本州最北端の地・下北半島を巡る旅!オススメ観光スポット7選

本州最北端の地・下北半島を巡る旅!オススメ観光スポット7選

本州の一番北に位置する下北半島は、青森県の中でもここだけ!という下北半島ならではの魅力が満載の観光エリア。日本三大霊山の1つである恐山のように神秘的な場所もあれば、横浜町の菜の花畑や尻屋崎の岬といったおとぎ話に出てきそうな景色も広がります。おいしいマグロを堪能して、温泉で癒されて、サルや馬とたわむれて、青森随一の夜景にうっとりして・・・。その魅力は、一日では観光し尽くせないほどたくさんありますよ。今回は魅力たっぷりの本州最北端の地・下北半島の観光スポットを7選ご紹介します。

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本州最北端の地・下北半島を巡る旅!オススメ観光スポット7選

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1.恐山霊場

恐山霊場

下北半島随一の観光名所である恐山は、滋賀県の比叡山と和歌山県の高野山と並んで日本三大霊山に数えられている霊場です。今から1000年以上前の862年、唐で修行していた天台宗の円覚大師円仁が、夢枕に立った高僧のお告げに従って下北半島へと赴き、開山したと言われています。

恐山といえば、イタコを連想する方も多いはず。イタコは下北半島にいつもいるわけではなく、夏と秋の年2回開催される大祭の時に、全国各地から下北半島に集まってきます。大祭の名物となっている「イタコの口寄せ」では、毎年多くの観光客が大祭に訪れています。

大祭の時には多くの観光客で賑わう恐山ですが、普段は独特の神秘的な雰囲気に包まれています。四方を下北半島の山々に囲まれ、五感で恐山独特の不思議な空気感を味わうことができ、下北半島の数ある観光地の中でも人気となっている理由を感じることができるのではないでしょうか。

境内には大きな岩々が連なり、大小様々な大きさのお地蔵様があちこちに点在していて、なんともミステリアスな雰囲気に包まれています。ごつごつとした岩場を抜けると、美しいエメラルドグリーンをした宇曽利湖と真っ白な極楽浜が姿を現し、多くの観光客が魅了されています。

下北半島だけでなく全国を見てもただの観光地とは一線を画した魅力を持つ恐山。下北半島にお越しの際には、恐山で世にも珍しい神秘的な体験してみてはいかがでしょうか。

2.尻屋崎

尻屋崎灯台

「尻屋崎」は、下北半島の北東端に位置する岬。ここには空と海、平原が広がる景色が広がっています。岬の先端に見えるのは、日本最大級の明るさを誇る白亜の尻屋埼灯台。津軽海峡の道しるべとして、120年以上にわたり海を照らし続けているレンガ造りの灯台です。

尻屋崎・寒立馬

岬に向かう途中で見かける馬は「寒立馬(かんだちめ)」。寒立馬はその名の通り、青森の寒さにも耐え抜く馬で、温厚な性格が特徴です。一時は激減しましたが、保護政策の甲斐があり次第に頭数が回復してきました。5月前後には、子馬と一緒にいる姿を見ることができますよ。

3.大間崎

大間崎

下北半島北端の観光地である大間町は、本州最北端の町として広く知られています。その北端の大間崎と、北海道との距離はわずか17.5km。晴れた日には対岸にある北海道の人気観光地・函館市の建物を一望することもできます。

そして、大間町に来たからには外すことのできない、津軽海峡の黒いダイヤモンド「大間マグロ」。大間崎前沖5kmの下北半島近海で一本釣りされた大間マグロは、国内でも有数のブランドマグロとして観光客の人気を誇っています。お寿司や海鮮丼を楽しめる店が充実。観光客も出入り可能な大間漁港荷揚げ場では、クレーンに釣り上げられる巨大マグロを見られるかも。

また、大間町では年に2回、マグロのお祭りが開催されいて、毎年全国から観光客が集まってきます。下北半島のマグロ漁の解禁月である8月に開催される「ブルーマリンフェスティバル」では、大間マグロを目の前で解体して刺身にしたものを無料で配布。舟競争大会や花火大会も開催されるので、おいしいマグロを食べながら下北半島の夏を楽しんでください。

10月中旬に開催される超マグロ祭りでは、旬の脂が乗ったマグロを目の前で解体し、その場で販売。旬の美味しい大間マグロを格安で堪能することができるので、かなりオススメです。

4.脇野沢野猿公苑

脇野沢野猿公苑

本州最北端の地・下北半島は、ニホンザルの生息北限地。南は屋久島まで日本全土に広く生息しているニホンザルですが、ここ下北半島よりも北には生息していません。野生のサルは下北半島の観光地にも広く生息していますが、出会えるかどうかは運次第。ですが、脇野沢随一の観光スポットである野猿公苑には約50匹のニホンザルが飼われているので、確実にニホンザルに出会うことができます。

また、下北半島は国の特別天然記念物に指定されているニホンカモシカの北限地でもあります。普段は海岸線の岩場や山中の崖といった、観光客が立ち入りにくい場所に生息していますが、桜まつりが開催されるほど桜が見事な愛宕山公園で見かけることもあrんですよ。運が良ければ、咲き乱れる桜の中からニホンカモシカやニホンザルが顔を出してくれるかもしれません。

