国際両備フェリー「おりんぴあどりーむ」で、岡山から小豆島へフェリー旅!

国際両備フェリー「おりんぴあどりーむ」で、岡山から小豆島へフェリー旅!

穏やかな瀬戸内海に浮かぶ小豆島。美しい風景と温暖な気候に恵まれ、日本のエーゲ海と称されることもしばしばです。また多くの映画やドラマのロケ地にもなっていて、ロケ地巡りの観光も人気!小豆島には本州や四国と繋がる橋も空港もないので、旅をするにはフェリーの利用が必須になります。せっかく旅をするなら有名デザイナー監修のフェリーに乗ってみませんか?今回は岡山の新岡山港から小豆島の土庄港(とのしょうこう)まで、両備フェリーが運航する「おりんぴあどりーむ」で旅をしました。これから旅の詳細をお送りしますので、どうぞ最後までご覧ください!

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目次

国際両備フェリー「おりんぴあどりーむ」で、岡山から小豆島へフェリー旅!

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1. 国際両備フェリー「おりんぴあどりーむ」について

出典: YB1998 / PIXTA(ピクスタ)

1964年に両備運輸が東京オリンピック開催日に小豆島へ就航。また小豆島はオリンッピク発祥の地オリンピアのあるギリシャ・ミロス島と姉妹島です。このようなことに由来し、就航するフェリーには全て「オリンピア」がつけられています。

そしておりんぴあどりーむのデザインを手がけたのは、岡山市出身の日本を代表するデザイナー水戸岡鋭治氏!日本初のクルーズトレイン「ななつ星 in 九州」をはじめ、数々の鉄道やバスなどのデザインで話題を呼んでいます。おりんぴあどりーむはその水戸岡氏がトータルデザインしたフェリー。バリアフリー法に基づいた設計や機能性はもちろんのこと、豪華客船のような外観と洗練された船内が特徴です。

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2. 岡山駅から新岡山港へのアクセス

◆ 岡山駅周辺

まず羽田空港から飛行機で岡山空港へ。空港からはバスでJR岡山駅西口に到着です。今回の小豆島行きのフェリー旅は岡山駅が起点になります。

岡山といえば桃太郎!JR岡山駅の東口広場に、イヌ、サル、キジを従えた銅像が力強く立っています。

東口駅前はとても大きなバスターミナルになっていました。写真に入りきれません!

◆ 新岡山港へのアクセス

JR岡山駅から新岡山港まではバス1本で約35~40分。両備フェリーのHPにバスとフェリーの乗り継ぎ時刻表が掲載されていますよ。まずは後楽園がある方向の東口へ。すぐ駅前にある岡山東口バスターミナルの1番乗り場を目指します。

写真は東口の階段を下りたところです。このまま直進すると、

左側に「バス総合案内所」があります。こちらでバスとフェリーのチケットがセットでお得な「かもめバスきっぷ」を購入しました。駅からバスを利用するなら、割引き価格なので断然おすすめです!

「かもめバスきっぷ」 小豆島(土庄港)~新岡山港~岡山駅

片道料金(大人):バス+フェリー=1,500円

(※料金は2024年3月現在のものです)

バス総合案内所を左側へ曲がり進んで行くと、1番乗り場があります。ビックカメラが目印になりますよ!

新岡山港へのバスは天満屋(てんまや)経由と岡山大学医学部経由の2系統ありますが、ともに終点の停留所。バス停には電子掲示板もあるのでとてもわかりやすいです。

新岡山港行きのバスが来たので乗車します!

3. 国際両備フェリーの乗り場「新岡山港」

バスを降りるとフェリー乗り場にはすでに「おりんぴあどりーむ」が停泊していました。岡山の新岡山港から小豆島の土庄港まで約70分。両備フェリーでは新岡山港と土庄港を1日12便(6時~18時台)複数のフェリーが運行していて、そのうちの1隻がおりんぴあどりーむです。

新岡山港は海辺に似合う白い木造建屋でとてもお洒落!こちらは道路側から見た写真です。

海側にはベンチが置かれていて解放感たっぷり!出航までこちらで過ごすのもいいですよ。

窓口では出航時刻30分前からチケット販売が開始されますが、人のみと自転車・バイク利用者向けに券売機もあります。乗船時にチケットを見せるのみで、乗船申込書の記入など特別な乗船手続きは不要です。

