沼津港のおすすめ観光ガイド｜首都圏からも近い人気の魚介グルメスポット！

伊豆半島の付け根にあたる沼津港は、首都圏からのアクセスも良く、新鮮で美味しい魚介が気軽に購入できる人気の観光地。港の周囲には新しいスポットも増え、グルメやショッピング以外の観光も楽しめます。そこで今回は、沼津港の魚市場から周辺の観光名所まで、沼津を満喫するためのスポット情報をご紹介します。

1. 沼津魚市場INO

ギリシャ神話の海の女神「イーノー」の名が付けられた沼津の魚市場「INO」では、2階に観光客用の通路が用意され、威勢の良いせりの様子を見学することができます。また食事処も数軒あり、市場から仕入れた新鮮そのものの魚介をリーズナブルなお値段でいただくことができます。

またINOには展望デッキがあり、眼下に港、目を上げれば富士山や箱根の山々など、景色を楽しむこともできるんですよ。魚市場と観光施設が一体になっている例は、日本に漁港多しといえどもここ唯一ともいわれています。

2. 沼津みなと新鮮館

沼津みなと新鮮館は、沼津港の入口に建つ商業観光施設です。沼津魚市場INOが観光客にとっては見学メインとなるのに対し、沼津みなと新鮮館では食事と買い物を心ゆくまで楽しめます。

新鮮魚介の食堂や回転寿司はもちろん、その場で唐揚げや姿焼きせんべいにしてくれるお店もあります。また、お土産用の干物や加工品、珍味をはじめ、伊豆のわさびや愛鷹のお茶など、沼津周辺の特産品も勢揃い！ぶらぶらお店を見ながら歩いているだけでも、気分がぐーんと盛り上がってきますよ。

3. 港八十三番地

沼津みなと新鮮館の向かいの港八十三番地は、沼津港の新しいグルメストリート。沼津みなと新鮮館が静岡や伊豆のお土産など幅広く取り扱っているのに対し、ここ港八三番地は駿河湾の食材にこだわった地産地消をコンセプトにしています。

浜焼きや回転寿司、海鮮丼など定番の食堂はもちろん、深海魚バーガーが話題の「沼津バーガー」や沼津産〆サバを使用した鯖サンドの「カフェラティメリア」といった新スタイルのお店もありますよ。2019年の夏にはさらに拡張して店舗数もアップ！ますます発展する沼津港の注目スポットです。

4. 沼津港深海水族館

最深部で水深2500mもあり、日本で最も深い湾とされる駿河湾。その深海の不思議な生き物たちに会えるスポットが、こちらの沼津港深海水族館です。

ノドグロ（アカムツ）やキンメなど高級食材としても知られる美味しい深海魚から、ダイオウグソクムシやテヅルモヅルのようなちょっとグロテスクな生き物まで、深海に暮らすさまざまな生物が展示されています。また、生きた化石として有名なシーラカンスの標本も、人気の展示物。

食べられる魚も食べられない魚も、深海の生物について知ることで、沼津港の観光もより意義深いものとなるでしょう。

5. 大型展望水門「びゅうお」

「びゅうお」は津波から沼津の港と町を守るため作られた、日本最大級の水門です。その高さと大きさを活かし、両岸の機械室の周囲が展望回廊として開放されています。

360度の景色が楽しめる「びゅうお」の展望室からは、富士山や駿河湾はもちろん、遠く南アルプスの山々まで望めますよ。さらに夜にはライトアップされ、20時まで営業。港の水門からの夜景もまた、他所ではなかなか見られないロマンチックなものですよ。

6. 沼津御用邸記念公園

沼津港南東の海辺に建つ沼津御用邸記念公園は、もともと大正天皇が皇太子時代に静養する場所として建てられた皇室御用邸。沼津市に無償貸与され公園として整備された今日では、千本松原の松林に囲まれた静かで風光明媚な観光名所として親しまれています。

明治時代の宮廷建築の様式が残る貴重な建物で、歴史的にも価値の高い沼津御用邸。主だった屋敷のほかに、主馬（厩舎）を改造した喫茶室や松並木を望むそば処なども見どころですよ。国の名勝にも指定されていて、浜辺からは海と松原と富士山の美しい景色を眺めることもできます。

◎ 最後に：沼津港のアクセス

沼津港は、沼津駅や沼津市街からは少し離れています。JR沼津駅から路線バスに乗って15分ほどで行けるほか、三島駅からの急行バスなら約8分と便利です。車の場合、東名高速道路沼津ICや新東名高速道路の長泉沼津ICから向かうことになりますが、途中市街地を抜けなければなりません。休日などは駐車場待ちの車で渋滞になってしまうこともあるので、駅近くの駐車場に停めてバスを利用するのも一手ですよ。沼津駅からは、歩いても30分程度で着きます。また都心からは、富士急シティバスが8時に新宿を出発する沼津港行きの高速バスを運行しています。

沼津港のおすすめ観光ガイド｜首都圏からも近い人気の魚介グルメスポット！