海外旅行で民泊してみる!?Airbnbの利用方法を説明します

海外旅行で民泊してみる!?Airbnbの利用方法を説明します

近年日本では、旅行客などが一般の住宅に宿泊する「民泊」が取り沙汰されています。ホテルや旅館などより安く泊まれることから、とくに日本を訪れる外国人観光客の利用が増えています。ただ、日本には民泊という習慣はもともとなかったため、まだまだ試行錯誤の段階を出ていません。他方で、欧米を中心とする海外ではバケーションレンタル(Vacation rental)と呼ばれて広く普及しています。民泊は、部屋を提供するホストと利用するゲストの合意によって成立しますが、その仲介となる民泊サイトがいくつも存在します。そのなかでも、草分けであり業界最大手でもあるのが、アメリカに本社を置くAirbnb(エアビーアンドビー)です。この記事では、海外での民泊に便利なAirbnbの使い方についてご紹介します。

目次

海外旅行で民泊してみる!?Airbnbの利用方法を説明します

目次を閉じる

まずはアカウントとプロフィールを作成!

Airbnbをはじめ、民泊サイトが旅行予約ウェブサイトともっとも異なるのは、宿泊させるホストの側にも選択権があるということです。ホテルや旅館などの正式な宿泊業であれば、よほどのことがなければ宿泊を拒否されることはありません。ですが、民泊においては「この人はちょっと受け入れたくないな…」と思えば、お断りすることができるのです。

そのため、Airbnbを利用するにはまずアカウントを作成しなければなりません。そしてより重要なのが、プロフィールを作成することです。「この人なら泊めても大丈夫だろう」とホストに思ってもらえるかどうかが重要になります。

すべての項目を完璧に埋める必要はありませんが、外国人を迎え入れるわけですから簡単な自己紹介や写真、使用可能言語、旅の目的ぐらいは載せておきましょう。趣味や興味のあることに共感してもらえれば、受け入れてもらえる可能性がぐっと高まります。

また、パスポートなど政府発行の身分証を登録することで、ホストにより安心感を持ってもらうことができます。身分証明書の登録は必須ではありませんが、多くのホストが条件に入れています。身分証の提示はAirbnbに対して行うもので、ホストに共有されることはありません。これがあるとないとでは選択肢の幅が大きく変わってくるので、できるだけ登録しておいたほうが良いでしょう。

宿泊先を探す

プロフィールの登録が済んだら、さっそく宿を探してみましょう。検索欄に行き先の地名を入れればOKですが、専門の宿泊施設ではないので利用できる日が限られていたり、価格が曜日によって変動したりします。宿泊予定期間や人数など、わかっている情報はできるだけ細かく反映させた方が、より希望に沿った宿泊先を見つけることができますよ。

画像はウィーンで検索したものですが、観光名所の集まる旧市街周辺でも、多くのお手頃価格の物件がいろいろあることがわかります。これは何もフィルターをかけていない状態なので、ここから希望の条件にしたがって絞っていくことになります。

一覧画面で確認できる大まかな条件のほかに、門限やチェックイン、チェックアウト時間、ペットやパーティーがOKかどうかなど、物件ごとのハウスルールがあります。そこまで極端な条件があることは少ないですが、鍵の受け渡しなどはクリティカルな問題なのでチェックしておきましょう。

また、キャンセル料の有無も重要なポイントです。Airbnbでは、「柔軟」「普通」「厳格」という3つのキャンセルポリシーを設けています。注意が必要なのは、一覧で「キャンセル無料」と書いてあっても、「厳格」なポリシーを適用している場合もあるということです。

上の画像は「普通」のポリシーの1例ですが、キャンセルポリシーは基本的にチェックイン直前のキャンセルに関する規定になります。対して予約後48時間以内までのキャンセルが無料であれば、「厳格」であっても一覧やフィルターには「キャンセル無料」と表記されます。

部屋の種類

Airbnbでは、扱う部屋もシェア、個室、貸切の3タイプに分けています。シェアはドミトリー(大部屋)か、1つの部屋にホストないしゲストと寝泊まりする形式です。安いのが魅力で、ホストや他の旅行者との会話が楽しめますが、そのぶんプライベートは制約されます。

個室はホストの家に空き部屋がある場合、それをゲストに貸し出すものです。自分の部屋は確保できますが、バス・トイレ・キッチンなどその他はホストと共有となります。

最後の貸切は、戸建てやアパートメントをまるごと提供するタイプです。ホストが長期不在にしていたり、複数の家を所有している場合などに貸し出されます。最も自由度が高いですが、現地の人と接触する機会は少なくなります。

いずれも、料金の違いのほかにメリット・デメリットがあるので、自分の旅に合った種類を選んでください。

部屋を予約する

希望の部屋が見つかったら、予約の「リクエスト」を送ります。この時点では、予約は確定していません。ホストが予約リクエストを承認すると、初めて予約の完了となります。ただし、「今すぐ予約」に対応している場合は通常の旅行サイトと同様に申し込みをした時点で予約が成立します。

登録したてのころは、情報や実績が少ないため、ホストに断られてしまうこともままあります。一度に複数のホストに予約リクエストを送るのも手ですが、承認時にはホストから歓迎のメッセージが添えられることが多いので、あまりキャンセルをしなければならないようになるのも問題です。リクエスト時にホストへぜひお世話になりたい旨をしっかり書き添えて、1件ずつ地道にアタックすることをおすすめします。

宿泊したあとはメッセージを!

ホストのもとで気持ちよく宿泊できたら、その気持をメッセージにして送りましょう。民泊においてホストとゲストは対等なので、Airbnbでは両者がお互いにコメントを載せ合うことができます。

画像はホストにあてられたコメントですが、同様にホストからもゲストに送られます。ゲストのプロフィールに肯定的なコメントが寄せられれば寄せられるほど、次回からリクエストの承認が受けられやすくなるでしょう。

そのためには、まず自分がホストを評価しなければなりません。ちなみにレビューはGoogle翻訳されるので、英語や現地語に自信がなければ、日本語でも大丈夫です。

◎まとめ

民泊仲介サイト最大手、Airbnbの利用方法について解説しました。ホテルや旅館の予約と異なり、いくつかプラスアルファのステップが必要なことがおわかりいただけたでしょう。一般の住宅に泊まるわけですから、仲介する側も慎重になるのは当然のこと。そのため、お金のやり取りやメッセージの交換は、すべてAirbnbを通じて行われることになっています。はじめは煩わしく、上手くいかないと思うかもしれません。ですが、民泊は慣れれば、ホテルなどに泊まるのとは違った刺激を得られるのが快感になりますよ。宿泊費を節約して地元の人とも触れ合って、民泊サイトで新しい旅の楽しみを探してみてください。

国内のエリア一覧

海外のエリア一覧

カテゴリー一覧

ハウツーでおすすめの記事

ハウツーのアクセスランキング