北杜市のおすすめスポット9選!八ヶ岳と南アルプスに囲まれた高原の観光地

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北杜市のおすすめスポット9選!八ヶ岳と南アルプスに囲まれた高原の観光地

山梨県の北端に位置する北杜市。21世紀に入り、明野村・大泉村・小淵沢町・須玉町・高根町・長坂町・白州町・武川村の8町村が合併して誕生した新しい市です。北杜市は北に八ヶ岳、西に南アルプスこと赤石山脈、そして南には富士山が望めるという高原のまち。当然ながら風光明媚な自然観光スポットがたくさんあります。ここでは、北杜市のおすすめ観光スポットを9カ所ご紹介しましょう。

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北杜市のおすすめスポット9選!八ヶ岳と南アルプスに囲まれた高原の観光地

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1. 清泉寮

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ひと昔前まで、清里といえば若者であふれる一大観光地でした。しかし時代の流れには逆らえず、今では清里の駅前通りにかつての賑わいは見る影もありません。そんな清里エリアで変わらず人気の観光スポットが、清里開拓の始まりの地でもある清泉寮です。

昭和初期にアメリカ人牧師ポール・ラッシュの指導のもと、開拓拠点として建設された清泉寮。歴史的に重要というだけでなく、今も現役で農場経営や教育を行っている観光研修施設です。

自然や農業に触れるだけでなく、日本で唯一のヤマネの博物館では、愛らしいニホンヤマネについて知ることができますよ。また清泉寮を訪れたら、超濃厚なジャージー牛乳ソフトクリームを味わうのを忘れずに!

2. 神代桜と神田の大イトザクラ

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北杜市内には、一本桜の銘木が点在しています。なかでも最も有名なのが、実相寺境内にある神代桜(じんだいざくら)。樹齢はなんと2000年ともいわれ、国の天然記念物に指定されているほか、日本三大桜の1つに数えられています。

また旧小淵沢町松向にある神田の大イトザクラも、樹齢400年の見事な一本桜。どちらも驚くほど太く節くれだった幹と、そこから高く伸びる花枝に圧倒されますよ。

ただし、近年観光客が急増したため、車や雑踏の影響で樹勢が急速に衰えつつあります。観光する際は、くれぐれも老木に敬意を表して静かに観賞してくださいね。

3. 台ヶ原宿

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台ヶ原宿は、北杜市内に2つある甲州街道の宿場の1つです。いわゆる「うなぎの寝床」と呼ばれる縦に細長い区画の家が並び、宿場町らしい雰囲気をよくとどめています。

この宿場の観光のポイントは、ほぼ向かい合って建つ七賢酒造と金精軒。前者は首都圏でも知られる清酒「七賢」の蔵元で、歴史を感じる建物には試飲コーナーのほか、カフェや蔵を改装したレストランなどがあります。

他方の金精軒は、かつての旅籠を改装した和菓子店。こちらでぜひ試してみてもらいたいのが「生信玄餅」です。その筆舌に尽くしがたい柔らかな食感に、一度口にしたら信玄餅のイメージが一変してしまいますよ!

4. 三分一湧水

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八ヶ岳と南アルプスに抱かれた北杜市は、湧き水の豊かなところでもあります。なかでも日量8,500トンという水量を誇る三分一湧水は、観光スポットとして有名です。武田信玄が水を巡って争っていた3つの村に均等に分配するために作ったという分水槽が、名前の由来。音を立てて流れる豊富な湧き水が、きっかり三方三等分に分かれていくようすは、見ていてとても面白いですよ。

年間を通じて水温が10度に保たれているというのも名水と呼ばれるゆえん。ただ、名水百選にも選ばれているものの、農業用水なので飲用には適しません。近くの三分一湧水館では、湧き水の恵みを受けて育った新鮮野菜などが購入できますよ。

5. 明野のひまわり畑

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北杜市南東部の旧明野村は、日照時間日本一の村として知られていました。それを活かしてさまざまなフルーツや高原野菜が栽培されていますが、観光名所として有名なのがひまわり畑です。

