名称:柴又帝釈天(題経寺)
住所:東京都葛飾区柴又7-10-3
公式・関連サイトURL:http://www.taishakuten.or.jp/
柴又は映画『男はつらいよ』でお馴染みの町。柴又帝釈天の参道のあちこちには映画の舞台にもなった観光スポットがあります。映画のファンの方はもちろん、映画を観たことのない人でも楽しめる観光名所がたくさん。下町の賑わいには昭和の古き良き文化が残り、観光の素敵な思い出にもなります。
東京の下町の情緒が残る柴又の観光スポットを20選にまとめました!
目次
国民的な俳優でおなじみ!柴又に訪れたら行きたい観光地20選
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1.柴又帝釈天
柴又といえば、寅さんと帝釈天(たいしゃくてん)。柴又帝釈天は、柴又を語るには欠かせない観光スポットです。柴又帝釈天、正式名称は題経寺(だいきょうじ)です。この柴又帝釈天は、映画『男はつらいよ』の寅さんに関係の深い寺。今もたくさんの観光客が足を運んでいます。
また、柴又帝釈天は夏目漱石の『彼岸過迄』にも登場します。そのため、夏目文学にまつわるスポットを辿るファンも、帝釈天を訪れます。
柴又帝釈天のもう一つの見どころが、彫刻ギャラリー。帝釈堂の壁は、繊細で優雅な彫刻でいっぱいです。特に法華経説話を彫刻で表現した面はとても有名。帝釈天に行った際は目が離せません。
他にも、奈良時代に作られた釈迦如来像など貴重な文化財がたくさんあります。見ごたえのある柴又帝釈天。柴又観光には必見の観光名所です!
2.柴又帝釈天参道
柴又を代表する観光名所、柴又帝釈天。この帝釈天は、境内へとつながる参道から訪れた観光客を楽しませてくれます。下町の風情ある建物が多く残っているので、外国人からも人気の観光スポットです。
柴又帝釈天の参道はグルメの宝庫!うなぎの老舗で知られる名店は、『男はつらいよ』のロケ地にもなりました。さらに、お馴染みの草団子は柴又の名物。寅さんの実家のモデルになった店やロケが行われた店があり、国民的な映画の世界を楽しめます。
他にも「寅さんせんべい」やくずもちは、観光のお土産にちょうどいい品です。柴又帝釈天参道を歩く際は、お腹を空かせておくこと。柴又観光を楽しむコツですよ。
名称:柴又帝釈天門前参道
住所:東京都葛飾区柴又7ほか
公式・関連サイトURL:http://shibamata.net/map/map.html
3.ハイカラ横丁
柴又帝釈天参道のはじめに、懐かしい看板が目につくお店が。ここは「柴又ハイカラ横丁」。店内は昭和レトロの雰囲気で、タイムスリップした気分になります。
1階には駄菓子がたくさん。「こんなのもあった!」とか「懐かしい!」と、友達や夫婦で盛り上がるもの楽しいですね。今では大きい子どもとして、いっぱい買えるのも昔の夢が叶ってうれしいですね。
そして、2階はおもちゃ博物館として、これまた懐かしいおもちゃがずらり。少年向けの雑誌からラジコンまで、昭和生まれも平成生まれでも懐かしいと感じることでしょう。葛飾柴又の下町風情が息づく観光スポットに行くなら、柴又ハイカラ横丁へ。
名称:柴又ハイカラ横丁
住所:東京都葛飾区柴又7-3-12
公式・関連サイトURL:http://www2.odn.ne.jp/shibamata/
4.矢切の渡し
柴又のそばを流れる江戸川は、東京都と千葉県の県境です。「矢切の渡し」とは、その江戸川の渡し船です。歌謡曲でも有名ですよね。
矢切の渡しで、ぜひ耳を澄ませてほしいのが音。船を漕ぐ時の艪のギィーギィーという音と水鳥の鳴き声のコラボは、ここでしか聞くことのできない音です。この音は「日本の音100選」にも選ばれ、独特の音に人情や趣を感じます。
柴又から渡った先は千葉県松戸市。北総線で柴又へ戻ることも、そのまま千葉県を観光することもできますよ。
名称:矢切の渡し
住所:東京都葛飾区柴又7-18
公式・関連サイトURL:http://www.katsushika-kanko.com/guide/scene/spot_1247.php
5.柴又公園