車を利用する場合はチケット販売窓口で車検証のご提示をお忘れなく。また2019年4月から車両の予約受付(電話/WEB)が可能になりました。乗船改札は出航時刻の10分前から。出航時刻30分前までには着くようにしましょう。GWや連休などの繁忙期には早めの到着をおすすめします。

<旅客運賃>
大人(中学生以上)1,200円
小人(小学生)600円

(※料金は2024年3月現在のものです)

自転車で乗船するなら「せとうちサイクルーズPass」がおすすめ!フェリーの乗船料が割引きになってお得ですよ。サイクリング観光も楽しめる小豆島。香川県観光協会から観光スポットやグルメが記載された、「小豆島一周サイクリングマップ」が発行されていていますよ。

港には約60台駐車できる有料駐車場もあります。

近隣で立ち寄れるスポットとしては、新岡山港の北東徒歩5分ほどのところに「新岡山港 市民の森」があります。散策路や広場があるので、早めに着いた時やお子様連れにもおすすめです。桜の木がたくさんあったので、開花シーズンには乗船前に花を楽しめるかもしれませんね!

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4. 国際両備フェリー「おりんぴあどりーむ」の船内

では乗船!はたしてどんな船内なんでしょう?おりんぴあどりーむは1階が車両甲板、2階が客室、3階が船橋甲板、4階が展望場所の4層構造になっています。

◆ 客室

2階の船首あたりは展望が楽しめる一般客室になっています。乗船時間はわずか70分の短距離航路なのに、ピアノもあって特別感があるスペースです!

テーブルを囲むようなコーナーの席。半円を描くように椅子が配置され、カーブの背もたれがとてもデザインチック!

船首方向を向く一方向の一般客席もあります。船内は暖色を基調としたシートでどことなく電車のシートを彷彿するのは、多くの車両に携わってきた水戸岡鋭治氏ならではのデザインでしょうか。

船体の中央あたりにバリアフリーエレベーターがあります。

出入り口付近の椅子は壁のカーブに沿うように配置!壁には素敵な絵が飾られています。

ショップにはカウンター席があり、こちらで軽食やドリンク類をいただけますよ。ただし乗船時間によっては営業していない場合があるので気をつけましょう。

さすが小豆島への就航路線!ショップには小豆島の名産、小豆島そうめんのカップ麺がありました。

ショップの奥にあるラウンジコーナー。コンセントもあります。

トイレの入り口には、水戸岡鋭治氏のデザインによく登場する暖簾がありました。バリアフリートレイもあるので、車椅子やお子様連れの方も安心して利用できます。

トイレに入ってみてびっくり!洗面台のデザインもカーブです。

◆ 船橋甲板

3階へ行くと、船体にも描かれているギリシャ神話上の海神「トリトン」がお出迎え!上半身は人間、下半身は魚でほら貝を吹いています。

甲板のベンチもカーブで配置されています。

ベンチ1つにしても、重厚で角ばったデザインにするか曲線にするかでだいぶ印象が変わりますね!

こちらは船体後部にある「足湯」!ファンネル(煙突)脇にあり、くみ上げた海水をエンジンの余熱で温めています。船上で足湯だなんてすごい発想ですね!しかも利用は無料(冬季、天候不良時は休止)。利用後に海水を洗い流す「洗い場」が隣にあります。

長距離運転をしてきたドライバーには、特に重宝されているのではないでしょうか。万が一タオルがなくても、ショップで「おりんぴあどりーむオリジナルタオル(210円)」を購入できますよ。旅の思い出にもなりますね。

足湯があることは事前に両備フェリーのHPで知っていましたが、

なんと2つもありました!

◆ 展望場所

次は4階を探検!

