名称:リドー運河(Rideau Canal)
住所:Ottawa, Ontario K1S 5B8, Canada
公式・関連サイトURL:https://whc.unesco.org/en/list/1221/
カナダの首都オタワは、カナダ南東部のオンタリオ州に位置します。行政機関が集中していながらも街はこぢんまりとしているので、観光しやすいのがポイント。約350km西にはカナダ最大の都市トロントが、約160km東にはモントリオールと大都市へのアクセスが便利なのも魅力です。また、アメリカの国境にも近いため、ニューヨークやボストンへも飛行機で約90分ととても近いんですよ。今回は、小さいながらも魅力あふれるカナダの首都オタワのおすすめ観光スポットをご紹介いたします。
1.リドー運河
首都オタワと古都キングストンを結ぶ全長約202kmの「リドー運河」は、1832年に開通した北米最古の運河です。180年以上も経った現在でもほとんど当時のまま使われていることが評価され、開通175周年にあたる2007年にオンタリオ州初の世界遺産に登録されました。
「ヘリテージ・ルート」と呼ばれる運河沿いには、ノスタルジックな雰囲気漂う町が点在しておりドライブルートとしても有名。夏には遊覧船が運行し、船でのんびりと運河を巡ることができます。自然豊かなリドー運河ではカヌーなどの川遊びやサイクリングも人気のほか、冬には世界一の長さを誇る天然のアイスリンクが出現したくさんの人で賑わいます。
2.カナダ国会議事堂
出典: Chariya Jitsuwantaya/Shutterstock
オタワのランドマークである「カナダ国会議事堂」は、まだオタワがイギリスの自治領であった1866年に完成しました。平和の塔を持つ中央棟と東西の棟の3棟で構成されており、一部はガイド付きツアーとして見学することができます。
カナダ各州の州花が描かれた美しいステンドグラスや上院議会室も見どころですが、観光の目玉はズバリ図書館。現在の国会議事堂は1922年に再建されたものですが、図書館だけは防災ドアを閉めたおかげでこの火事から免れ、建造当初のままの姿となっています。中世の高級感漂う雰囲気にうっとりすること必至です。
また、中央にそびえるピースタワーには展望台があり、オタワの街並みを一望することができます。6月下旬から8月下旬の夏期限定で、朝10時から衛兵交代式も行われるのだとか。もちろん観光客の見学も可能ですよ。さらに夜にはライトアップが施され、建物をバックに音と光のショーを楽しめます。
名称:カナダ国会議事堂(Parliament of Canada)
住所:Wellington St, Ottawa, ON K1A 0A9, Canada
公式・関連サイトURL:https://www.parl.ca/
3.バイワード市場
「バイワード市場」は、オタワがかつて「バイタウン」と呼ばれていた1840年頃から市民の台所として愛されてきたマーケットです。現在も朝から夜までたくさんの人々で賑わっており、観光客にも人気の観光スポットとなっています。新鮮な野菜や果物のほか、クッキーにカップケーキ、定番土産のメープル製品がお手頃価格で手に入るため、お土産探しにもおすすめです。
名称:バイワード市場(By Ward Market)
住所:267 Dalhousie St | Suite 202, Ottawa, Ontario K1N 7E3, Canada
公式・関連サイトURL:https://byward-market.com/en/home/
4.ノートルダム大聖堂
オタワにある「ノートルダム大聖堂」は、オタワで最も古い教会として知られています。1839年に計画され、1841年から1865年代までの長い月日を経て建設されました。銀色の2つの尖塔を備え、その中央には金色の聖母子像が。細部まで丁寧に施された装飾や美しいステンドグラスなど、ゴージャスな内装は思わず息をのむ美しさです。
名称:ノートルダム大聖堂(Notre Dame Basilica)
住所:385 Sussex Dr. | at Guigues Ave., Ottawa, Ontario K1N 5H5, Canada
公式・関連サイトURL:https://notredameottawa.com/
5.カナダ国立美術館
「カナダ国立美術館」は、カナダ美術コレクションにおいて世界最大規模を誇る美術館です。設立は1880年。その後、1988年にガラス張りが印象的な現在の建物に移転しました。2005年には、アメリカの彫刻家ルイーズ・ブルジョワが制作した巨大な蜘蛛のオブジェ「ママン」が設置され、美術館の新たなシンボルとなっています。
1920年代に活動した「グループ・オブ・セブン」と呼ばれるカナダ画家グループの作品や、イヌイットによる伝統工芸など、カナダの現代や古典芸術が充実しており見応え充分。そのほか、モネやピカソといった世界各国のコレクションも常時展示されており、現代絵画の巨匠の作品も多く見ることができます。
名称:カナダ国立美術館(National Gallery of Canada)
住所:380 Sussex Dr., Ottawa, ON K1A 0G8, Canada
公式・関連サイトURL:https://www.gallery.ca/
◎まとめ
英語圏のオンタリオ州とフランス語圏のケベック州のちょうど境界にあるオタワでは、トロントやモントリオールのような大都会とは一味違った観光を楽しめます。今回ご紹介した国立美術館のほかにもたくさんの美術館や博物館があるので、ミュージアム巡りをするのも良いでしょう。2018年には成田からモントリオールへの直行便が運航開始し、よりアクセスしやすくなったオタワ。カナダ東部にある主要都市へのアクセスも便利なので、ぜひオタワとあわせて足を運んでみてください。