバー園」の見どころを詳しく紹介します。

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長崎観光の定番!明治の歴史と洋文化に触れるグラバー園の観光ガイド

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1. グラバー園ってどんな場所?

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長崎県の人気観光スポット「グラバー園」とは、どういう場所なのでしょうか?1859年の長崎開港後、長崎の街に移り住んだイギリス商人「グラバー」「リンガー」「オルト」の邸宅があった敷地に、長崎市内に残っていた歴史的建造物を移築してできた屋外型の博物館・観光施設です。

グラバー園の敷地は広く、園内には「旧グラバー住宅」をはじめとするハイカラな洋風建築の建物や日本庭園、カフェやお土産ショップが点在します。また、高台にあるグラバー園からは長崎の街を見下ろすことができ、敷地内に2ヵ所ある展望台からは素晴らしい眺望を楽しめるんですよ。

2. 旧グラバー住宅はメインともいえる目玉スポット!

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グラバー園イチの見どころと言えば、やはり「旧グラバー住宅」ではないでしょうか。「グラバー園」と検索すると一番に出てくる、あのL字型をした特徴的な建物が「旧グラバー住宅」です。グラバー邸は国の重要文化財で、世界遺産にも登録されています。

グラバー邸は、日本に現存する最古の洋風木造建築の建物です。和洋折衷の素敵なグラバー邸には、コロニアル風の大窓やアーチ形をしたドアなど、おしゃれで洗練されたデザインの数々が見られます。そして、内部も見学可能です。豪華な装飾品やインテリ品が置かれていて、なかなかの見ごたえですよ。

3. 旧リンガー住宅は木造のおしゃれな洋館!

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「旧リンガー住宅」はグラバー園の中央よりやや奥側にあります。イギリス人のフレデリック・リンガーは、グラバー商会で働いた後、同じくイギリス人のホームと「ホーム・リンガー商会」を設立。以後約70年間、海外貿易や商社代理店など様々な事業で長崎の産業や経済に大きな功績をのこした人物です。

国指定重要文化財に登録されている「旧リンガー住宅」は、木造・石壁造りの優雅な平屋の洋館です。家を囲むテラスからは長崎港を一望することができます。

4. 旧オルト住宅は格式のある石造りの洋館!

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グラバー園の奥まった場所にある「旧オルト住宅」は、正面ポーチにある噴水や切妻(きりづま)屋根のポーチなど、格式ある佇まいの石造り・平屋の洋館です。この建物も国指定重要文化財に登録されています。「旧オルト住宅」には、イギリス人のウィリアム・ジョン・オルトが1865年から1868年の三年間居住していました。幕末から明治の時代に建てられた洋風建築の中では、最大規模だと言われています。

5. 四季折々のイベントも充実!

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グラバー園では四季折々のイベントが楽しめるので、年中賑やかです。春は「花の庭園 inグラバー園」として、種類豊富なお花の鑑賞ができます。4月にはモッコウバラやシャクナゲ、5月にはバラやサンザシ、6月にはアジサイやムクゲなどが咲き誇り、絶好のフォトスポットになるんですよ。例年夏には週末にビアガーデンが開催!園内の素敵なロケーションの中、気持ちよくお酒を楽しむことができます。

秋には「長崎居留地まつり」にちなんだイベントが行われ、グラバー園もお祭りムードに。冬には園内がロマンティックにライトアップされます。いつの季節に行っても楽しめるグラバー園。何度でも訪れたくなるでしょう。(※ 記載の情報は2019年7月現在のもので、変更となる可能性もあります。)

6. お土産ゲットするならここ!ガーデンショップ

グラバー園のお土産は「ガーデンショップ」で購入しましょう。グラバー園でしかゲットできない限定のグッズやお土産を取り揃えているんですよ。

グラバー園には「見つけるといいことがある」と言われている「ハートの石」があるのですが、ガーデンショップではそのハートストーンをモチーフとした「ハートの絵小皿」や「ハートのストラップ」、「ハートのペーパーウェイト」などが人気のお土産となっています。他にも長崎定番のお土産もあるので、併せて購入するのもいいでしょう。

7. 園内の飲食店!旧自由亭とグラバーカフェ

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旧グラバー邸のお隣にある「自由亭」では、園内散策で歩き疲れた時に立ち寄りたくなる喫茶店です。ノスタルジックなインテリアの店内で、美味しいビーフシチューや絶品のスイーツを味わえます。人気のメニューは丁寧作られた濃厚なコーヒーです。長崎名物の「カステラ」をお供にいただくのもいいですね。季節限定や土日限定のスイーツもあるので、迷ってしまうかもしれません。

また、飲食店はもうひとつあります。それが「グラバーカフェ」です。オープンカフェなので、グラバー園を眺めながら優雅に休むことができますよ。周りは緑に囲まれていることから、「涼しい空間でひんやりとしたアイスやドリンクを飲食できる」と、夏の時期は特に人気が高いです。

◎ 最後に:夜の時間帯もロマンティック!

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グラバー園は夜も素敵です。園内10邸の洋館がライトアップされ、日中とは違ったロマンティックな雰囲気を楽しめます。また、高台にあるグラバー園からは、長崎港周辺の夜景がとても綺麗に見渡せるんですよ。夕暮れ時には長崎港へ沈んでいく夕陽を眺めることもでき、長崎港が赤く染まっていく景観は感動的です。一年中、昼も夜もフォトジェニックなグラバー園。ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか?

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