名称:サンタ・イサベル大聖堂(Cathedral of St. Isabel)
住所:Street October 12, Malabo, 赤道ギニア
公式・関連サイトURL:Calle del 12 de octubre, Malabo, Bioko Island, Equatorial Guinea

マラボは、赤道ギニア共和国の首都。アフリカ大陸の中西部に位置する赤道ギニアは、国土のうち約93%がアフリカ大陸にあり、残りの約7%が南太西洋のギニア湾に浮かぶ島々から構成されています。赤道ギニアの首都は、メインのアフリカ大陸にはありません。島の1つであるビオコ島に首都を置く、世界でも珍しい国なんです。さらにいえば、国名に「赤道」という言葉が入っていますが、赤道上には位置していません。名前は聞いたことがあるけどよく知らない国、赤道ギニア。首都が離れた場所にあって不便ではないのか?と心配しているあなたを、興味深い国の首都、マラボへご案内します。
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アフリカ大陸でなく島に首都?赤道ギニアはマラボの観光スポット5選
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1. 赤道ギニアとマラボについて

赤道ギニアの首都であるマラボは、ギニア湾に浮かぶビオコ島の北部にある街です。アフリカ大陸エリアであるリオ・ムニから北西へ約260kmも離れているビオコ島。それに対し、カメルーンからは50kmあまりと大変近い位置にあります。

赤道ギニアの空の玄関口となっているのは、マラボ西部にあるマラボ国際空港(Malabo International Airport)です。アフリカ旅行のついでに赤道ギニアを観光しようと思っても、リオ・ムニへ陸路で入国するのは難しいのが現状。面倒ですが、マラボ国際空港から入国し、国内線で移動するのがスタンダードです。
マラボ国際空港からマラボの市街地へは、アエロプエルト自動車道でつながっています。

マラボの観光スポットとしては、サンタ・イサベル大聖堂に代表される教会やモスク、歴史的建造物、新たに整備された公園などがあります。旧政府の宮殿、市庁舎、ポルトガルやスペインの植民地時代に造られた古い建築物が残る街並みがありながら、道路は整備されていて想像よりも近代的。マラボの南には、標高約3011mのバジーレ山がそびえています。
2. サンタ・イサベル大聖堂

出典: Embassy of Equatorial Guinea
エスパーニャ広場の西側に、ヤシの木に囲まれたサンタ・イサベル大聖堂があります。メルヘンチックな色使いが特徴の、1916年に完成したネオゴシック様式のローマカトリック教会。左右にある高さ約40mの2つの塔が印象的で、マラボのランドマークともいえる建築物です。

サンタ・イサベル大聖堂は、市民が祈りを捧げる神聖な場所であるとともに、マラボを代表する観光スポット。前には噴水があり、夜はライトアップされてキレイです。