茨城県鹿嶋市で観光するならここ!神社やサッカー以外も魅力がいっぱい

茨城県鹿嶋市で観光するならここ!神社やサッカー以外も魅力がいっぱい

茨城県の「鹿嶋」と聞いて、何が頭に浮かびますか?スポーツ好きな方なら、サッカーの「鹿島アントラーズ」を思いつく方が多いでしょうか。鹿島アントラーズといえば、優勝経験もあるJリーグの一流サッカーチーム。寺社が好きな方なら、やはり「鹿島神宮」でしょう。常陸国の一宮として、古い歴史を持ち、勝負運の神様としても有名です。

しかし、なかなかサッカーや神社などが好きな方以外は、鹿嶋は縁遠い地かも知れません。今回は鹿嶋を訪れた際に、サッカーや神社に加えておすすめしたい観光スポットをご紹介します。

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茨城県鹿嶋市で観光するならここ!神社やサッカー以外も魅力がいっぱい

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1.鹿島神宮

鹿島神宮の楼門

まずは、鹿嶋を代表する観光スポットの鹿島神宮からご紹介します。近年ではパワースポットとしても人気が高い観光地で、紀元前660年に初代天皇である神武天皇が創建したと伝わる由緒ある神社。鹿島神宮の境内は非常に広く、なんと東京ドーム約15個分!

御祭神の武甕槌大神(たけみかづちのおおかみ)は、千葉の香取神宮に祀られている経津主大神(ふつぬしのおおかみ)とともに日本の建国に貢献した神であり、大国主命(おおくにぬしのみこと)から「国譲り」を実現しました。武神として有名なため、「ここぞ!」という勝負ごとや「人生を切り開きたい!」と思っている方がご利益をいただきに参拝されることが多いことで知られています。

◆御手洗池

御手洗池

神社の敷地全体が杉やシイ、モミといった木に囲まれ、緑深い参道は清々しさと荘厳さを兼ね備えています。かつては奥宮のさらに奥にある御手洗池(みたらしのいけ)で禊(みそぎ)をし、身を清めてから鹿島神宮に参拝していました。池は今でも枯れることなくコンコンと湧き続けています。

◆鹿島神宮のご利益をお守りで

鹿島神宮には「勝守」や「武道御守」など、武甕槌大神のご利益にちなんだお守りがあります。観光のお土産に、人生の大事な場面に当たっている方へのプレゼントにいかがでしょうか。

ここでちょっと気になるのが御守袋にデザインされている「鹿」。鹿といえば、奈良の春日大社を思い浮かべる方も多いかと思いますが、奈良の春日大社も鹿島神宮と同じ武甕槌大神がご祭神。鹿島から春日に武甕槌大神が向かわれる際、鹿が運び役として活躍したと伝えられています。

そのため鹿島神宮では「鹿」を神獣としています。鹿島アントラーズの鹿のマスコットはこの鹿島神宮の神獣に由来しているんですよ。

2.カシマサッカースタジアム

鹿島サッカースタジアム

1993年に日本初のサッカー専用スタジアムとして誕生して以来、サッカーファンのみならず鹿嶋市民から愛されてきているスタジアム。2012年のFIFAワールドカップの際に改装を行ない、お年寄りや女性にも更に使いやすく綺麗になりました。

スタジアムの前にはどん!と大きなサッカーボールのモニュメントがあります。鹿嶋観光の記念の1枚にぴったりな撮影スポットですよ。試合の日には、スタジアム全体が鹿島アントラーズの赤いユニフォームを着たファンで埋め尽くされます。

◆カシマサッカーミュージアム

カシマサッカースタジアムにはミュージアムが併設されています。日本をはじめワールドカップで使用された各国のユニフォーム、鹿島アントラーズのチームフラッグやトロフィー、選手と撮影できるパネルなどが取りそろえられており、サッカーファンでなくても楽しめる観光スポットです。

日時限定になりますが、記者会見室や放送室等、普段は入れない場所に案内してもらえるバックステージツアーも開催されています。スケジュールについては、観光前に公式サイトをチェックしてみてくださいね。

◆カシマクラブハウス

クラブハウスは鹿島アントラーズの練習場のすぐ隣、スタジアムから車で約10分ほど離れた場所にあります。すぐ近くで選手が練習していて、その姿を見ることができるなんて、サッカーファンにはたまりません!練習が終わったら選手に話しかけたり、サインを求めることもできます。

また、クラブハウスの中には、ファンにうれしいグッズがたくさん販売されています。カフェもあるので、練習風景を眺めながらのランチもおすすめ。サッカー好きにはぜひ足を運んでもらいたい観光スポットです。

