名称:熊野古道 中辺路
住所:和歌山県東牟婁郡那智勝浦町那智山392
公式・関連サイトURL:http://www.wakayama-kanko.or.jp/walk/nakahechi/nachi.html
紀伊半島の南に位置し数々の景勝地や世界遺産を有する町、和歌山県那智勝浦町。町の東にはリアス式海岸が広がり、温暖な気候も相まって良港があることでも知られています。そしてマグロ水揚量が日本有数であり、おいしいマグロ料理が楽しめる町でもあるんですよ。さらに那智勝浦町には、日本全国に広がる熊野神社の総本社である熊野三山の一つ、熊野那智大社があります。熊野三山とそこへ続く参詣道は世界遺産にも指定され、多くの人々が訪れる人気観光スポット。そんな那智勝浦町の魅力をご紹介しましょう。
目次
神秘の世界遺産の町で新鮮なマグロに舌鼓!那智勝浦町の観光スポット7選
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1. 熊野古道 中辺路
熊野古道といえば、一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか?平安時代には既に神聖な場所とされていた熊野三山。那智勝浦町には熊野三山へ通じる7つの参詣道のうち、中辺路という古道が通っています。中辺路は和歌山県田辺市から熊野本宮大社、熊野那智大社、そして熊野速玉大社へと繋がる約84キロの道。これらは世界遺産の一部でもあり、観光スポットとなっているんですよ。
紀伊勝浦駅からバスで20分ほどで、大門坂という場所に着きます。大門坂には樹齢350年以上の夫婦杉があり、那智山へと続く美しい石畳の中辺路に相応しい雰囲気。歩いて1時間ほどで熊野那智大社まで行くことができ、体力に自信の無い人でも問題ありません。しかし石畳を登るので、歩きやすい靴と服を準備してくださいね。
2. 熊野那智大社
熊野那智大社は那智勝浦町の世界遺産に含まれ、そして熊野神社の総本社の一つ。後に神武天皇として即位する神日本磐余彦命(かむやまといわれひこのみこと)が現在の那智の浜に上陸した際、光り輝く山を見て那智の滝を発見したことが由縁の神社です。さらに天照大神が遣わした八咫烏によって神日本磐余彦命は無事に目的地にたどり着き、初代天皇として即位することができました。
朱が美しいこの神社は、隣り合う那智山青岸渡寺や三重塔も見どころの一つ。境内にある八咫烏を祀る社殿や樹齢800年のクスノキは見逃せません。さらに八咫烏のお守りは人気があり、那智勝浦町のお土産にもおすすめですよ。特に珍しい烏文字で書かれた烏牛王神符は、あらゆる災厄を退けるお札として信じられています。
名称:熊野那智大社
住所:和歌山県東牟婁郡那智勝浦町那智山1
公式・関連サイトURL:http://kumanonachitaisha.or.jp/
3. 那智の滝
熊野那智大社から徒歩15分程の場所にある那智の滝。日本の滝100選にも選ばれ、1段の滝としては日本一の落差を誇ります。実は那智勝浦町には48の滝があると言われ、その総称が那智の滝とも言われているんですよ。まず一番大きな滝は一の滝。そして滝に向かって右へ広がる那智原始林の奥に二の滝、三の滝と続きます。
残念ながら那智原始林へは許可なく立ち入ることはできません。ツアーに申し込み、特別な祈祷をすればトレッキングを楽しむことができます。しかし道なき道を進み、川に足を入れながら散策をすることを覚悟してくださいね。
那智の滝には飛瀧神社という熊野那智大社の別宮が構えられています。この神社は那智の滝自体が御神体であり、本殿も拝殿もありません。神武天皇はこの那智の滝を見つけ、神として祀りました。つまり、この滝こそ那智勝浦町でもっとも神聖な場所かもしれませんね。
名称:那智の滝
住所:和歌山県東牟婁郡那智勝浦町那智山
公式・関連サイトURL:http://kumanonachitaisha.or.jp/pavilion/waterfall.html
4. マグロ料理
那智勝浦町にある勝浦漁港は、伝統的な延縄漁による生鮮マグロの水揚げ高では日本一を誇ります。そんな那智勝浦町では、当然おいしいマグロ料理やお土産などを多く見かけますよ。
前日の17時までに予約すれば、早朝の魚市場を見学することができます。市場に並ぶマグロは、なかなかの見ごたえ。さらに毎週日曜には朝市が開催され、ここで食べる朝ごはんは格別ですよ!那智勝浦町の特産物も販売され、お土産を探すのもおすすめです。