操舵輪のオブジェがある開放的なスペース。船長気分を味わいたいお子様へ特におすすめです。

その後、2階のショップで小豆島の「醤油ドーナツ」をいただきました。小豆島は伝統的な醤油造りが約400年も続いている地です。ドーナツはサクサクしていて、後からほんのりと醤油の風味が口に広がります。

洗練されたデザインの船内を探検したり、景色を見たりするうちに約70分の乗船は終わり、小豆島・土庄港へ下船の時を迎えました。

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5. 小豆島での移動手段

今回、小豆島での移動は路線バスを利用しました。「オリーブバス」のマスコットキャラクターは「オリバスくん」。停留所の看板になっています。オリーブバスの本数は限られていますが、島内のほぼ全域を網羅していて、1時間乗車するような遠方でも最大運賃が片道なんと300円!とてもお得感がありました。もちろん、たくさん利用するなら割引がある「小豆島フリー乗車券」がお得ですよ。

バス以外は自転車もおすすめです。レンタサイクルもありますし、臨機応変に利用したいならシェアサイクルがありますよ!島内の観光地や宿泊施設付近にステーション(駐輪場)があり、電動アシスト自転車を利用できます。返却台数に空きがあればどこにでも返却可能です。

アクティブに行動したいならやっぱり車!港周辺や宿泊施設の一部などでレンタカーの手配ができます。その他にはタクシーや観光バスがあります。

6. 小豆島の観光

小豆島観光のベースにしたのは、干潮時に道が現れる観光スポットの「エンジェルロード」が見えるホテル。ロビーからはこの眺望です!部屋はもちろん海側。毎朝、カーテンを開けるとエンジェルロードがバッチリ見えて、清々しい朝を迎えられました。

今回は島内の「土庄エリア」をメインに、「道の駅」小豆島オリーブ公園も観光しました。これから、その観光情報をお送りいたします!

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① 土庄エリア

◆ エンジェルロード

まずはホテルの近くから探検!エンジェルロードへ向かいました。途中の入り江には朝陽が差し、波一つない水面でとっても静かです。

エンジェルロードでは潮の干満により海底が道のように現れたり消えたりする、トンボロ現象が起こります。1日に2回、最大干潮時刻の前後2時間ほど、道が現れる不思議な場所。そして大切な人と手を繋いで渡ると願いが叶う、といわれる開運スポットです。潮の状態で時刻は変わるので、観光前に潮見表のチェックをお忘れなく!

エンジェルロード公園にはオリーブの木を背景に「天使のポスト」があります。真っ白でハートマークと羽がとってもキュート!ん?オリーブの木の根元にある黒い物はなんでしょう?

猫ちゃんでした!SNSでエンジェルロード周辺に出没すると話題の猫ちゃんですが、まさか会えるとは思っていませんでした。まだ朝なのでぐっすりお休み中。ちょっとした偶然の喜びが、旅のテンションをアップしてくれますね!

エンジェルロードを見るなら、ぜひ「約束の丘展望台」へ。この絶景が見られますよ!

展望台には「幸せの鐘」も。展望台へ行く石段は急で足元の悪い所もあるので、歩きやすい靴で行くことをおすすめします。

エンジェルロードを渡ってみると、皆さんの願い事が詰まった絵馬がたくさん掛けられていました。

※エンジェルロードは渡れますが、先の島々はYMCA専用キャンプ場や私有地のため無断で立ち入れません。

◆ 迷路の街

エンジェルロードの北側にある、周囲約2.4㎞範囲の街です。海賊の侵入や南北朝時代の混戦に備えて、意図的に複雑なつくりになった路地が続いています。名前のごとく、本当に迷路のようです!事前に「地図が必須」という噂を耳にしましたが、地図があっても迷いました…。ですが、趣のある路地を迷いながら散策を楽しむのもいいですよ。

妖怪による町おこしを展開していている「妖怪美術館」があります。

奇抜なデザインの看板で目を引くのは、駄菓子や雑貨を扱う「モノノケ堂」。昔懐かしい雰囲気でいっぱいです!

目に留まった巨大で不思議なタワーは新・妖怪製造装置「チョーケシ」。カラフルな札は「チョーケシ絵馬」で、こちらに過去の嫌な事や後悔を書いてチョーケシに掛けると、字のごとく「帳消し」にしてくれます!

街中には遊び心に溢れる壁画がいっぱい!

迷路の街以外にもあり、

土地勘のない観光客をしっかりと案内してくれます。

大阪城築城の際に小豆島の石が使われましたが、切り出されたものの使われずに残ってしまった石があります。「残石」や「残念石」などと呼ばれ島内にたくさんあり、迷路の街にもあるので行ってみました。「大阪城」「石」という単語から大きなイメージを持っていましたが、迷路の街にあるのはとてもコンパクト!気づかずに通り過ぎてしまいました。探すときには道路脇をチェックするようにしてみてくださいね。

石の背後にある照明に書かれているのは、晩年を小豆島で過ごした俳人・尾崎放哉(ほうさい)の句です。

◆ 西光寺

迷路の街の一角に小豆島八十八ヶ所「西光寺」があります。

門の前では可愛らしい人形が出迎えてくれました。

樹齢250年以上になるイチョウは町指定天然記念物。きっと秋は黄金色の世界になることでしょう。本堂右の階段に「誓願の塔」の案内板があったので行ってみます!