サンサンと降り注ぐ太陽の光を受けて、すっくすくと育つ明野のひまわり。7月下旬から8月下旬のシーズンには、村の中央を走る穂坂路の両側に、黄色い大輪の海が現れます。

花の時期にはサンフラワーフェスが開催され、毎年多くの観光客で賑わいますよ。各種イベントも魅力ですが、なんといっても観光の目玉はひまわり畑散策。大人も子供も大興奮間違いなし!ひまわり畑のつかまえ役に、名乗り出る人はいないかもしれませんね。

6. サントリー白州蒸溜所

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サントリー第2の蒸溜所の建設地として選ばれた北杜市白州町。南アルプスの麓に広がる静かな森と水の町です。ここではシングルモルトウィスキー「白州」のほか、「南アルプスの天然水」も製造しています。

観光での見学は個人でも可能ですが、ツアーに参加するにせよしないにせよ、予約が必須。場内にはショップや博物館のほか、希少な原酒を味わえるバーやレストランも併設されています。

冬季を除く土日祝日には小淵沢駅からシャトルバスも運行されているので、試飲の後の帰りが心配という人も大丈夫!北杜市の清冽な地下水で醸造されたウィスキーを存分に味わってみてください。

7. 谷戸城跡

山梨県の戦国大名といえば武田氏。その祖である甲斐源氏が入植初期に本拠としたとされるのが、北杜市のへそともいえる場所にある谷戸城です。南に向かってぽっこりと突き出した丘の上にあり、本丸からはアルプスの山々とのどかな高原の風景が広がります。残っている遺構は戦国末期のものとみられていて、本丸の周囲には高い土塁と深い堀がぐるりと巡っています。

今日の谷戸城跡は桜の観光名所としても知られた存在。地元の人たちだけでなく、多くの観光客が北杜市のやや遅めの春を愛でに集まります。城跡のすぐ北側には北杜市考古資料館があり、谷戸城址の出土品や在りし日の北杜市のようすを目にすることができますよ。

8. 尾白川渓谷

日本アルプスのなかでもとくに美しい秀峰といわれる、甲斐駒ヶ岳を水源とする尾白川(おじらがわ)。神の使いの白馬が棲むという言い伝えにたがわず、楚々とした清流として知られています。

その尾白川上流の溪谷は、自然観光スポットに事欠かない北杜市のなかでも、白眉ともいえる風景美で人々を魅了します。とくに、見事な間隔と落差で3段に連なる神蛇滝はまさに眼福!ほかにも、エメラルドグリーンにきらめく千ヶ淵や百合ケ渕など、幻想的な景色にいくつも出会えますよ。

最奥の不動滝まででもそこまで難しいトレッキングではないので、北杜市の自然を満喫するにはおすすめの観光名所です。

9. 津金学校

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北杜市東部を流れる須玉川上流の津金地区には、古い学校の建物を利用した観光スポットがあります。明治8年に建設された旧津金学校は、昭和60年まで現役だった洋風の瀟洒な校舎。敷地内にはほかにも大正と昭和に建てられた、こちらもそれぞれ趣ある2つの校舎があります。

現在は、明治校舎が歴史資料館になっているほか、大正校舎が農業体験施設に、そして昭和校舎がレストラン「おいしい学校」として第二の人生を歩んでいます。レストランでは本格的なイタリアンや和食のほか、昭和レトロな給食メニューもありますよ。アルマイトの食器にコッペパン。北杜市の爽やかな風に吹かれて、あのころを懐かしんでみませんか。

◎まとめ

甲州街道が縦貫する北杜市には、歴史的な観光スポットも意外とたくさんあります。

高速道路や特急列車を利用すれば、都心からも容易にアクセスできる北杜市。いつ訪れても四季折々の自然が楽しめる北杜市へ、週末ぶらりと観光しに訪ねてみませんか。

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