勝浦漁港の周辺では、おいしいマグロ料理が食べられるお店がたくさんあります。その中のいくつかを紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。
名称:勝浦漁港
住所:和歌山県東牟婁郡那智勝浦町築地7-8-2
公式・関連サイトURL:http://www.nachikan.jp/oshirase/maguro-map/
◆ 竹原
紀伊勝浦駅にほど近い竹原は、観光客だけではなく地元民も通うお店。大きくぶつ切りにされた生マグロは味も見た目も満足でき、珍しいマグロの内蔵料理を味わえるのも特徴です。週末の昼時にはかなり込み合うので、時間に余裕を持って訪れてみてくださいね。
住所・和歌山県東牟婁郡那智勝浦町築地4丁目3-23
電話番号・0735-52-1134
◆ bodai
紀伊勝浦駅の目の前に構えるbodaiは、オシャレな佇まいが目を引くお店です。bodaiでは特に鮪中とろカツが評判で、中身をレアのまま揚げたマグロは絶品!他にもくじら料理やウニ、そして創作和食料理とメニューの豊富さには目移りしてしまうほど。女性でも入りやすい雰囲気ですよ。
住所・和歌山県東牟婁郡那智勝浦町築地5丁目1-3
電話番号・0735-52-0039
◆ ますだや
マグロの絵の看板が目印のますだやは、こちらも紀伊勝浦駅から徒歩3分ほどの好立地にあります。旨みたっぷりの新鮮なマグロがおいしいと評判で、まぐろシューマイやまぐろ春巻きなどのオリジナル料理もおすすめのお店です。
住所・ 和歌山県東牟婁郡那智勝浦町大字築地5丁目2−14
電話番号・0735-52-7466
公式サイト・http://www.masuda1995.com/index.html
5. 勝浦温泉
那智山から勝浦海岸にかけてはいくつもの源泉があり、那智勝浦町は和歌山県有数の温泉地です。世界遺産である熊野古道や那智の滝への拠点の町でもあり、海に面した温泉宿はまさに風光明媚。絶好のロケーションで浸かる温泉は、那智勝浦町でおすすめの観光スポットです。
JR那智駅に隣接している町営の「丹敷の湯(にしきのゆ)」や公衆浴場の主人が自力で掘り当てた驚きの「はまゆ」など、気軽に入れる公衆温泉もあります。他にも、勝浦漁港を眺めながらゆっくりと浸かれる足湯「海乃湯」もおすすめ。那智勝浦町で宿泊の予定が無い方も、温泉で観光の疲れをとりませんか?
名称:勝浦温泉
住所:那智勝浦町
公式・関連サイトURL:http://www.nachikan.jp/onsen/
6. 紀の松島めぐり
美しい景勝地が広がる那智勝浦町の海岸には、約130の大小様々な島があります。その眺めは日本三景の松島にも劣らないという意味で、紀ノ松島と呼ばれるようになりました。その島々の中にはなんと、船でしか行くことのできない天然の露天温泉まであるんですよ。
紀伊勝浦町おすすめ観光スポットの一つが、この紀の松島めぐりです。紀伊勝浦駅近くの観光桟橋から始まり、途中太地のくじら浜公園を経由して周遊します。色々な形の岩礁は、なかなか興味深いものばかり。土日にはドルフィンショーを通るコースもあります。
名称:紀の松島めぐり
住所:和歌山県東牟婁郡那智勝浦町勝浦442-20
公式・関連サイトURL:http://kinomatsushima.com/
7. くじらの博物館
海と那智勝浦町に囲まれた町、太地町。この町は古式捕鯨発祥の地とされ、今でも捕鯨が行われています。クジラを提供するお店が多いのも特徴で、くじらの博物館は約400年にも渡る捕鯨の歴史を伝えるために作られました。
館内にはクジラの生態や古式捕鯨のジオラマなど、様々な興味深い展示があります。屋外にはシロナガスクジラの巨大な骨格標本があり、その大きさには圧倒されてしまいますよ。さらに敷地内ではイルカショーや小型のクジラショーも行われ、那智勝浦町周辺のおすすめ観光スポットです。
家族連れでも楽しめる太地町のくじらの博物館は、紀伊勝浦駅周辺から車で15分ほどでアクセスできます。世界遺産めぐりのついでに、捕鯨の歴史を見学するはいかがですか?
名称:くじらの博物館
住所:http://www.kujirakan.jp/
公式・関連サイトURL:和歌山県東牟婁郡太地町太地2934-2
◎ まとめ
今では日本人だけではなく、外国人にも人気の観光スポットとなっている那智勝浦駅。山があり、海があり、温泉やグルメと、すべてが凝縮した町ですね。初代天皇ゆかりの地でもあり、神秘的な場所である那智勝浦町は訪れてみればその美しさがわかる場所。次の観光旅行で足を延ばしてみませんか?
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