柴又公園は江戸川沿いの緑地を公園としたもので、『男はつらいよ』でもお馴染みの観光スポットです。その柴又公園には、寅さん記念館や矢切の渡しなど柴又の観光スポットがたくさん。
そんな柴又公園の隠れた魅力が花!春は桜やツツジの花が咲き誇り、お花見や散策の定番になります。のどかな公園で、ゆっくりひと休みするのも、下町柴又の観光の楽しみ方の一つです。
また、寅さん記念館の別館2階にはレンタサイクルのサービスがあります。江戸川の風に包まれながら、自転車を走らせるのも爽快ですよ。
名称:柴又公園
住所:東京都葛飾区柴又6-23-15ほか
公式・関連サイトURL:http://www.city.katsushika.lg.jp/institution/1000096/1006896.html
6.野菊の墓文学碑
伊藤左千夫の代表作として知られる小説『野菊の墓』。まさに矢切の周辺が舞台です。その『野菊の墓』の記念碑が、現在西蓮寺というお寺の近くにあります。
碑には門下の土屋文明の筆による題と、『野菊の墓』の一部分が彫られています。矢切の田園地域で繰り広げられる、正夫と民子の悲しい恋の物語が、今でも多くの人の心を打ちます。
夏目漱石が絶賛した『野菊の墓』、あなたも二人の足跡を追いかけてみませんか?
名称:野菊の墓文学碑
住所:千葉県松戸市下矢切
公式・関連サイトURL:http://ur2.link/yOkk
7.寅さん記念館
柴又を舞台となった国民的映画、『男はつらいよ』。寅さん記念館はその映画の世界を再現した施設です。訪れた観光客に、フーテンの寅さんの人情や生き方を紹介しています。
映画の舞台裏に注目したコーナーでは、山田洋次監督が愛用したメガホンが展示されています。また「くるまや」のセットを撮影所からそのまま移設。映画そのままの世界に浸ることができます。
そして、柴又の町をジオラマなどを用いて紹介するコーナーでは、温かい人情を育む柴又を再現しています。山田洋次監督が「日本人の心の故郷」と称賛した葛飾柴又。その下町の様子を観察できますよ。
名称:寅さん記念館
住所:東京都葛飾区柴又6-22-19
公式・関連サイトURL:http://www.katsushika-kanko.com/tora/
8.邃溪園
邃溪園(すいけいえん)は、柴又帝釈天の名で親しまれている題経寺の一角にある庭園。昭和の有名な庭師、永井楽山によって手掛けられ、彼が92歳で亡くなるまで造園に関わりました。
日本庭園ならではの美しさが光り、東京にいるのを忘れてしまうほど豊かな自然が邃溪園に広がります。緑のグラデーションを眺めると、癒やされますよ。
そして邃溪園のもう一つの観光の魅力が建築。格調の高さが、建物の至るところから分かります。例えば、庭園を囲むようにして造られた渡り廊下。絶妙な角度に曲がり、庭園の隅から隅まで観賞することができます。江戸最後の名園として呼び声の高い邃溪園。柴又観光で静寂のひとときを味わいたいならオススメです。
名称:邃溪園
住所:東京都葛飾区柴又7-8-12
公式・関連サイトURL:http://www.taishakuten.or.jp/taisyakuten-info/suikeien.htm
9.山田洋二ミュージアム
山田洋次ミュージアムは、彼の素晴らしい軌跡を追いかけた博物館。8つのテーマに沿って、映画製作と山田洋次監督の人生を振り返ります。
『男はつらいよ』はもちろん、家族という存在にフォーカスを当てた作品が多い山田洋次監督。家族とは何かを改めて考える展示があります。他にも教育や災害、名作への挑戦など、さまざまな角度から彼の映画製作を考えます。
代表作を挙げたらキリがない山田洋次監督の作品。その魅力を知ることができる観光スポットです。
名称:山田洋次ミュージアム
住所:東京都葛飾区柴又6-22-19
公式・関連サイトURL:http://www.katsushika-kanko.com/yamada-yoji-museum/
10.上千葉砂原公園
上千葉砂原公園(かみちばすなはらこうえん)は、充実した設備が自慢の公園です。ただ、設備が充実しているだけではありません。上千葉砂原公園の観光の目玉は動物と交通!
