名称:美々津重要伝統的建造物群保存地区
住所:日向市美々津町3244(日向市歴史民俗資料館)
公式・関連サイトURL:http://www.hyuga.or.jp/sightseeing/view/31
日向市は宮崎県北東部に位置し、日向灘に面しています。大分県へ続くリアス式海岸の南端にあり、その複雑な浸食地形に沿って、たくさんの観光名所が点在しています。また、日向市には美々津や細島といった古くから栄えた港町があり、今も歴史と伝統ある街並みを残しています。この記事では、日向市内のおすすめ観光スポットを5選ご紹介します。
1. 美々津の町並み
日向市の南部にある耳川河口の美々津地区は、江戸時代から港町として栄えたところです。浜沿いに延びる2本の通り沿いには、今も古い商家の町並みが残り、昭和61年には重要伝統的建造物群保存地区にも指定されました。京都や大阪の商人街に倣ったといわれる美々津の町並みには、白壁土蔵の重厚な旧商家の家々が建ち並び、かつての繁栄を伝えています。
その一画にある日向市歴史民俗資料館は、安政二年(1855)創業の商家「河内屋」を復元したもの。館内には河内屋に伝わる資料や商売道具のほか、縄文~古墳時代にかけての古代の出土品も展示されています。
2. 日向岬
JR日向市駅の東方には、日向岬と呼ばれる景勝地があります。岬と呼ぶには規模の大きな半島で、典型的なリアス式海岸の地形には、天然記念物の柱状節理などの観光ポイントが散見されます。以下、それらのうちの代表的なものを取り上げます。
◆馬ヶ背
馬の背中ほどに足場が細いことから名付けられた景勝地です。岬の先端近くなので、目の前には大海原のパノラマが広がっています。ただし、この場所で目に焼き付けるべきはむしろ両脇の断崖!柱状節理の絶壁に挟まれた狭い入り江は、まるでモーセが奇跡の力で岩盤を断ち割ったかのような奇勝です。
◆願いが叶うクルスの海
出典: noblogcamera / PIXTA(ピクスタ)
クルスとはポルトガル語で十字架の意。海蝕によって岩が削られ、水がたまった地形がちょうど十字架のように見えることから名付けられた観光名所です。さらに十字の奥の小島を加えると「叶」という字に見えるため、願いが叶うスポットとして人気を呼んでいます。
◆細島灯台
もともとは明治43年に赤レンガ造の灯台として建設されましたが、昭和13年に現在の純白の塔に改められました。ここは2017年に、日本ロマンチスト協会から「恋する灯台」に認定された場所。恋人の聖地としてこれから注目を集めること間違いなしの観光スポットです。
◆黒田の家臣
出典: Oasis Miyazaki / PIXTA(ピクスタ)
幕末に寺田屋事件で捕らえられ、護送中だった勤王の志士3人が、この島で斬り殺されました。そのなかに黒田家の秋月藩士がいたことから、島そのものが「黒田の家臣」と呼ばれています。
島へは潮がある程度引いているときのみ、歩いて渡れる砂嘴が現れます。周囲の海水はとても澄んでいて、浜歩きを楽しむのにピッタリです。
名称:日向岬
住所:日向市細島
公式・関連サイトURL:http://www.hyuga.or.jp/sightseeing
3. 妙国寺庭園
\おにわさん更新情報/
— 日本庭園情報メディア『おにわさん』 (@oniwastagram) April 19, 2018
宮崎県日向市『妙国寺庭園 / Myokoku-ji Temple Garden, Hyuga, Miyazaki』の写真・記事を更新しました。
「妙国寺」は日向市の古くからの港町・細島に残る、南北朝時代に創建した寺院で、宮崎県唯一の国指定名勝庭園。https://t.co/8C4mFiFLYh#庭園 #japanesegarden pic.twitter.com/E19hiEuTpE
日向岬の付け根北麓の細島も、美々津と並んで天然の良港として栄えたところです。町屋の背後に建つ妙国寺は、14世紀の開山と伝わる日蓮宗の古刹。当時の様式をそのまま伝える同寺の庭園は、国の名勝にも指定されています。
妙国寺庭園の造りは仏説に基づいているとされ、池は三途の川を、その中の浮島は浄土を、そして橋は仏法を表すといわれています。さらに3つの築山は三界に対応しているとされ、お庭を愛でると同時に仏教の教えを学ぶことができます。
ちなみに三界とは、淫欲と食欲に囚われた「欲界」と、肉体の欲求からは脱しきれていない「色界」、そしてあらゆる物質的なものから脱却した「無色界」の3つ。あなたはどの築山がお好き?
名称:妙国寺庭園
住所:日向市細島373
公式・関連サイトURL:https://www.hyugacity.jp/bunkazai/browse.php?number=1
4. 若山牧水生家
中学国語の教科書には必ず乗っている歌人若山牧水は、日向市(旧東郷町)の出身。その生家は、耳川の支流坪谷川をさかのぼった長閑な山村に残っていて、周辺は牧水公園として整備されています。
江戸時代末期の築としては大きな二階家には、旅と酒をこよなく愛したさすらいの歌人の原点にふさわしく、煩わしい装飾などはほとんどありません。明治18年8月24日の朝、牧水はこの家の縁側で産声を上げました。
家の前を流れる坪谷川は、今も地域の子供たちの遊び場です。日本を代表する歌人を育んだ山里で、静かな時間を過ごしてみてはいかがでしょう。
名称:若山牧水生家
住所:日向市東郷町坪谷1271
公式・関連サイトURL:http://www.bokusui.jp/birthplace/
5. 大御神社
大御神社(おおみじんじゃ)は、「日向のお伊勢さま」として地元の人たちにも親しまれている観光スポットです。日向岬から続く柱状節理の奇岩を背に建つ神社で、近年はパワースポットとしても人気を集めています。
境内には、平成15年の拡張工事の際に発見された国内最大級の「さざれ石」群や、天孫降臨の際に瓊瓊杵尊(ニニギノミコト)が立ったと伝わる巨石「神座(かみくら)」などの見どころがあります。
余裕のある人は、少し先にある鵜戸神社にも参拝しましょう。ここには高さ20m、奥行き40mの大きな洞窟があります。中に入って振り返ると、入口の岩の裂け目が昇り龍のように見えますよ。
名称:大御神社
住所:日向市伊勢ヶ浜1
公式・関連サイトURL:http://www.oomijinja.jp/
◎まとめ
日向市の観光スポットから5つを厳選して取り上げました。宮崎県の旧国名が日向国なので、日向市といっても宮崎のどのあたりなのかイメージが付きにくいかもしれません。日向市は延岡に近いので、高千穂や県北を観光する際にぜひ立ち寄ってみてください。
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