名称:マルチ電源変換プラグ「サスケ」
公式・関連サイトURL:http://www.kashimura.com/goods/kaigai/plug.html
海外に日本から電化製品を持って行こうとする時、気を付けたいのが各国の電圧とコンセントの形状。せっかく日本から持ってきた便利な電化製品、壊れてしまったり使えなかったという事態は避けたいですよね。そこで海外旅行をする人なら持っていると便利な、変圧器や変換プラグといったお役立ちグッズをご紹介します。
目次
海外旅行の前に確認!海外の電圧とコンセント形状に対応するグッズ
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1. 基本情報
・電圧
100V(ボルト):日本
110V:台湾・アメリカ(地域による)・カナダ・パナマ・メキシコ
120V:アメリカ(地域による)・バハマ
220V:韓国・中国・インド・インドネシア・タイ・香港・ネパール・ベトナム
など。日本と同じ100Vを採用している国はないに等しいので、変圧という作業はどこに行くにしても不可欠になりますね。ヨーロッパは220Vから240Vが主流。
・コンセントの形状
Aタイプ:日本・タイ・アメリカ・台湾・ベトナム・メキシコ
BFタイプ:イギリス・香港・マレーシア・UAE(ドバイ)
SEタイプ:韓国
そのほか地域によって複数のコンセント形状が使われている国もあり、
中国などはB,C,Oタイプなど主要なものが9タイプも存在しています。
2. 必須のマルチ電源変換プラグ「サスケ」
スマホやタブレット・ノートPCなど近年のデジタル機器の電源アダプターには、自動変圧機能が搭載されているものも少なくありません。機器のどこかにINPUT(入力電圧)100-240Vという表記があるものは、そのまま海外でも使用できる製品ですよ。とはいってもプラグの形状が違っては海外のコンセントに挿さらないので注意が必要。変圧機能があってもなくても、どちらにしろ必要になることが多いのが「電源変換プラグ」です。
世界の主要な9タイプのプラグ(A,BF,B3,B,C,O,02,SE,CB)それぞれ単体で対応しているタイプもありますが、ここでオススメしたいのが様々なプラグ形状に変形して使用可能な「マルチ電源変換プラグ」です。いくつかの国を周遊する場合や、ひとつの国の中でも地域によってプラグの形状が違っていたりする場合など、あらゆるシチュエーションで大活躍してくれる優れもの。ひとつ持っているだけでも安心感が違います。
「マルチ電源変換プラグ」もいろいろなタイプがありますが、おすすめは薄型軽量の「サスケ」タイプ。省スペースな上に汎用性はピカイチです。ブロック型だとヨーロッパにみられるSEタイプなど窪みがあるコンセントで、窪みに入らず使えないということが多々ありました。一方サスケタイプも組み立て式の構造と軽量さゆえ、場合によっては外れやすいという欠点がありました。しかし近年はロック機構などついた改良版もあり安定度もアップ。ぜひオススメしたい便利アイテムです。
3. 用途に合わせた変圧器を選ぼう
自動変圧機能が付いていない電化製品の場合、必要になるのが変圧器です。海外旅行用の変圧器には大きく分けて「トランス式」と「電子式」の2種類あります。
トランス式はスマホ・ノートPC・デジカメなど一般的な電化製品に対応。コンセント以外にUSBの差し込み口がついているタイプなどもあります。消費電力数にもよりますが、どれもそれなりに大きさと重量があるのがネックといえます。
電子式はドライヤーやポットなど、熱器具に対応している変圧器です。前述のトランス式で使用することは可能ですが、熱器具の場合消費電力の3倍の容量を持つ変圧器を使用する必要があるんです。そのためトランス式だとかなり大型のものが必要になってしまいます。その点電子式は大容量でも小型なので、熱器具利用にピッタリな変圧器なんです。ただし電子式は精密機器に対応していないため、スマホなどの機器を接続すると故障してしまう危険があるのでご注意くださいね。
近年のスマホやPCなどの製品は標準的に世界対応の変圧機能付きのアダプターが装備されていることも多いので、トランス式の出番は少なそうです。あえて必要になるとするのなら電子式のほうが需要がありそうですね。
4. タコ足タップも忘れずに

機器のワット数が許容範囲内なら、複数の機器を1口からタコ足配線できるタップもあると便利です。例えば電子機器はスマホとタブレットだけでどちらも変圧機能付きのアダプターだった場合など、電源変換プラグひとつとタップだけで足りてしまうこともあります。許容範囲を超えている場合、正しく給電されなかったり発熱・発火の恐れもあるので繋ぎ過ぎには十分ご注意くださいね。
タップに関しては間に変換プラグか変圧器を介するので、特殊なものでなく100均などで売っている小さな3個口タップなどでもいいでしょう。薄いタイプのものなら場所も取らないので、念の為ひとつ余分に持っていくくらいがちょうどいいかもしれませんね。
5. 空港などでの充電チャンスを逃さないために

出典: Everything I Do / shutterstock
スマートフォンやタブレット端末の普及により、近年は世界中の空港で充電ができるエリアが設けられるようになっています。フライトまでの待ち時間などに機器を充電できるのは助かりますよね。しかし世界共通であるUSBは問題ありませんが、コンセント穴はその国のタイプだけの場合も。変換プラグも手荷物にしていれば安心です。さらにマルチ変換プラグならトランジットで立ち寄った違うコンセント形状の国でも関係なく使えますよ!
◎まとめ
海外旅行先で役に立つ、変換プラグ・変圧器・タップをご紹介しました。変換プラグは地域やタイプなどが限定されたタイプは小型軽量ですが、長く使う事や汎用性を考えるとマルチタイプがおすすめです。近年はグローバルな家電も増え、活躍する機会が減ってきている変圧器。トランス式と電子式を用途によって賢く使い分けましょう。タップもひとつ持っていると安心ですね。コンセントに直刺しする、ケーブルのない3個口タップなどは場所も取らずオススメです。
日本の規格から海外への変換プラグ・変圧器は海外に出てしまうとなかなか手に入りにくいもの。売っていたとしても割高になってしまう場合もあるので、必要なぶんは出発前に忘れずに購入しておきましょう。便利な電化製品を海外でも快適に使って、さらに旅行を充実したものにしてくださいね!