倉敷美観地区で優雅なひと時を！倉敷市で見たい観光スポット8選

岡山県の南部にある倉敷市は、古い町並みが残る魅力的な都市。伝統的な建築物が建ち並ぶ倉敷美観地区や、中世のヨーロッパのような雰囲気の倉敷アイビースクエアなど人気の観光スポットがたくさんあります。また瀬戸内海に面した倉敷市は、本州と四国を繋ぐ瀬戸大橋がかかり、自然豊かな美しい光景も見られ魅力的。ここでは、倉敷市で見たいおすすめの観光スポットをご紹介します。

1. 倉敷美観地区

倉敷市の北東部にある倉敷美観地区は、倉敷川を中心に広がる保存地区。東京ドーム約4.5個分の敷地内には、伝統的な建造物群が並び、風情溢れる所です。国の重要文化財にもなっている旧大原家住宅や、登録有形文化財の倉敷館、昭和天皇が宿泊したことでも知られる有隣荘など、非公開のものもありますが、町歩きも楽しめます。

また、蔵や町家を改装したお洒落なカフェやショップもあり、レトロな雰囲気が好きな方にはたまりません。スイーツや珈琲、ジャムのお店もあるので休憩しながら観光できます。さらに観光客に人気の倉敷川の川下りもおすすめ。倉敷川の中橋から約600mを、20分かけて運航しています。川から眺める倉敷美観地区の町並みは、柳並木と白壁の屋敷や蔵が映えて絶景。ライトアップされた夜景も運行している期間があるので、ぜひチェックしてみてくださいね。

2. 倉敷アイビースクエア

倉敷美観地区の中にある倉敷アイビースクエアは、ホテルやレストラン、お店などが入る観光施設です。施設は明治時代に建てられた旧工場を改築したもので、レトロな赤煉瓦や洋館がヨーロッパのような雰囲気。テーブルやイスが並んだ広場や、アンティークオルゴールのコンサートを楽しめるオルゴールミュゼメタセコイア、倉紡記念館など見どころ満載です。

また人気の宿泊施設は、シングルからファミリータイプの部屋、和室もあるのでご家族での利用も便利。JR倉敷駅からも徒歩15分ほどで行けるので、ここを拠点に観光するのもおすすめです。

3. 大原美術館

1930年に開館した大原美術館は、日本で最初に西洋美術を展示した美術館です。クロード・モネの『睡蓮』や、ピエール＝オーギュスト・ルノワールの『泉による女』、アメデオ・モディリアーニの『ジャンヌ・エビュテルヌの肖像』など有名な絵画があり、見どころ満載。また日本はもちろん、エジプトや中近東、中国の美術品も多く、幅広いコレクションも魅力です。

さらに敷地内には、ギャラリーコンサートや、ワークショップ、ミュージアムショップもあるので、観光にもぴったり。お土産におすすめなクッキーやミニフレームなどもあるので、ぜひ立ち寄ってみてくださいね。

4. 鷲羽山

倉敷市の南部、児島半島にある鷲羽山（わしゅうざん）は、標高133mほどの小さな山です。瀬戸内海国立公園にあり、大勢の観光客が訪れる人気の観光スポット。山頂からは、瀬戸大橋や塩飽諸島（しわくしょとう）、倉敷市の町並みが見渡せます。特に瀬戸内海に浮かぶ夕日の美しさは絶景で、「日本の夕陽百選」に選ばれるほど。

また展望台には、鷲羽山レストハウスがあり、瀬戸内の鮮魚を使った瀬戸和膳や、たこ飯と石焼ビビンバが一緒になった石焼タコンバ、瀬戸内海の旬の魚を使った海鮮重などここでしか味わえないものばかりです。ぜひ瀬戸内海の海の幸を堪能してくださいね。

5. いがらしゆみこ美術館

日本を代表する有名な漫画家、いがらしゆみこの美術館が美観地区にあります。『キャンディ・キャンディ』や『レディジョージィ』は、一度は見たことがある方も多いのではないでしょうか。館内には、1970年代から現在までに描かれた漫画の原画や、原稿等を50点以上展示され、懐かしいアニメグッズや付録も見られますよ。

施設内で特に人気なのが、何といってもお姫様体験！いがらしゆみこが描くようなお姫様のドレスを着て、プロのカメラマンによる撮影ができます。100着以上あるドレスの中から好きなものを着て、ティアラやアクセサリーも身に着けられるなんで夢のよう。美術館の隣には、ヘアサロンもあるので、宝塚風にも変身できますよ。ぜひ体験してみてはいかがでしょうか。

6. 沙美海水浴場

「日本の渚百選」にも選ばれたことがある沙美海水浴場は、倉敷市の南部に広がる遠浅の海岸。約900mの東浜海岸と1500mほどの西浜海岸があり、日本で最初の海水浴場としても知られています。ヤシの木が植えられたビーチは、南国風な雰囲気で県外からも大勢の観光客が訪れますよ。沙美ビーチフェスティバルや沙美アートフェストなど人気のイベントも盛りだくさん。

海水浴場がオープンする7月上旬から8月下旬までは、シャワーや更衣室、休憩所もあるので、安心して遊べます。無料の駐車場もあるので、ドライブしながら寄れますよ。

7. 倉敷民芸館

倉敷美観地区にある倉敷民芸館は、1948年に開館した歴史のある民芸館。世界中の民芸品を展示してあり、陶磁器やガラス、染織品や金工品などおよそ15000点を所蔵しています。

江戸時代後期の米倉を利用した建物は、白壁と黒の貼瓦が美しく、美観地区でも重要な建築物。一号館から三号館まであり、特設ギャラリーや企画展示場、倉敷ガラスの部屋などがあり、盛りだくさん。また売店には、倉敷の伝統的なガラスや焼き物、全国各地の民芸品も取り揃えています。ぜひお土産にいかがでしょうか。

8. 阿智神社

倉敷市の中心部に聳える鶴形山（つるがたやま）に鎮座している阿智神社（あちじんじゃ）。毎年5月上旬に開催される藤まつりが有名です。境内にある県の天然記念物「阿知の藤（アケボノフジ）」を楽しむイベントで、お茶席や能舞台での演奏を楽しめますよ。

また10月後半の土日に開催される秋季例大祭では、時代行列の御神幸が倉敷市の町を練り歩いたり、「三女神の舞」や「獅子舞」なども催されます。倉敷市の人々が一体となって楽しむお祭りにぜひ参加してみてくださいね。

◎まとめ

瀬戸内海に面した倉敷市は、昔ながらの白壁の町並みが残る倉敷美観地区や歴史的な建築物が多い魅力的な都市。また鷲羽山や沙美海水浴場など自然豊かな観光スポットもあるので、子供から大人まで楽しめます。美術館や博物館で倉敷市の文化にも触れながら、観光を楽しんでみてくださいね。

倉敷美観地区で優雅なひと時を！倉敷市で見たい観光スポット8選