5.横浜町

横浜町菜の花

下北半島の中間部の海沿いの観光地である横浜町は、国内最大級の菜の花畑がある町として有名です。その大きさは、なんと東京ドーム約30個分にも及ぶ150ヘクタール。5月になると、この広大な敷地が菜の花で埋め尽くされ、一面が真っ黄色に染まります。青空と菜の花の黄色のコントラストに、青々とした下北半島の山々と白い風車が立ち並ぶ姿はまるで絵画のような美しさですよ。

菜の花の季節、5月中旬には「菜の花フェスティバル」が2日間にわたって開催されます。中でも菜の花マラソンは菜の花フェスティバルでも人気のイベントで、毎年下北半島内外から約1000人ものランナーが参加しており、観光客の方でも気軽に参加できるイベントになっていますよ。また、フェスティバル開催期間中は横浜町や下北半島の特産品の販売も行われるので、そちらもお見逃しなく。

そして横浜町の菜の花畑の観光の目玉といえるのが菜の花大迷路。広大な菜の花畑が巨大な迷路に大変身します。開花期間中は毎日開園されるので、5月の下北半島に観光にいらした際にはぜひ参加してみてください。迷路内には設置された展望台からは、一面の菜の花畑を見下ろすこともできますよ。

6.薬研温泉

薬研温泉

恐山から約6km北にある「薬研温泉」は、下北半島むつ市の原生林に囲まれた自然の中にある温泉。大阪夏の陣で落ち延びてきた傷ついた武将たちが発見したと伝わる、アルカリ性の単純泉です。

薬研温泉から大畑川上流へ車で5分ほどのところには、「奥薬研温泉かっぱの湯」という露天風呂があります。渓流沿いの木々に囲まれたこのステキな露天風呂は、なんと無料!水曜日を除く7時から19時ごろまで利用できますが、2時間程度の男女入れ替え制になっています。家族で行く場合は、入れ替え前後の時間をねらうと良いでしょう。なお、冬期は閉鎖されます。

すぐ近くの「奥薬研温泉 夫婦かっぱの湯」は有料ですが、男女別の露天風呂があり、冬季も営業しています。併設された足湯は無料でどうぞ。薬研渓谷は森林浴や紅葉スポットとしておすすめの観光スポット。自然がいっぱいの遊歩道を歩けば、身も心もリフレッシュできますよ。

この薬研温泉から大畑川の上流を約2km先に、「奥薬研温泉」があります。この温泉はかっぱ温泉と夫婦かっぱの湯の2つの温泉を総称したもので、下北半島の数ある温泉の中でも特に観光客に人気があります。

かっぱ温泉は、872年に恐山を開山した円仁が、道に迷って大けがをした時に、河童がどこからともなく現れると、この温泉に連れていかれ、翌朝目を覚ました時には、けががすっかり治っていたという逸話が残されています。こちらの温泉は無料の露天風呂となっているので、誰でも気軽に利用することができますよ。

かっぱの湯のお隣にある夫婦かっぱの湯は有料になっていますが、無料の足湯が隣接されているので、下北半島の観光の合間のちょっとした時間で、薬研の温泉を堪能できちゃいます。

7.釜臥山

釜臥山

青森県むつ市にある「釜臥山」は、下北半島の陸奥湾にある下北半島の最高峰。標高約879mの山が、海上自衛隊大湊基地から北側にそびえています。

釜臥山には薄紫色の花を咲かせるシラネアオイが群生しており、6月~7月にかけては登山と合わせて自然を楽しめる観光シーズン。展望台からさらに少し登ると頂上に行くことができます。山頂からは、陸奥湾の南に八甲田山、津軽海峡の北には北海道まで見渡せますよ。

釜臥山では、ロマンチックな夜景も人気。頂上付近にある釜臥山展望台は、大湊湾に沿うように並んだ建物の光がキラキラと美しいラインでアゲハチョウのような形に見えるステキな夜景スポットです。駐車場もあるので、パノラマラインから青森の景色を眺めながらドライブ観光してみてください。

釜臥山展望台が閉鎖される冬季は、下北半島で最大級のスキー場へと様変わり。ゲレンデから下北半島の街並みや陸奥湾を眼下に臨み、目の前に広がる海に向かって飛び込むように滑り降りるコースは迫力満点。スキー場にはナイター設備もあるので、青森随一の夜景を堪能しながらスキーを楽しむことができます。

◎まとめ

本州最北端の地・下北半島には、北限のサルやカモシカがいたり、岬に馬がいたり、霊山があったり、おいしいマグロが味わえたりと、他では味わえないユニークで魅力的な観光スポットが盛りだくさんです。ひとつひとつに歴史があって、それが繋がりあっているのもなんだかワクワクしてしまいます。

更に、四季折々に沿って様々な顔を見せてくれるので、色々な楽しみ方ができるのも魅力的ですよね。自然メインでもよし、食メインでもよし、温泉メインでもよしな下北半島で、本州最北の魅力をご堪能くださいね。

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