奈良で絶対外せない観光スポット!東大寺の見どころをご紹介

奈良で絶対外せない観光スポット!東大寺の見どころをご紹介

東大寺は、奈良市のシンボルとも言える「奈良の大仏」で有名な華厳経の寺院です。奈良公園の一角にある東大寺の境内には、世界最大級の木造建築でもある大仏殿をはじめ、南大門、二月堂など、天平文化を伝える貴重な建造物が立ち並びます。興福寺や春日大社などとともに世界遺産に登録された「古都奈良の文化財」のひとつでもあり、歴史的・文化的に貴重な遺産を多く所蔵。国宝や重要文化財も多く、見どころが満載です。ここでは、主な建造物から年中行事まで、東大寺の観光情報をまとめてご紹介します。



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奈良で絶対外せない観光スポット!東大寺の見どころをご紹介

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1. 金堂(大仏殿)

出典: shiii / PIXTA(ピクスタ)

国宝の東大寺金堂、別名「大仏殿」は、本尊の大仏を安置する建物として751年に聖武天皇によって建てられました。国家や人々の平安を願って建立された大仏は、正式名称を「盧舎那大仏(るしゃなだいぶつ)」と言い、「世界を照らす仏・ひかり輝く仏」を意味するのだそう。現在の大仏殿は江戸時代に再建されたもので、高さ約18mもある巨大な仏像を収める世界最大級の木造建築として知られています。

大仏殿では「柱くぐり」も見逃せません。大仏の鼻の穴と同じ大きさの穴があいた柱があり、そこをくぐると無病息災のご利益があると言われています。大人には少々小さすぎて通り抜けるのはなかなか困難ですが、ぜひチェックしてみてください。

2. 南大門

出典: Sana / PIXTA(ピクスタ)

南大門は東大寺の南の入り口に位置する国内最大の山門です。奈良時代に創建された当初の門は、平安時代に暴風により倒壊。現在の門は鎌倉時代に東大寺を復興した重源上人によって再建されたもの。高さ約25mにもおよぶ南大門は、いかにも風格のある佇まいで見る者を圧倒します。

南大門では、門の左右に設置された「金剛力士像(仁王像)」も見どころです。この金剛力士像は名仏師として知られる運慶と快慶の代表作で、南大門が再建された4年後の1203年に安置されました。阿形(あぎょう)と吽形(うんぎょう)の左右一対から成る像は、高さ8mもあり迫力満点。見ごたえたっぷりの南大門と仁王像は、どちらも国宝に指定される名作です。

3. 法華堂

出典: k-hiro / PIXTA(ピクスタ)

国宝の法華堂は、不空羂索(ふくうけんさく)観音を本尊とするお堂で、東大寺の伽藍で最古の建物です。元々は寄棟造りの「正堂」と「礼堂」が隣接していた法華堂。正堂は東大寺創建当初から残る奈良時代の建築で、鎌倉時代に入母屋造りに改築された礼堂と接合されました。それぞれの時代の建築様式や技術の高さがうかがえる貴重な建造物です。

堂内に安置されるのは、不空羂索観音菩薩像のほか、金剛力士立像、梵天・帝釈天像、四天王像など、国宝に指定される見事な彫刻ばかり。普段は秘仏として祀られている執金剛神立像(しゅこんごうじんりゅうぞう)は、毎年12月16日の特別開扉時のみ拝観が可能です。

4. 二月堂

出典: ましゃいこ / PIXTA(ピクスタ)

東大寺境内の東側に位置する二月堂。その名前は、旧暦の2月に行われる伝統行事「修二会」の舞台であることに由来しています。国家や人民の安泰を祈るこの行事のハイライトは、二月堂前の井戸から本尊の十一面観世音菩薩にお供えする「お香水」を汲み上げる「お水取り」と言われる儀式で、大きな松明が灯されることから「お松明」とも呼ばれています。巨大な松明が二月堂の回廊を明々と照らし駆け巡る様子は圧巻。当日は多くの参拝客で賑わいます。

現在残る二月堂は1669年に再建されたもので、国宝にも指定。大観音と小観音の2体から成る本尊は絶対秘仏で拝観することはできませんが、建物は24時間拝観可能です。

5. 東大寺総合文化センター

出典: kaplos / PIXTA(ピクスタ)

東大寺総合文化センターは、ミュージアム、収蔵庫、図書館、研究所などを備え、華厳宗の教えや東大寺の歴史・文化を紹介することを目的として建てられた施設です。ミュージアムでは、奈良時代から続く長い歴史の中で生み出された彫刻や絵画、工芸品など、東大寺が所蔵する宝物の数々を展示。収蔵品は国宝や重要文化財も多く、傑作揃いです。

センターにはショップやカフェも併設しているので、東大寺のお土産を買ったり、観光の合間に休憩したりするのもおすすめ。建物の入り口脇には実物大の大仏の両手があり、その大きさを実感できますよ。

◎ 東大寺の年中行事について

東大寺には数多くの年中行事がありますが、先にご紹介した二月堂のお水取りは特に人気のイベントです。3月1日から2週間かけて行われる修二会の期間中、お水取りが行われるのは3月12日の深夜。当日は混雑するので、できるだけ早めに行くことをおすすめします。

ほかにも、2月の節分や、4月8日の釈迦の降誕を祝う「仏生会」、大仏殿の周囲に灯籠が灯される「万灯供養会」など多くの行事があります。また、7月中旬から9月末頃までは大仏殿と南大門がライトアップされ、昼間とはひと味違う幻想的な景観が見られるので、ぜひ日程を合わせて訪れてみてはいかがですか。

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