世界最北の街!ノルウェー領ロングイェールビーンの観光の見どころ5選

世界最北の街!ノルウェー領ロングイェールビーンの観光の見どころ5選

北欧スカンジナビア半島のさらに北、北極海に接するノルウェー領スヴァールバル諸島で最大の街が、ロングイェールビーンです。人口は2千人ほどですが、1千人以上が住む町としては世界最北!そのためロングイェールビーンには、公共施設や商業施設などさまざまな世界最北が集まっています。もともとは炭鉱で栄えましたが、近年は観光業にも力を入れています。ロングイェールビーンにはスヴァールバル空港があり、ノルウェーのオスロかトロムソから定期便が就航。樹木の育たないこの極北には、どのような観光の魅力があるでしょう。さっそくロングイェールビーンの観光のポイントについて解説します。

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世界最北の街!ノルウェー領ロングイェールビーンの観光の見どころ5選

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1. スノーモービル

出典: www.istockphoto.com

道路がほとんど発達していないロングイェールビーンにおいて、スノーモービルは重要な移動手段です。ノルウェー本国と異なり、許可がなくてもスノーモービルに乗ることのできるエリアもあることから、観光客にも人気のアクティビティとなっています。

もちろんスノーモービルは雪がなければ動けませんが、高緯度のロングイェールビーンでは積雪のある冬場は1日中真っ暗!逆に4月下旬から8月下旬は白夜となります。そのため、太陽の下で雪原を滑走するなら春先がおすすめです。

ロングイェールビーンでは、さまざまな旅行会社がスノーモービルのツアーを企画しています。日帰りで気軽に楽しむものから、数日かけて島を駆け巡るような冒険ツアーまで。見渡す限りの白い大地を高速で走る気分爽快なスノーモービルは、ロングイェールビーンの定番の楽しみ方といえます。

2. 犬ゾリ

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極圏の移動手段というと、犬ゾリを思い浮かべる人も多いでしょう。20世紀に入るまで定住者がいなかったので、昔からあったものというわけではありませんが、ロングイェールビーンでも犬ゾリを体験することができます。

たくさんのたくましくも愛らしい犬たちに引かれて、広大な雪原を駆け抜ける犬ゾリは、スノーモービルとはまったく異なる情緒と冒険に満ち溢れています。所要時間は全部で4時間ほど。雪のない夏場でも、車輪付きの乗り物で海岸沿いを走ることができますよ。

3. オーロラ観賞

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北欧観光といえば、オーロラ観賞も代表的です。スカンジナビア半島よりもさらにさらに北にあるロングイェールビーンでは、終日太陽が昇らない冬場に、頻繁にオーロラが出現します。

かも、ロングイェールビーンの街に居ながらにしてみられるのが大きな特徴!昼間から暗がりのなかをスノーモービルで出かけて、お好きなポイントで鑑賞するなんてこともできますよ。ロングイェールビーンの極夜は10月半ばから2月半ばなので、オーロラ観光にはこの時期がおすすめです。

4. スヴァールバル博物館

出典: Peter Turvey

ロングイェールビーンでひときわ大きく近代的な建物がスヴァールバル博物館(Svalbard Museum)です。ここには北極圏にすむさまざまな陸海空の動物のはく製や、現在に至るまでのスヴァールバル諸島の歴史について、豊富な資料展示とともに学ぶことができます。

極寒不毛の島にいかにして人々が住むようになったのか。あるいはこの外界から隔絶された環境にどのような生き物が暮らしているのか。ロングイェールビーンやスヴァーバル諸島についてのさまざまな疑問に答えてくれる観光スポットです。

5. 無名坑夫の像

出典: Smudge 9000

スヴァーバル諸島に人が定住するようになったのは、石炭が豊富に産出するから。ロングイェールビーンでの採掘はほとんど行われていませんが、スピッツベルゲン島内のバレンツブルクなどの炭鉱は今も操業しています。

とはいえ、極北での石炭採掘は容易ではありません。ロングイェールビーンの北にあるニーオーレスンでは、1962年に事故で21人の死者を出したため、炭鉱が閉鎖されるということありました。そうした苦難を乗り越え、今の観光地としての発展があります。ロングイェールビーンの目抜き通りの中心部に立つ「無名坑夫の像(A monument to an unknown miner)」は、スヴァーバル諸島の歴史を物語る観光スポット。黙して語らず前を見つめる炭鉱夫の像の前には、しばしば花が添えられています。

◎まとめ

世界最北の「町」ロングイェールビーンの観光の見どころについてまとめてみました。白夜と極夜が1年の半分以上を占める極北の島。緯度の高さに比べると温暖ですが、それでも夏の平均気温でも5度しかありません。ロングイェールビーンを訪れる際には当然ながら服装には十分気を付けてくださいね。

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