札幌駅と大通りを快適に移動！札幌駅前通地下歩行空間チ・カ・ホとは？

札幌駅前通地下歩行空間「チ・カ・ホ」は、地下鉄南北線さっぽろ駅と大通駅をつないでいる地下通路。1日5万人以上の人々が利用しているデータもあることから、札幌市民の地下のメインストリートとも言えるでしょう。複数ある出口はショッピングモールや観光スポットにも行けるので、観光客にとっても非常に便利です。今回はそんなチ・カ・ホの観光スポットやイベント、近くの駐車場まで幅広い情報をお届けします。

1. チ・カ・ホとは？

「チ・カ・ホ」とは、札幌市のメインストリート・札幌駅前通りの真下にある地下通路です。チ・カ・ホという呼び名は2012年に公募で決まった愛称で、正式名称は「札幌駅前通地下歩行空間」。地下鉄南北線さっぽろ駅と大通駅を結んでいます。その距離なんと520m。区間内にはいくつも出入り口があるので、移動にとても便利です。雨の日や雪の日でも濡れずに両駅間を歩いて行けるので、札幌市民もよく利用しています。

ちなみにこのチ・カ・ホは、ただの地下通路というわけではありません。「創造都市さっぽろ」の推進、「市民活動」の推進、「都心回遊、活性化」の推進、「都心のビジネスパーソンへの快適な日常」の提供、「さっぽろ・北海道の魅力発信」の推進の5のコンセプトに基づいて様々なイベントも開催されています。

2. 広場について

ただの地下通路ではないチ・カ・ホには、区間内に広場が4ヵ所あり、イベントが開催されています。ミニコンサートや展示イベントなどがよく開催されているのが「北3条交差点広場西」。4つの広場で一番小さい「憩いの空間」では、写真展やアートイベントがよく催されています。

「北大通交差点広場東」と向かい合う「北大通交差点広場西」は、どちらも物産展やワークショップが行えるスペースがあり、イベントが開催されていると活気があり大賑わいです。毎週のように何かしらのイベントがどこかで開催されているので、近くに寄った際にのぞいてみると新しい発見があるかもしれません。

イベントスケジュールはWebページから確認できるので、気になる方は確認してみましょう。ちなみにここの広場は一般の方も有料で使うことが可能です。チ・カ・ホの広場を利用する際は電話で仮予約後、申請書を送ってください。利用申請はWebページからできます。

3. 周辺の駐車場

チ・カ・ホ周辺は観光地で栄えていることもあり、タイムズなどの駐車場がたくさんあります。おすすめは154台入庫できる「北1条地下駐車場」です。30分250円で、7時30分～22時は最大料金2000円、21時30分～8時で最大料金500円（※すべて2019年5月現在）となっています。アクセス方法はチ・カ・ホの北1条地下駐車場出口から歩いて約3分です。

4. 出口付近のショッピングスポット

■ 三井ショッピングパーク赤れんがテラス

北海道および札幌の観光名所・赤レンガ庁舎の目の前にある「三井ショッピングパーク赤れんがテラス」は、チ・カ・ホから直接行くことができる商業施設です。雑貨店をはじめ、バラエティ豊かなレストランやカフェが入っています。ショッピングはもちろん、小腹が空いた時や休憩、食事する際には一度立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

■ 札幌大通西4ビル

「札幌大通西4ビル」には「白い恋人」で有名な石屋製菓の専門店「イシヤショップ」があります。イシヤショップの魅力は「白い恋人」が1枚ずつ買えるところ。同じく石屋製菓のミルフィーユ菓子「美冬」なども1個ずつ購入できるので、自分の好みに合わせて複数枚買うことができますよ。また、お店で包装・ラッピングもしてもらえるので、お土産にもピッタリです。

5. チ・カ・ホまでのアクセス

チ・カ・ホは地下鉄南北線さっぽろ駅と大通駅をつなぐ地下通路のため、2ヵ所の駅からはすぐに行けます。JR札幌駅の北側からもチ・カ・ホへ行くことができ、南北線・大通駅側ではすすきの駅からもチ・カ・ホに行くことが可能です。様々な駅と直結しているチ・カ・ホはアクセス抜群で便利だというのが分かりますね。

◎ 最後に：チ・カ・ホでおすすめのイベント

一般の方が申請して利用できる広場以外にも、チ・カ・ホを管理している企業が主催するイベントスペースがあります。そこで定期的に開催されているイベントのひとつが「kuraché（クラシェ）」です。「暮らし」と「マルシェ」からなるイベントで、毎回テーマが設けられています。そのテーマに合ったお店が集まり、「北海道らしい素敵な暮らし」を発信していますよ。日用品や食器、食品など様々な商品が並ぶ人気のイベントです。