階段を上りきると、青空に朱色が映える誓願の塔と弘法大師の像がありました。街も一望できて清々しい景色です。ですが、ここで終わりではありません!西光寺に来たら地下の「戒壇めぐり」へ。

本堂へ行くとちょうどご住職がいらして、戒壇めぐりをご案内して下さいました。真っ暗闇の中、壁を頼りに歩いた先には薄暗い合わせ鏡の空間に、剣を持つ弘法大師像があります。ご住職が蝋燭に火をつけてくださり、お参りすると不思議なお話が!蝋燭の火は願いの大きさで変わり、邪心があると揺れるそうです。私は揺れなかったのでほっとしていました。

別の空間には閻魔大王の像があったり、干支の守り本尊がある洞窟を上ったりと盛りだくさんの体験ができます。最後は誓願の塔の真下につき、西光寺にゆかりのある俳人・尾崎放哉が拝んでいた仏像にお参りしました。観光の際はぜひおすすめです!

◆ 土淵海峡

迷路の街の北側にある、小豆島にあるギネスブック認定の土淵海峡(どふちかいきょう)。海峡というとスケールが大きそうなイメージですが、こちらの海峡はその逆。「世界で一番狭い海峡」です。夜はライトアップするらしいので行ってみると、ブルーに輝いていました!知らなければ川と思ってしまうほど狭い海峡です。写真の左側にある建物は土庄町役場。

土淵海峡を訪れた記念に土庄町役場へ行くと、横断証明書(100円)を発行してくれます。役場が締まっている時間でもご安心を。宿直室へ行けばOKです。

ちなみに私が行ったのは平日20時位。宿直室へ行くと役場内へ案内してくださり、名簿に住所の都道府県と氏名を書いて証明書をいただきました。証明書の裏面は土淵海峡のスタンプが押され、ポストカードとしても使えるようになっています。

◆ 富丘八幡神社

朝、晴れていたらぜひ行きたかったサンライズスポットです。「新さぬき百景」に選ばれている双子浦の北側で、さらに高台にあります。息を切らせて階段を上がると、

本殿があります。

頑張って上がってきた分、帰りには素晴らしい景色に出会えますよ!エンジェルロードもしっかり見えました。

② 「道の駅」小豆島オリーブ公園

海を見下ろす丘に約2000本のオリーブがあり、道の駅とは思えないほどバラエティに富んだ施設の「道の駅 小豆島オリーブ公園」。写真映えするのはギリシャ風車だけではありません!

高さ3mもある巨大な本のモニュメントや、

遊び心満載の鉛筆型フェンスもあります。

映画『魔女の宅急便』実写版で使用された、「雑貨コリコ」。

扉を開けると赤と緑のカラフルな店内が!

雑貨やハーブティーに、

アクセサリーなどが販売されています。見ているだけでも気分が上がります!

オリーブ記念館ではほうきの無料レンタルができます。ギリシャ風車の傾斜地を利用して、多くの方がほきに乗って飛んでましたよ。

温室ハーブガーデンではさまざまなハーブを販売しています。

もちろん、オリーブも販売されていました。

幸せのオリーブ色のポストもありますよ。

売店にはオリーブのやハーブの商品がたくさん!お土産にオリーブオイルを購入しました。

7. 国際両備フェリーの乗り場「土庄港」へのアクセス

◆ 土庄港へのアクセス

土庄港へは国道436号線が通っており、車での移動はとてもわかりやすいです。また本数に限りはありますが、土庄港を起点とするオリーブバスの路線が複数あります。土庄港から少し離れた立地のホテルは、送迎サービスを行っていることが多いですよ。シェアサイクルを返却できるステーション(駐輪場)も豊富です。

◆ 土庄港周辺の様子

小豆島の観光を終え、土庄港から新岡山港へ戻ります。まずは港周辺を確認。土庄港は小豆島で最大の港だけに、岡山行きのフェリーの他、高松や宇野・豊島行き、さらには高速艇の高松・豊島行きもあります。チケット売り場は行き先により異なるので、港の案内板で要チェックです。

岡山行きのフェリーチケットを求め、「土庄港ターミナル」(アートノショーターミナル)へ。カーブが印象的な円筒形の建物なので、一目でわかりますよ。では中へ!

