沖縄の秋祭りおすすめ6選~地元の人たちと楽しもう~

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沖縄の秋祭りおすすめ6選~地元の人たちと楽しもう~

1年の収穫を感謝する一般的な秋祭りのほとんどは8月~9月に行われます。しかし、沖縄では10月~11月という一般的な時期よりも、約2ヶ月ほど遅いです。沖縄ならではの見逃せない秋祭りが多くあり、県内各地で行われます。沖縄の秋祭りの時期である10月なら、まだ海水浴も楽しめるくらいの暖かい気候。今回は、厳選した6つの秋祭りをご紹介します。

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沖縄の秋祭りおすすめ6選~地元の人たちと楽しもう~

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1. 那覇大綱挽まつり

「那覇大綱挽まつり(なはおおつなひき)まつり」は、秋に催される沖縄の祭りの中で最も有名なものの1つです。約27万人もの観衆に見守られながら、那覇市内最大のストリートである国道58号線に、全長約200m、直径約1m56cm、総重量約43トンもある巨大な綱が登場します。

見どころはやはりクライマックス。綱を15000人もの手で30分1本勝負、盛大に綱引きをします。その圧倒的光景は記憶に残ることでしょう。参加者全員と観客も混じり合って踊る最後のカチャーシーにはぜひ参加を。

2. 八重瀬町青年エイサーまつり

沖縄の祭りに欠かせないエイサー。パーランクと呼ばれる小型の太鼓を手にし叩きながら、雄大な舞を踊り練り歩くことで有名です。エイサー祭りのほとんどは旧盆の8月に行われます。なぜならエイサーはお盆であの世から戻ってきた先祖を、またあの世へ送るためのものだからです。

つまり、秋祭りの時期では見られることはかなり難しいのでは? と思うでしょう。でも本島南部に位置する八重瀬町では、地域活性化と伝統芸能の継承のため、嬉しいことに秋の開催が続いています。さまざまな団体によるエイサーや獅子舞、棒術などが披露され、そして最後にはカチャーシーでみんなが一緒になって踊りだし、華やかに花火が打ち上げられます。

3. OKINAWA OCTOBERFEST

沖縄で1番多く飲まれているビールメーカーはどこかご存じでしょうか?アサヒ、キリン、サッポロ、サントリーが人気ですが、沖縄ではオリオンビールが圧倒的なシェアを占めています。日本最大の地ビールメーカーで、本土でも酒屋さんや大きなスーパー、食料雑貨店などに行くと置いてありますよね。スッキリさわやかなのど越しは、グイ飲みすると本当においしい!

沖縄で秋に開催されるビール祭りが「沖縄オクトーバーフェスト(OKINAWA OCTOBERFEST)」。オリオンビールをはじめ沖縄各地の地ビールや海外のビールなど約50ものの銘柄が、本島中部に設営される会場に集まります。ビールだけでなく、沖縄各地の有名店や農家、さらに海外から提供される料理も種類が豊富で、ビールの楽しみ方を100倍にも200倍にも広げてくれます。国内外の音楽家が集まり陽気なライブも随時開催。ジョッキ片手にお客さんも踊りだします。

4. 首里城祭

第二次大戦下での1945年の沖縄戦では、本島の建築物のほとんどが砲撃により破壊されました。当時、本島各地には多くの城(グスク)がありましたが、全てがあとかたもなく消え去りました。14世紀頃建立され、琉球王朝のあった首里城も同様でした。1992年には見事に復元され、2000年に世界遺産にもなり沖縄観光の中心になっています。

首里城で1404年に初めて、琉球国王の即位式である「冊封儀式」が行われました。その儀式を再現するのが秋祭りの「首里城祭」です。首里城正殿前の御庭にて行い、翌日は約700名が琉球王朝の国王や王妃、中国皇帝使節団である冊封使に扮して、那覇の国際通りを練り歩きます。

さらに、数日後には再び御庭にて、琉球国王が国家の安泰と五穀豊穣を祈願するために、城下の3つの寺を参拝する「三ヶ寺参詣行幸」を再現するのです。この秋祭りは一部の儀式は城内有料となりますが、ぜひとも豊かな琉球の歴史に触れてみてはいかがでしょうか。

※2019年10月31日に首里城正殿火災が発生しました。
総合案内所、レストランやカフェ、ショップ、駐車場などは開館していますが、最新情報は首里城公園の公式サイトをご確認ください。

5. クイチャーフェスティバル

クイチャーとは宮古の伝統的な踊りと唄を指し、元々は神への祈りを唄にしていました。しかし次第に大衆娯楽として、大勢が輪になって恋の唄なども歌われるようになりました。クイチャーフェスティバルは2002年から始まった秋祭りで、伝統クイチャー部門と創作クイチャー部門の2部門を島内外の団体・グループが競って、優勝を決めるイベントとなっています。入場は無料で会場の「JTAドーム宮古島」は、宮古空港から車で徒歩15分です。

6. 竹富島の種子取祭

本島から飛行機で1時間弱の場所にある、石垣島を中心とした自然と文化豊かな八重山諸島。その中でも戦前の沖縄の風景が大切に残されている竹富島で行われる種子取祭(タナドゥイ))は特に有名で、国内外から観光客が訪れます。この秋祭りはその文字の通り、種をまき作物の豊穣を祈願する祭りで、約600年の歴史があると言われており、国の無形民俗文化財にも指定されています。

五穀豊穣の神・ミルクに祭りの開始を報告し、10日間もの日程で開催されます。ミルクの仮面の顔は中国や朝鮮半島の神にも似ていますが、弥勒神と漢字で書くように、弥勒菩薩と起源を同じくしているという説もあります。沖縄・日本・東アジアの太古の民俗が垣間見られる祭りはとても貴重であり、思わず寝食や、宿に帰る時間を忘れて見入ってしまう圧倒感があります。

◎まとめ

沖縄の祭りは独自の文化にあふれ、大衆娯楽としても芸術・芸能、民俗学や人類学の見地に立っても、存分に楽しめることでしょう。日本や中国などの文化を掛け合わせた唯一無二の秋祭りを楽しみましょう。ぜひとも、秋祭りを目的に沖縄を満喫しませんか?。地元の人たちと手をつなぎあい、平和を愛しながらカチャーシーなどを楽しむ最高の夜を感じることができますよ。

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