3.鹿嶋の剣豪 塚原卜伝

塚原卜伝

塚原卜伝(ぼくでん)は、鹿嶋出身の戦国時代に活躍した剣豪。全国を渡り歩いて各地で剣術の修行をし、将軍足利義輝や義昭にも剣術を指南したといわれてます。3回目の修行の際には伊勢(三重)、白骨温泉(長野)、美濃(岐阜)を回ったとされ、各地に卜伝の足跡が残っています。卜伝70歳のころに、甲斐(山梨)の武田信玄やその家臣にも剣術を教えたといわれており、そのパワーには驚くばかり。

卜伝ゆかりの観光スポットは、鹿島神宮駅近くの鹿詰児童公園内にある卜伝の像と、カシマサッカースタジアムのほど近くにある卜伝の墓。多くの武将の師となった卜伝のルーツをたどる歴史観光も興味深いものです。

鹿嶋市のゆるキャラ「ぼくでんくん」は卜伝に由来したキャラクター。マルっとした鼻の穏やかそうなぼくでんくんは一見強そうには見えませんが、剣を持つとがらりと雰囲気が変わるんです。好きなものは、なべ料理に鹿島灘はまぐりにメロン。鹿嶋の名産ばかりで、鹿嶋愛が詰まったキャラに心が和みますね。

鹿嶋観光の際には「ぼくでんくん」を探して、ぜひ記念の1枚を撮っちゃいましょう。

4.鹿嶋市内観光に便利な交通手段

JR鹿島線

鹿嶋市には中心駅である鹿島神宮駅を通るJR鹿島線のほかに、鹿島臨海鉄道や路線バスも便利です。

◆鹿島臨海鉄道

鹿島臨海鉄道

「鹿島臨海鉄道」は、水戸駅から鹿島サッカースタジアム駅までを結ぶ路線です。非電化のディーゼルカーが1両でトコトコと走る姿はかわいらしい姿と、鉄道ファンの間でも人気です。

◆鹿島サッカースタジアム駅

鹿島サッカースタジアム駅

鹿島サッカースタジアム駅は前述のカシマサッカースタジアムの近くにある駅です。鹿島臨海鉄道はここで終点で、JR鹿島線と接続しています。ところが、サッカーの試合開催日やイベントがある日以外は営業しないので列車は、JR鹿島線に1駅だけ乗り入れてJR鹿島神宮駅が終点となり、香取・成田方面の列車と接続します。

しかし、鹿島臨海工業地帯で生産された製品はこの駅からJR鹿島線の貨物列車で運ばれるため、鹿島サッカースタジアム駅は貨物には重要な駅といえるでしょう。

◆長者ヶ浜潮騒はまなす公園前駅

長者ヶ浜潮騒はまなす公園前駅

鹿島臨海鉄道の鹿嶋市内の駅には超長い駅名を持つ駅があります。その名も「長者ヶ浜潮騒はまなす公園前」駅です。実はこの駅、1990年の開業時から2020年まで日本一長い名前の駅でした!(1992年に「南阿蘇水の生まれる里白水高原」駅が開業した後も「読み」では日本一でした)
しかし、現在は富山地方鉄道の「 トヨタモビリティ富山 Gスクエア五福前(五福末広町)」駅にその座を譲っています。それでも一度ではなかなか覚えられない駅名の1つでしょう。

短い車両に揺られて気になった駅に降りてみたり、車窓を眺めてみたりと、たまにはそんなゆっくりとした時間を過ごす旅もまた一興です。

5.大野潮騒はまなす公園

「大野潮騒はまなす公園」は、先述の鹿島臨海鉄道「長者ケ浜潮騒はまなす公園前駅」から海へ向かって徒歩約10分。宇宙展望塔からは青い空と海の広々とした360度のパノラマを楽しむことができます。施設内には、最新型のプラネタリウムと郷土資料館があり、観光にもおすすめ。

全長154mにもなるローラー滑り台やザイルクライミング、ホッピングシーソーなどは、子供たちに人気。5月下旬から6月にかけては公園の名前にもなっている「はまなす」が見頃になります。梅や桜、さつき、つつじなど四季折々の花を楽しみながら、渓流散策路をのんびり散歩するのもおすすめです。

◎まとめ

鹿嶋市を代表する観光スポットをご紹介しました。都心からは鹿島神宮まで直行できるバスもあります。鹿嶋には歴史好きにも、スポーツ好きにも、子ども連れでも楽しめる穴場の観光スポットがたくさん!首都圏からの週末のちょっとした観光にぴったりですね。近くの大洗港からは北海道行きのフェリーも出ているので、出航までの暇つぶしにも最適です。

のんびりとローカル線に乗り、景色を眺めながら穏やかな時間を過ごすのも思い出に残るでしょう。サッカー観戦に訪れる方は、サッカーと一緒にぜひ茨城県鹿嶋市の市内観光にも出かけてみてください。

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