こちらはチケット販売窓口だけでなく、アートギャラリー「ART no SHOW」があります。時間がある方は鑑賞してみてくださいね。私が訪れた時は「瀬戸内国際芸術祭2019」に向けて準備中。作品のセッティング途中が見られて面白かったです。

また観光案内所もあるのでパンフレットをいただける上に、窓口の方が周り方やおすすめ情報を教えてくださいました。

チケットは出航時間の30分前から販売開始。こちらで往路でも利用した、フェリーとバスがセットになったお得な「かもめバスきっぷ」を購入しました。

ゆったりとした待合所があり木製のベンチや、大小のロッカーもあります。

売店もあり香川名物のうどんも提供しています。乗船時間によっては営業していないかもしれないので注意しましょう。写真右奥にはロッカーや自動販売機がありました。次は、土庄港ターミナルの外を確認していきます!

歩いていると何だかぷーんと香ばしいごま油の香りが…。対岸のかどやのごま油・小豆島工場がありました。お土産付きの工場見学ができますが予約が必要です。今回は外見と香りのみを堪能。

土庄港のシンボル「太陽の贈り物」。2013年の瀬戸内国際芸術祭作品でオリーブの葉を王冠の形にした造形です。大きくて抜群です!

小豆島観光センターは2019年3月に改装したばかり。小豆島の玄関口にあり、観光に関するものが何でも揃う場所!といった印象です。

軽食コーナーやさまざまな種類のお土産があり、観光のパンフレットもたくさんあります。

小豆島の人気キャラクター「オリーブしまちゃん」グッズも販売されていますよ!

小豆島観光センターの近くにある「平和の群像」は、小説『二十四の瞳』をモデルにしたブロンズ像。オリーブの木に囲まれています。小豆島にはオリーブ畑だけでなく、街のあちこちにオリーブの木があるんですよ。

「オリーブポートとのしょう」は高松・宇野・豊島へ行く高速艇の窓口。

こちらは高松・宇野・豊島へ行くフェリーの窓口です。看板にはっきり書かれているのでわかると思いますが、岡山行きのチケットは「土庄港ターミナル」での販売です。くれぐれもお間違え無く。

8. 土庄港から岡山への帰路

そろそろ岡山へ向け戻る時間。土庄港から新岡山港へ行くフェリーも、往路と同じ「おりんぴあどりーむ」に乗船です!真っ白な船体に青くペイントされた海神・トリトンが引き立ちます。

フェリーの端を歩いて乗船です。エレベーターがあるので、大きな荷物がある場合や足の悪い方でも安心ですね。

往路と同じように揺れもなく穏やかな瀬戸内の海を渡り、新岡山港へ戻ってきました。その後、バスで岡山駅へ。

岡山はフルーツ王国、そしてグルメも満喫できる場所!空港へ行く前に、岡山の郷土料理「ばら寿司」をいただきました。寿司を提供するお店はたくさんありますが、駅ビル「さんすて岡山」にあるお寿司屋さん「吾妻寿司」です。目にも鮮やかですが、アナゴやエビなど新鮮な魚介類がとても柔らか!ネタに上品な味がついているので、お醤油をかけずにそのまま美味しくいただけました。

お腹も満足したところで、空港へ移動し帰路となりました。

◎ 最後に:利便性のいい岡山からフェリーで小豆島へ

岡山は昔から交通の要衝とされてきました。飛行機でも新幹線でもアクセスでき、道路網も充実していてとっても便利!ちなみに飛行機と新幹線のどちらにしようか迷っているなら、飛行機の早割がおすすめです。新幹線より安い料金で岡山へ行けますよ!また仮に羽田空港 ⇒ 岡山空港を利用するなら、搭乗時間は1時間15分。お金も時間も抑えたスマートな移動が可能です。美しい景色とさまざまな楽しみ方ができる小豆島。新岡山港から小豆島・土庄港まで有名デザイナーが監修するフェリーに乗って、旅をより素敵にしてみませんか?

※記載内容は2019年4月現在の情報です。

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