上千葉砂原公園にはたくさんのかわいい動物がいます。赤い斑点が特徴のオカメインコやウサギが、仲良く暮らしています。その中でもオススメしたいのがポニーの乗馬体験。東京都心で馬に乗れるなんて珍しいですよ。
また、上千葉砂原公園には交通公園となっているエリアがあります。自転車や足踏みゴーカートに乗って楽しく交通ルールを勉強できます。動物も交通公園も、お子さん連れの家族にオススメ。柴又周辺で遊ぶなら、上千葉砂原公園は要チェックです。
名称:上千葉砂原公園
住所:東京都葛飾区西亀有1-27-1
公式・関連サイトURL:http://www.city.katsushika.lg.jp/institution/1000096/1006894.html
11.山本亭
山本亭は、大正ロマンの雰囲気が今も残る観光スポット。書院造に西洋の建築を融合させた和洋折衷の建築が最大の魅力です。鳳凰の間はステンドグラスなど西洋の特徴が強く感じられます。また、和の趣が漂うのが、居宅や茶室。居宅からは、美しい日本庭園を眺めることができます。
海外でも、山本亭の庭園は高い評価を得ています。アメリカの日本庭園専門誌が作成したランキングでは、山本亭は常に上位に入る名園です。
名称:山本亭
住所:東京都葛飾区柴又7-19-32
公式・関連サイトURL:http://www.katsushika-kanko.com/yamamoto/
12.堀切菖蒲園
堀切は、江戸時代から美しい菖蒲が見られることで有名な観光名所でした。現在でも堀切菖蒲園には、200種もの花菖蒲が植えられています。
菖蒲の見ごろとなる6月には多くの観光客が訪れます。さらに6月に行われるイベントが「葛飾菖蒲まつり」。周辺地域でパレードやショーが開催され、盛り上がりを見せます。
実は、堀切菖蒲園は菖蒲だけではありません。四季を通して、いつでも美しい花を見ることができます。葛飾を散策する際は、ぜひ訪れてほしい観光スポットです。
名称:堀切菖蒲園
住所:東京都葛飾区堀切2-19-1
公式・関連サイトURL:http://www.horikiri-s.com/shoubu/shoubuen.html
13. 似顔絵コインランドリー
柴又にあるコインランドリーの中にはとんでもない光景が。何とコインランドリーの壁に、たくさんの似顔絵が貼られているのです!似顔絵は天井にも貼られており、まさに異空間。たくさんの人に見つめられながら洗濯をするコインランドリーが観光スポットとして有名になりました。
寅さんはもちろん、その年を象徴する人物の似顔絵。ずっと見ているだけで、時間が経ちます。柴又には、このようなコインランドリーが4軒もあります。柴又で不思議な観光スポットを巡ってみるのも楽しいですよ。
名称:似顔絵コインランドリー
住所:東京都葛飾区柴又1-43-1
14.柴又八幡神社
柴又八幡神社は柴又の鎮守であった神社です。江戸時代から柴又周辺で信仰されました。
この柴又八幡神社は古墳の上に鎮座している神社として有名。東京の低地の中では、石室が残っている珍しい古墳です。石室の石材は房総半島の石が使われており、当時の物流などを探るのに貴重な考古資料となっています。
また、渥美清の命日に、寅さんのように帽子をかぶった埴輪が出土。この埴輪は「寅さん埴輪」と呼ばれ、話題になりました。下町柴又を見守る観光名所、柴又八幡神社を訪れてみては?
名称:柴又八幡神社
住所:東京都葛飾区柴又3-30-24
公式・関連サイトURL:http://www.katsushika-kanko.com/guide/history/spot_1224.php
15.影向のマツ
影向(ようごう)のマツは善養寺の境内の立派な松のこと。樹齢は600年以上ともいわれ、松の木肌からは長い歴史が感じられます。
この影向の松には逸話があります。かつて、香川県の真覚寺の岡野松と、松の日本一を争いました。この争いは、行司の木村庄之助によって引き分けに。その後、東西の横綱松に推挙されました。2011年には国の天然記念物に指定され、今も観光客が足を運ぶ観光名所です。
名称:影向の松
住所:東京都江戸川区東小岩2
公式・関連サイトURL:http://ur2.link/yOlf
16.源照寺
源照寺は江戸時代前期に創建された、歴史ある寺院です。火災で2度焼失しましたが、現在もこの地で多くの人から信仰されています。
この源照寺は、有名な人物の墓があることで知られています。山田流琴曲の祖である山田検校、義太夫節の竹本綾太郎。日本の芸能を支えた2人の墓があります。柴又や高砂に訪れた際は、立ち寄ってみませんか?
