チベット東部の街、昌都(ショウト)でおすすめの観光スポット

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チベット東部の街、昌都(ショウト)でおすすめの観光スポット

中国、チベット自治区の東部に位置する昌都(ショウトもしくはチャムド)。チベットの中心地ラサから西に約1100キロ、四川省の徳格からは東に約200キロほどのところにあり「チベットの東の入口」とも呼ばれているスポットです。他のチベット地方と同じく朝晩の寒暖差が激しく、冬は乾燥し夏は湿度が高い過酷な自然環境にある昌都。中国との境界にあるため、かつては多くの争いがありましたが現在は静かで平穏なときが流れています。そんな昌都でおススメのスポットをご紹介しましょう。

目次

チベット東部の街、昌都(ショウト)でおすすめの観光スポット

1. 強巴林寺(チャンバリン・ゴンパ)

昌都(ショウト)を代表する寺院、強巴林寺(チャンバリン・ゴンパ)。1444年に創建された昌都地区最大の仏教寺院です。かつては2000人を超える僧が修行し、多数の僧院や経学院も併せ持つ大寺院でした。しかし残念なことに1912年に中国軍が侵攻、ほとんどの施設は破壊されてしまいます。当時のものは刑務所として使われた本堂と2つの建物のみ、現存していますよ。1917年にチベット軍が昌都を奪還、僧院として再建されました。チベットの苦難の歴史を垣間見ることができる寺院、強巴林寺をぜひ訪れてみてくださいね。

2. 嗄瑪寺(カルマ・ゴンパ)

嗄瑪寺(カルマ・ゴンパ)は昌都(ショウト)から約130キロほどのところにある白西山に位置している寺院。12世紀に創建された歴史ある寺院には弥勒菩薩像が祀られており、昌都で唯一現存している泥彫仏像として知られています。この寺院を開いた高僧・都松欽巴の霊塔、明の時代の刺繍、磁器など貴重な品々が大切に保存されています。

3. 卡若(カロ)遺跡

チベット自治区で唯一の新石器時代の遺跡、卡若(カロ)遺跡。昌都(ショウト)市街地から12キロほどの場所に位置しています。およそ1万平方メートル程の敷地で、保存状態が良くチベット三大原始文化遺跡のひとつに挙げられるほど考古学上重要な遺跡です。

◎まとめ

チベット自治区の東部に位置するチベットへの玄関口、昌都(ショウト)でおすすめのスポットをご紹介しました。かつての中国との国境沿いということもあり、苦難の歴史を乗り越えてきた昌都。現在は中国政府も積極的にチベット自治区の寺院や文化財の保護・再建に協力しており、平和で建設的な時代に近づいているのは喜ばしいことですよね。歴史ある昌都をぜひ訪れてみてくださいね。

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