台湾のベニスと呼ばれる淡水は、異国情緒が薫る露のスタルジックな旧港町

台湾のベニスと呼ばれる淡水は、異国情緒が薫る露のスタルジックな旧港町

淡水は台北市の北、新北市にある旧港町です。台北市内からも近く、観光スポットとしても知られています。古くはオランダの貿易会社やイギリスの総領事館があったため、今も残る異国情緒が観光客に人気です。「台湾のベニス」とも呼ばれる美しい水辺の街・淡水でおすすめの観光スポットや耳よりな情報を紹介します。

目次

台湾のベニスと呼ばれる淡水は、異国情緒が薫る露のスタルジックな旧港町

目次を閉じる

1. 「淡水老街」でグルメ&ショッピングを満喫

MRTで台北市内から40分ほどで淡水駅に到着。駅のすぐ近くに淡水老街があります。土産店や飲食店、量販店が多く、観光客や地元の人たちで賑わっています。美味しい台湾グルメもたくさんあり、味も本格的。小腹を満たすのにぴったりな肉まんや今川焼きに似たスイーツもあったりして、食べ歩きにも重宝します。普段日本では見かけないような物に挑戦するのもいいかもしれません。この商店街を抜けると市場もあり、地元の人の生活も垣間見れます。

2. 川沿いの遊歩道はレンタサイクルもおすすめ

整備された遊歩道は川風を感じながら散策するのに気持ちよく、ベンチなども整備されているので、ぜひ足を向けてみてください。歩くのが苦手な方にはレンタサイクルがおすすめ。自転車を使って淡水の景観を楽しむのもいいでしょう。レンタサイクルは台北市内で乗り捨ても可能なので、淡水川沿いを台北市内までサイクリングするのもおすすめです。体力自慢の方は台北⇔淡水を自転車でのんびり往復してもいいかもしれません。

淡水まで来たらぜひこの遊歩道で夕日を見て帰りましょう。「台湾のベニス」と呼ばれる淡水はこの夕日が観光名物なので、時間を合わせての訪問するといいでしょう。

3. レトロな美観に注目!「紅楼餐庁」

紅楼餐庁は老街の淡水河沿いの階段を登ったところに建つ美しい建造物で、紅楼は100年以上前に建てられました。赤いレンガで建てられたことから「紅楼」と呼ばれています。現在は老朽の修復作業も終わり、館内ではレストランやカフェが営業しています。

レストランは中華がメインで日本語のメニューもあり。味も雰囲気も素晴らしく、地元の人たち利用しています。最上階がカフェになっていて、淡水の景観を見渡せるのが好ポイント。ここから淡水の夕焼けを楽しむのもいいでしょう。

4. 「淡水礼拝堂」はノスタルジックな外観とステンドグラスが◎

出典: shinee / PIXTA(ピクスタ)

淡水駅から徒歩15分。老街を抜けた先に建つ美しいレンガ造りの教会が淡水礼拝堂です。台湾で一番古い長老教会と言われています。中に入ることは難しいですが、教会の前の広場から写真を撮ることができます。教会のステンドグラスがとても映えて、シャッターを押す手が止まりません。

となりには台湾に西洋医学とキリスト教を伝道したマッカイ先生の診療所があります。自由に見学可能な他、近くには先生由来の教会や銅像があるので、こちらも忘れずに観て帰りましょう。近所の小道には小さなお店やお洒落なカフェが並んでいるので、休憩にやショッピングに立ち寄ってください。

5. 台湾イチ古いビクトリア朝様式の建築「紅毛城」

紅毛城は、台湾で現存する一番古い建造物と言われ、17世紀前半に建てられました。最初はスペイン人の手によって建てられた城でしたが、その後オランダ人が要塞として利用していました。その後は各国の領事館として使用されて、現在では歴史的建造物として一般開放されています。

要塞というだけあって、丘の上に丈夫な壁を伴って建てられています。内装もビクトリア朝の様式を見ることができ、一見の価値があります。また、ここから見る淡水の景色は美しく、淡水をまた違った角度から楽しむことができます。

6. 美しい夕日を見るなら「漁人碼頭」

出典: 陶 澤中

様々な場所での夕日をおすすめしてきましたが、漁人碼頭こそが夕日を一番きれいに見ることができる場所と言われています。老街を抜けて進んでいくと、漁人碼頭に着きますが、場所の良さからも多くの人が集まり、テレビなどでもよく撮影に使われるほどです。季節が暖かくなってくると、桟橋の下に露店やレストランがオープンし、新鮮な魚介なども食べることができます。大道芸人の人がいたり、座っているだけで楽しむことができる場所です。

7. 淡水のアクセス

淡水はMTRの淡水信義線の終点。淡水信義線は路線図上では赤い線です。台北駅から約40分程度で淡水駅に到着します。運賃は片道50元。ICカードの悠遊カードなら2割引で乗車できるので、ぜひ利用しましょう。台湾旅行中の晴れの日にふらっと出かけられるような距離ですので、ぜひ淡水にまで足を運んでみてください。

◎ 最後に:余裕があればクルーズに挑戦!

クルーズは「漁人碼頭」駅から老街近くの淡水埠頭、対岸の八里埠頭、左岸埠頭まで運行しています。時間も短く現金またはICカードで乗船可能。気軽にクルーズ気分が味わえるとあって人気です。地元の人の足としても使われていますが、船からも観光名所が見られる場合があり、夕刻の時間には美しい景色が楽しめます。淡水を観光する方は覚えておくとよいでしょう。

国内のエリア一覧

海外のエリア一覧

カテゴリー一覧

新北でおすすめの記事

新北のアクセスランキング