名称:Leh Palace
住所:Namgyal Hill, Leh, Jammu and Kashmir
インドと言ってもその面積は広大で、実に様々な民族が暮らしています。文化が違えば言葉も違い、同じインド人同士でも言葉が通じないのは珍しいことではありません。そして今回紹介する観光スポット”レー”は、まさにインドにあってインドらしくない町です。インド最北部、ジャンムー・カシミール州の東部に位置するラダック地方。カラコルム山脈とヒマラヤ山脈に挟まれた秘境にあるラダック地方は、中国のチベット自治区よりもチベット文化が残ると言われる場所です。その中心地であるレーは、インドにありながら住民のほとんどはチベット民族なんですよ。そんなインドの秘境の町レーで、色濃く残るチベット文化の見どころでもある観光スポットを紹介します。
1. レー王宮
美しい山々に囲まれたレーは小さな町なので、全てを見て回るのに1日もかかりません。しかし町の周辺には観光スポットがいくつもあり、標高3600メートル以上もある高度に慣れるため、レーに長めに滞在する人が多いんですよ。もちろんそんなレーの中心地にも観光スポットがあります。
レー王宮はかつてラダック王国によって築かれた城です。チベット自治区にあるポタラ宮殿は、このレー王宮をモデルにしたとも言われているんですよ。王宮へは旧市街から15分程で登ることができ、その道中も昔のチベット文化が垣間見える興味深いもの。王宮の内部はほとんどが廃墟で、場所によっては懐中電灯が必要なほどですが、レー王宮から望む眺めは一見の価値がありますよ。
2. シャンティ・ストゥーパ
レーの町外れにあるシャンティ・ストゥーパも、人気観光スポットのひとつ。徒歩でも車でも行けるこのストゥーパは、日本人僧侶とラダックの仏教徒、そしてインド政府が協力して作ったストゥーパです。白亜の美しい外観にチベット仏教と日本の仏教が融合した装飾は、見ごたえがありますよ。極彩色に彩られたブッダの物語は、ぜひ一つ一つ丁寧に見学してくださいね。
レーの町の中でもさらに高い場所にあるので、まだ高度に慣れないまま無理して登るのはおすすめしません。町でタクシーを拾って頂上付近まで行くことができますよ。
名称:Shanti Stupa
住所:Shanti Stupa Rd, Leh, Jammu and Kashmir
3. ゴンパ
ゴンパとは僧院のことで、レーやレーの周辺には数多くのゴンパがあります。観光客はそれを目当てにやって来ると言っても過言ではなく、レーでの主な観光スポットなんですよ。
レー王宮のほど近くには弥勒菩薩や千手観音が鎮座するゴンパがあり、レー王宮の見学のついでに寄ることができます。レー王宮よりさらに上に登ると、ツェモ・ゴンパがあり、ここからはレー王宮を含めたレーの町を見下ろすことができます。
他にも、レーから南東に14キロ離れた場所にあるシェイ・ゴンパ。ここには2階から見ることのできる金色の大仏や傑作と言われる千仏画の壁画が、見る人を圧倒させていますよ。また、レーからインダス川沿いに西へ60キロほど進むとある、美しい曼荼羅が見られるアルチ・ゴンパもおすすめです。
ゴンパはレーの観光スポットのメインとも言えますが、公共の交通機関はあまり発展していません。車やタクシーをチャーターしていくのが一般的。事前に回りたい場所を決めておくのがおすすめですよ。
名称:Gompa
住所:Jammu and Kashmir 194107
4. パンゴン・ツォ
レーから東へ約150キロ、車で5時間弱の場所にあるパンゴン・ツォ。インドと中国に跨る細長い湖で、青く美しい水が目を引きます。良く晴れた風の無い日には、周囲の山々が湖面に写り、まるで鏡のよう。その美しい風景を一目見ようと、世界中から観光客が集まるんですよ。
パンゴン・ツォは標高4300メートルにもなる塩湖で、空に最も近い塩湖とも言われています。冬には氷が張ってしまうので、訪れるなら夏がおすすめ。できれば1泊して、感動ものだと評判の星空も見ていきましょう。その際かなり冷え込むので、防寒対策も必須ですよ。
名称:Pangong Tso
住所:Leh, Jammu and Kashmir
5. ラマユル・ゴンパ
月の世界の異名をもつラマユル・ゴンパは、レーから西へ車で3時間ほどの場所に位置します。奇岩群の険しい斜面に建つゴンパや住居は、確かに月の世界の様。険しい谷の上に建てられているので、天気がいい日の眺めは圧巻です。レーから日帰りで行くこともでき、荒野の中にあるゴンパや住居は一見の価値がある観光スポットですよ。
名称:Lamayuru Gompa
住所:Lamayuru, Jammu and Kashmir
◎まとめ
インドにあるチベット文化の町、レーを紹介しました。チベット仏教や文化に興味がある人であれば、ぜひおすすめしたい観光地です。インドのデリーから飛行機で1時間ほどで、インドとはまったく違う文化の世界へ行くことができますよ。冬には道路が凍結してしまうので、観光するなら夏がおすすめ。それでもかなり高度にあるので、防寒対策と高山病対策は必須です。そして観光の際には、地元の住民にとって神聖な場所である場合、きちんと礼節をもって訪れてくださいね。
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