大阪の難波｜レトロな法善寺横丁で大阪グルメと水掛不動さんに触れる旅！

法善寺横丁は大阪府大阪市の中央区難波にある、法善寺を中心に飲食店が建ち並んだ地域のことです。昔懐かしの大阪の風情を残す法善寺横丁では、水掛不動さんと愛される水掛不動明王や、大阪名物のお好み焼き・串カツ、さらに焼き鳥やおでんなど様々なグルメと観光が満喫できます。また、日が暮れると法善寺の境内に吊るされている提灯が灯り、幻想的な光景に。夜に行くのもオススメですよ。

1. 観光客にも人気の「水掛不動さん」

大阪に住んでいる人々から親しみを込めて「水掛不動さん」と呼ばれているのが、法善寺にある水掛不動明王。法善寺横丁の定番観光スポットです。ここの不動明王は水をかけて祈ると願い事が叶うと言われ、参拝客が水をかけて祈る姿をよく目にします。

長い年月を経て、参拝客が水をかけて祈り続けてきた結果、不動明王は緑色の苔に覆われるようになりました。訪れた際には水をかけてお祈りしておきましょう。縁結びや商売繁盛にご利益があるだけではなく、水をかけることから水商売にもご利益があると信仰されています。

2. オススメの串カツ店「wasabi」

法善寺横丁でオススメの串カツ店は、創作串カツを提供するwasabi。モダンな雰囲気のある店構えのこのお店は、ミシュラン一つ星を獲得しています。店内には10席ほどのカウンターしかなく、いかにも高級料亭の雰囲気がありますが、ここは串カツの名店です。

かつて一番人気だった大阪のフレンチレストランで働いていた経験を持つ、店主が作る創作串カツは絶品。四季折々の旬な海の幸、山の幸を串カツで美味しく味わえます。ほいほい行けるような価格のお店ではないですが、一度行ってみて損はありません。その際には予約が必須となります。

3. ランチにぴったりのお店「喝鈍」

法善寺横丁でランチを食べるなら老舗カツ丼専門店の喝鈍（かつどん）はいかがでしょうか。お店は間口が狭く見落としがちですが、お店の前に「かつどん」と書かれたのぼりがあるので見つけられると思います。店内は昭和レトロな雰囲気で、懐かしさを感じるでしょう。

喝鈍のカツ丼は、鍋で卵とじをしたカツ煮状態のお皿とご飯が別に提供されます。カツをご飯に乗せるも乗せないも食べる人次第。好きな食べ方で堪能してくださいね。どちらにしても、甘いダシとふわふわの卵でとじられた揚げたてジューシーなカツは美味しいですよ。なお、店内はカウンター10席ほどしかいないため、混雑することもあります。

4. 人気のスイーツ店「夫婦善哉」

法善寺横丁のオススメスイーツと言えば、明治16年創業の夫婦善哉（めおとぜんざい）。一人前を注文すると、善哉が二杯のお椀に分けて出てきます。二杯の方が善哉がいっぱい入っているように見えることから、一人前の善哉でも二杯に分けて提供しているそうです。

ある日、お客さんから「なぜ二杯に分けているのか？」理由を尋ねられた際、お店を切り盛りしていた妻と娘が夫婦であると答えたことから人気急上昇。夫婦善哉として知られ、名物スイーツとなりました。

伝統的な二杯のお椀に一個ずつ白玉が入っている夫婦善哉は、ほっとするような温かさとトロッとした触感と甘さがあって絶品ですよ。また、その名前の通り、カップルで食べると円満になれたり、惹かれ合う二人が食べると恋愛が成就したりと縁起物としても話題です。場所は水掛不動さんのすぐそばにあるので、縁結びの願いをしてから訪れてみましょう。

5. ディナーで行きたい割烹料理屋「正弁丹吾亭」

法善寺横丁でディナーを楽しむなら、明治26年から続く割烹料理屋「正弁丹吾亭（しょうべんたんごてい）」がオススメです。一度火災にあったため、外観は元の姿を忠実に再現していますが、内装は明治の面影がありません。空間デザイナーがデザインした、スタイリッシュでモダンな造りになっています。

そんな正弁丹吾亭の名物は味噌おでん。甘すぎず辛すぎずなちょうどいい味噌が、大根や焼き豆腐などの具材とマッチしていて美味しいです。他にも旬の魚介や野菜を使った料理もたくさんありますよ。手の込んだ料理の数々をぜひ堪能してみてくださいね。

◎ 最後に：法善寺横丁までのアクセス

ミナミの繁華街にひっそり佇む法善寺横丁へは、地下鉄でのアクセスが便利です。市営地下鉄・千日前線、御堂筋線の「なんば駅」から徒歩5分。なんばウォークからB20番出口から出て千日前商店街を歩きます。歩いていると2つ目の十字路で左側に法善寺の門柱があるので、左折したらそこが法善寺横丁です。

大阪の難波｜レトロな法善寺横丁で大阪グルメと水掛不動さんに触れる旅！