ボスニア・ヘルツェゴビナ第2の都市バニャ・ルカの観光スポット4選!

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ボスニア・ヘルツェゴビナ第2の都市バニャ・ルカの観光スポット4選!

バルカン諸国の1つボスニア・ヘルツェゴビナ北西部に位置するバニャ・ルカは、同国で第2位の人口規模をもつ都市。ローマ時代から存在した古い街で、オスマン帝国時代にはボスニア地方の中心都市として発展しました。こうした長い歴史をもつことから、バニャ・ルカには多くの歴史的な観光スポットがあります。また、街を流れるヴルバス川沿いには美しい渓谷美が広がり、近年はレジャースポットとしても人気です。この記事では、そんなバニャ・ルカでおすすめの観光スポットを4つご紹介します。

目次

ボスニア・ヘルツェゴビナ第2の都市バニャ・ルカの観光スポット4選!

1. 要塞

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ヴルバス川沿いに城壁を残すバニャ・ルカの要塞(Fortress Kastel)は、ローマ時代から続くこの町で最も古い歴史的建造物の1つとされています。バニャ・ルカの名が史料に初めて登場するのは15世紀末のこととされていますが、要塞の前身となる砦はそのずっと前から存在していました。16世紀にはオスマン帝国の支配するところとなり、17世紀末にはハプスブルク帝国が占領。それ以降に、今日の要塞の姿が完成されたとみられています。

現在は、観光名所であると同時に、バニャ・ルカの地元の子供たちが遊ぶ格好の広場。入場料が要るわけでもなく、観光地として整備が進められているというわけでもないので、城壁の上や要塞の内部をのんびり散策してみましょう。30分もあれば、ぐるっと城内を一周できますよ。

2. 救世主キリスト大聖堂

救世主キリスト大聖堂(Christ the Savior Cathedral Church)はバニャ・ルカのシンボルともいえる観光名所。第一次世界大戦後の1929年に建設されましたが、当時のものは第二次世界大戦で破壊されてしまいました。ユーゴスラビア連邦解体後の1993年になって新たな教会の建設計画がスタート。現在の美しい大聖堂が完成しました。

セルビア様式とビザンチン様式を組み合わせた、正教会らしい整ったフォルムが印象的。とくに高さ44mの尖塔が、すらりと天を指していて優美です。近年の再建とはいえ、天井のフレスコ画や祭壇の壁画など、堂内の装飾も見事。バニャ・ルカ観光の基点となるところなので、必ず1度は立ち寄ることになるでしょう。

3. クルパ川渓谷

出典: David Bailey

バニャ・ルカを流れるヴルバス川を少し遡ると、やや切り立った渓谷地帯(Krupa river spring)になります。近年では、この急流に乗るラフティングが人気です。周辺にはいくつもの支流の谷が入り組み、それぞれに滝や清々しい森などの観光スポットがあります。

なかでも有名なのが、バニャ・ルカの南西15kmほどのところにあるクルパ川の流域。クルパの滝周辺にはログハウスが立ち並び、絶好のキャンピングスポットとなっています。また川の源流付近にはいくつかの泉が湧いていて、どれも底まで透き通った水を湛えています。周囲にはバルカンののどかな農村の風景が広がり、都会の喧騒を離れてリフレッシュするにはもってこいの観光地です。

4. ゴスポドスカ通り

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救世主キリスト大聖堂の前から伸びるゴスポドスカ通り(Gospodska Street)は、バニャ・ルカのショッピングストリート!19世紀の面影を残すこの歩行者天国の通り沿いには、ネオルネッサンス調の趣ある建物が建ち並んでいます。

華やかなゴスポドスカ通りには、お土産屋さんをはじめたくさんのオシャレなショップがあり、観光客やバニャ・ルカの地元の人たちでいつも賑わっています。それほど長い商店街ではないので、バニャ・ルカでのお買い物はゴスポドスカ通りでまとめて済ませてしまうと良いでしょう。

◎まとめ

ボスニア・ヘルツェゴヴィナ北西部の中心都市バニャ・ルカのおすすめ観光スポット4選をお送りしました。バニャ・ルカの北25kmほどのところにはバニャ・ルカ国際空港があり、隣国セルビアの首都ベオグラードとの間に定期便が就航しています。その他の周辺都市からバニャ・ルカに向かうには、長距離バスが便利。クロアチアの首都ザグレブからは、鉄道も利用できます。サラエボ、ベオグラード、ザグレブと、バルカン半島の3つの首都からアクセスしやすいバニャ・ルカ。バルカン旅行の際にはぜひ立ち寄ってみてくださいね。

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