三国志の英雄ゆかりの名所が点在!河南省南陽市のおすすめ観光スポット5選

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三国志の英雄ゆかりの名所が点在!河南省南陽市のおすすめ観光スポット5選

南陽は中国内陸の河南省にある市。三国志が好きな人には宛という呼び名の方がしっくりくるかもしれません。曹操や劉備といった三国志の英雄と、関りの深い地域です。白河沿いに南陽盆地と呼ばれる平原が広がり、南の襄陽や北の洛陽・許昌などと並び、古くから地域の経済・文化の中心でした。現在では広大な市域を擁する南陽には、三国志にまつわる史跡や歴史ある景勝地、あるいは自然の観光名所などが点在しています。この記事では、河南省南陽市でおすすめの観光スポットを5つに厳選してお送りします。

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三国志の英雄ゆかりの名所が点在!河南省南陽市のおすすめ観光スポット5選

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1. 臥龍崗

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三国志にはたくさんの名君や名将が登場しますが、名軍師というポジションの双角を成すのが、曹操に仕えた司馬懿と劉備に仕えた諸葛亮でしょう。諸葛孔明こと諸葛亮は、草庵を構えて世俗とのかかわりを控えていましたが、そこへ軍師に恵まれず人材を求めていた劉備が訪れます。このとき、劉備は20も年下の諸葛亮に2度も断られたものの、3度目の訪問でようやく家臣となることを承諾されたのです。

今に「三顧の礼」として伝わるこの故事の舞台となったのが、陽市街南西部にある臥龍崗とされています。諸葛亮は三国志の他の英雄と同じく神格化され、臥龍崗には孔明を祀る「武侯祠」という拝堂が建てられました。

諸葛孔明にまつわる観光スポットは中国各地に散在していますが、南陽武侯祠はそれらのなかでもとくに由緒があり、また人気の観光スポットになっています。

2. 荊紫関鎮

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荊紫関鎮(けいしかんちん)は、南陽市の西端付近、西安に通じる商洛市との境に位置する小さな街です。丹江が形成する谷あいにあり、春秋戦国時代あるいはそれ以前から、水運を通じて発展していました。

近代以降は水運が衰えたため、かつての繁栄は失われてしまいます。しかし、経済のメインルートから外れてしまったことが、かえって昔日のままの街並みを残すことになったのです。伝統的な建物が多く現存することから、中華人民共和国中国歴史文化名鎮にも選ばれている観光スポットです。

平浪宮や玉皇宮、万寿宮といった豪壮な宮殿建築をはじめ、荊紫関古関門や淅川法海寺、山陝会館など観光の見どころとなる歴史的建造物がいっぱい!南陽市の中心部からは100kmほど離れているので、観光ツアーに申し込んだ方が便利ですよ。

3. 新野

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こちらも三国志ファンならピンとくるはず。自らの領土を失い襄陽を拠点とする劉表を頼っていた劉備が、半ば厄介払いで送り込まれたのが、南陽市南部の新野です。諸葛亮を三顧の礼で迎え入れたのも、劉備が新野の領主だったころんことです。

そのため、新野にも三国志関連の観光スポットがいろいろありますよ。劉備が諸葛亮と今後の方針について語り合ったとされる漢議事台(汉议事台)や、劉備の義弟関羽が造らせた世界最小の城といわえる漢桑城(汉桑城)、孔明が火計をもって曹操の大軍を退けたと伝わる火焼新野遺址(火烧新野遗址)などなど。三国志ゆかりの観光地であることを示す「三国旅游线景点」に選ばれているだけあって、見どころが集まっています。

4. 香嚴寺

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香嚴寺は、南陽市南西部の白崖山に構えられた唐代の寺院。少林寺や白馬寺、そして開封の大相国寺と並び、中国四大名寺の1つに数えられています。長寿寺や顕通禅寺とも呼ばれ、中国で最も高名な禅僧のひとり南陽慧忠が建立しました。

広大な敷地に点在する建物は、決して豪華とはいえませんが、むしろそれが訪れる者の心に静謐を与えてくれます。それぞれの堂宇には素晴らしい壁画が数多く残っているので、観光の際は注目してください。もちろん、山門や大雄宝殿、宣宗皇帝殿、経蔵楼といった立派な建物もみどころですよ。

5. 中国西峡恐龍遺址園

南陽市西部、丹水江沿いの伏牛山南麓一帯は、恐竜の卵の化石が出土することで知られています。河南南陽恐竜卵化石群国家級自然保護区にも指定されている地域で、周辺には中国らしく恐竜をテーマにした観光施設がいろいろあります。

町場から少し山中へ入ったところにある中国西峡恐龍遺址園は、それらのなかで最も良く整備された観光スポットです。巨大な恐竜模型が出迎えてくれる遺跡園や、卵化石が実際に埋まっている様子を再現した「恐竜卵遺址(恐龙蛋遗址)」、そしてしっかり学ぶなら「恐竜卵博物館」と、いくつかの施設が複合したテーマパークとなっています。

◎ まとめ

河南省南陽市の観光スポットおすすめ5選をご紹介しました。劉備玄徳が諸葛亮孔明を迎えるくだりは、三国志においては大きな転換点となる名場面です。また南陽の旧名「宛」も、曹操が賈詡の策にはまって大敗し、命からがら逃げ帰ったところ。南陽市は、三国志ファンでなくても耳にはしたことのあるような英雄にまつわる観光スポットの多いところです。

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