名称:源照寺
住所:東京都葛飾区高砂7-13-34
公式・関連サイトURL:http://www.tesshow.jp/katsushika/temple_takasago_gensho.shtml
17.東京天然温泉 古代の湯
東京天然温泉古代の湯は、葛飾区で本格的な温泉に浸かれることで、外国人や観光客から人気の観光スポットです。
男湯にも女湯にも、大きな露天風呂と桧風呂を完備。仕事の疲れを癒やすために訪れる方も多いです。また、もう一つ気になるお風呂が歩行浴槽。お湯に入りながら、玉砂利の上を歩くことで、血行を促進します。
他にも、サウナやマッサージ、ツボ押しなど、サービスが充実。さらに、レストランでは食事を楽しむことも。家族や友人と葛飾柴又を観光した際は、ぜひ東京天然温泉古代の湯でくつろいでください。
名称:東京天然温泉 古代の湯
住所:東京都葛飾区奥戸4-2-1
公式・関連サイトURL:http://www.kodainoyu.jp/
18.金町浄水場取水塔
柴又から金町まで広がる金町浄水場。この金町浄水場の取水塔は、有名な観光スポットです。
とんがり帽子のような屋根をして可愛らしく建つ取水塔は、1941年に完成しました。『男はつらいよ』や『こちら葛飾区亀有公園前派出所』にも登場し、人気になりました。
江戸川沿いを散歩すると必ず目に入る取水塔。柴又帝釈天や柴又公園のついでに訪れておきたい観光スポットですよ。
名称:金町浄水場取水塔
住所:東京都葛飾区金町浄水場1-1
公式・関連サイトURL:http://www.kanko-chiyoda.jp/tabid/595/Default.aspx
19.南蔵院のしばられ地蔵
南蔵院というお寺にあるお地蔵さま。縄に縛られているので、「しばられ地蔵」と呼ばれ、有名な観光名所になっています。
しばられ地蔵は江戸時代の「大岡裁き」が由来。大岡越前守は、お地蔵さまを縛って奉行所に運び、野次馬の中から犯人を見つけだしました。
見事に事件を解決させた有名な逸話がもととなり、今では願いがあれば地蔵を縛り、願いが叶えば縄を解くことが伝統です。お願いごとのある観光客にはオススメの観光名所ですよ。
名称:南蔵院のしばられ地蔵
住所:東京都葛飾区東水元2-28-25
公式・関連サイトURL:http://shibararejizo.or.jp/shibararejizo.htm
20.地球釜
葛飾区の「にいじゅくみらい公園」の中にある不思議な物体。赤茶げた色と丸い形が印象的で、一度見たら忘れらないフォルムをしています。
この物体、名前は「地球釜」と言います。かつてここが製紙工場だったころ、この地球釜は破損紙などを再利用するために使われていました。
今では使われていませんが、珍しい産業遺産の地球釜。ついつい写真に収めたくなる観光スポットですね。
名称:地球釜
住所:東京都葛飾区新宿6-3-2
公式・関連サイトURL:http://katsushika-kanko.jp/kana-nii/001tikyuugama.html
◎まとめ
いかがでしたか?みんな大好き寅さんのいる町、柴又。帝釈天や矢切の渡しなど、柴又の定番観光スポットから似顔絵コインランドリーなど、ちょっと穴場な観光地まで案内しました。
厚い人情が今も息づく町へ行ってみると、どこか懐かしくなったり、心が温かくなりますよね。柴又は決して大きな町ではありませんが、だからこそ、人の温かさを感じることのできる観光スポットがたくさんあります。
ぜひ、あなたも柴又が生んだ人情のヒーロー、フーテンの寅さんに会いに行ってみませんか?
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