インドネシア東部スラウェシ島の中心都市!マカッサルの観光スポット3選

インドネシア東部スラウェシ島の中心都市!マカッサルの観光スポット3選

インドネシアカリマンタン島の東、スラウェシ島の南西端に位置するマカッサルは、古くから香辛料の海洋貿易で栄えてきました。現在の人口は130万人を超え、近代的なショッピング施設も次々へと建設されている島内最大の港湾都市。インドネシア東部のシンガポールとも言われているマカッサルは、近隣の観光地へ行くための拠点としても人気です。そこで今回は、マカッサルを訪れた際に行ってみたくなる人気の観光スポットをご紹介します。

目次

インドネシア東部スラウェシ島の中心都市!マカッサルの観光スポット3選

1. ロッテルダム要塞

ロッテルダム要塞は、13~17世紀に栄えたゴワ王国が1545年に建造した要塞で、現在はマカッサル市内で随一の観光スポット。ゴワ王国はマカッサルをはじめ、海岸線沿いに10を超える要塞を築いたといわれています。しかし、1667年にオランダによって破壊され、マカッサルが植民地化されるとロッテルダム要塞として再建されました。要塞は政治や貿易の施設となり、第二次世界大戦では日本軍に占領されます。日本統治時代には南方地域の統治や開発に関する研究所や語学学校となりました。

かつて火薬庫や教会、監獄などとして使われていた建物は当時のまま残されています。植民地時代からのコロニアル様式が特徴的で、一部は民族博物館や歴史学研究所となって一般に公開されています。館内ではオランダ統治当時のブギス人やマカッサル人、トラジャ人など各民族の伝統文化や歴史、農業や船などの生活様式について学ぶことができますよ。

2. バンティムルン

マカッサルから北へ向かい、緑豊かな田園風景を眺めながら車を1時間ほど走らせたところに、「蝶の谷」と呼ばれるバンティムルンの渓谷があります。大きな2つの滝や鍾乳洞、そして名前の由来となっている蝶が主な見どころです。ほかにも生い茂る熱帯植物や野鳥に猿などが見られる自然保護区ですが、お土産ショップや軽食屋などが立ち並ぶ観光名所になっています。

イギリスの博物学者ウォレスが1856~57年にかけてこの場所で新種の蝶をいくつも発見したことをきっかけに、珍しい蝶の生息地としてバンティムルンは一躍注目を浴びることになりました。これまでにおよそ270種の蝶が登録されていますが、環境破壊や殺虫剤、違法な蝶の採取などの理由により、現在確認されているのはそのうちの143種です。散策コースが整備されているものの足場があまりよくないので、観光の際は運動靴など動きやすいシューズを履いて行きましょう。

3. リアン・リアン先史公園

約4万年前のものとされる壁画と手形が残るリアン・リアン先史公園。近年まで5000~1万年前のものとみられていましたが、2014年に遅くとも3万9900年以上前のものであることが判明。これまで世界最古とされてきた、アルタミラ洞窟などのヨーロッパの洞窟壁画とほぼ同年代のものであることが明らかとなりました。

観光するにはガイドの同行が義務付けられていて、周辺を散策するとかつて海だったことを彷彿とさせる断崖絶壁の地形や鍾乳洞などを見ることができます。園内には53の洞窟がありますが、すべて見て回るのは困難なので、保存状態がよいものを選びましょう。壁にはネガティブハンドと呼ばれる手の陰画がありますが、これは手を置いて上から顔料を吹き付けることで、手の輪郭だけが残るというもの。その横にはイノシシのような動物も描かれていて、手の陰画はその周囲を覆うようにいくつもあります。

こちらも足場があまりよくないので、訪問時にはヒール靴などは避けましょう。

◎まとめ

マカッサルは、スラウェシ島の大都市というだけでなく、「グルメのまち」としても人気があります。インドネシアで代表的なナシゴレンをはじめ、ウダンゴレンと呼ばれるエビの唐揚げなど、シーフードをメインに美味しいものがたくさんありますよ!観光やショッピングを楽しんだ後は、海に面したカフェやレストランで、夕陽を眺めながらゆったりと絶品グルメも堪能してくださいね。

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