名称:城山日出峰
住所:大韓民国済州道西帰浦市南済州郡城山邑城山里114
公式・関連サイトURL:http://korean1.visitkorea.or.kr/kor/bz15/where/where_main_search.jsp?cid=126435
韓国のチェジュ島にある城山日出峰(ソンサンイルチュルボン)はチェジュ島を代表する景勝地です。頂上からの景色がとても美しく人気があります。ユネスコの世界自然遺産に登録されて以降、絶景を見るため多くの旅行者が訪れるようになりました。今回は城山日出峰へのアクセスや魅力、ちょっとしたトレッキングの楽しみ方など、周辺の観光情報と併せて紹介します。
目次
四方に絶景を望む城山日出峰はチェジュ島きっての景勝地
1. 城山日出峰とは?
チェジュ島にある城山日出峰は東の海に突き出た火山。約10万年前の海底火山噴火によって誕生したチェジュ島を象徴する景勝地です。韓国で初めてユネスコの世界自然遺産に登録された場所で、韓国が世界に誇る観光地の1つでもあります。遠くから眺めると、その雄姿は海に浮かぶ巨大な王冠のよう。この雄大な光景を見るため、今では年間300万人もの観光客がこの地を訪れるようになりました。
城山日出峰では、海抜約180mの頂上まで階段が設けられています。入口から往復約1時間かけて登った先にある頂上からの景色は、済州島10絶景のひとつに数えられ、北側には牛島、西側には城山里の絶景が望めます。西北側はなだらかな斜面で本島とつながっていて、トレッキング向けの散策路として利用されるほか、乗馬などのアクティビティも楽しめます。
2. 軽めのトレッキングで絶景を楽しむ
城山日出峰のトレッキングルートは石畳の広い道が整備されていますが、途中から急な階段に変わり山道が始まります。登山道が狭いため上りと下りは一方通行。行きと帰りとでルートが異なります。トレッキングをする際はスニーカーや履き慣れた靴でのぞみましょう。所要時間は往復約1時間ほどです。
道の途中、降雨のために浸食されてできた奇岩を鑑賞することができます。景色が楽しめるビューポイントもあるので、焦らず景色を楽しみながら進みましょう。
出典: Synn Wang / flickr (フリッカー)
階段を登り切れば頂上からの景色はとても美しく、360度見渡せるパノラマの風景が楽しめます。海側はどこまでも青々とした日本海。チェジュ島側を見渡せば、遠く彼方に漢拏山(ハルラサン)や牛島(ウド)、チェジュの街並みまで見渡せます。
3. 休憩はチケット売り場周辺がおすすめ
城山日出峰の入口には「城山日出峰」と漢字で大きな書かれた石碑があり、記念撮影ポイントになっています。奥へと進んでいくとチケット売り場があり、チケット確認場があります。おすすめの休憩場所はチケット売り場周辺です。チケット売り場の周りにはトイレやお土産店、コンビニなどもあります。頂上へ行く前に水やお茶などの飲み物を買うといいでしょう。
4. 城山日出峰周辺の観光スポット~涉地可支と萬丈窟~
城山日出峰周辺のおすすめ観光スポットを2つ紹介します。
■ 涉地可支(ソプジコジ)
出典: + H K K + / flickr (フリッカー)
涉地可支は韓国語で「狭い岬」という意味。狭い岬と切り立った断崖、見るものを圧倒する火山岩層によって作りだされた景観が美しい名所です。ゴツゴツした岩場に美しい海とのどかな風景が広がります。
整備された崖沿いの歩道はなだらかで年齢や体力を問わず誰でも歩くことができます。涉地可支は映画やドラマのロケ地としても有名で、崖沿いの道をさらに進むと遠くに白い灯台が見えてきます。灯台の最上階は海岸の景色が最も美しく見える絶景ポイントなので、必ず立ち寄ってください。1 年中無料で開放されています。
■ 萬丈窟(マンジャングル)
出典: Andy Kuan / flickr (フリッカー)
萬丈窟は全長約7.4kmの部分的に多層構造を持つ溶岩洞窟です。洞窟内の主要通路は幅18m、高さ23mに達し、世界的に見ても大規模な洞窟構造になっています。途中天井が陥没し3つの進入路が形成されていますが、現在出入りができるのは第2入口。溶岩鍾乳、溶岩流石、溶岩流線などの生成物が観賞できます。入場料は2000ウォンです(2019年3月現在)。
◎ 城山日出峰のアクセス・営業時間・入場料
城山日出峰へのアクセス方法は、済州バスターミナルから110-1/110-2番急行バスで約1時間。または201/210-1/210-2番バスで約1時間半です。城山日出峰で下車してください。済州国際空港からはタクシーで約95分。営業時間は7時30分~18時です(※入場券の購入は17時50分まで)。
入場料は大人が2000ウォン/子供が1000ウォン。10名以上の団体なら大人1600ウォン/子供800ウォンです。