木曽路と松本平の玄関口!長野県塩尻市のオススメのお土産4選

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木曽路と松本平の玄関口!長野県塩尻市のオススメのお土産4選

長野県のほぼ中央にある塩尻市。旧中山道の5つの宿場があったほか、現在もJR中央本線や長野自動車道が通り、市の北部には信州松本空港もあるなど、中信地方の交通の要所となっています。

また、塩尻駅周辺に広がる桔梗ヶ原は、明治以降ブドウの生産が盛んなところ。今では長野県産ワインのや約8割が塩尻産です。また中山道本山宿は、現在では当たり前の麺状のそば切り発祥の地とされています。そんな歴史と文化をもつ塩尻市で、おすすめのお土産を4品ご紹介しましょう。

目次

木曽路と松本平の玄関口!長野県塩尻市のオススメのお土産4選

1. 五一わいん

塩尻市の中心部に広がる桔梗ヶ原は、日本でも有数のワインの産地。この地域を中心に、塩尻には10余りのワイナリーがあります。江戸時代までは耕作に適さない不毛な原野とされていましたが、明治に入り果樹農場として開拓され、現在に至っています。

そんな塩尻のワイナリーの中で、最も古い歴史をもつものの1つが林農園。この林農園の主力商品が、創業者「林五一」の名を冠した「五一わいん」です。五一は1911年に長野県で初めてワイン用ブドウの栽培を手掛けたほか、1950年代には初めて塩尻にメルロー種のブドウを導入しました。

今日の桔梗ヶ原ワインの基礎を築いた林五一。そんな歴史あるワインは、林農園の販売店のほか、塩尻市内の道の駅のお土産コーナーなどでも購入できます。

2. 百草丸

「木曾路はすべて山の中である。」塩尻市は中山道のクライマックスといわれる木曽路の北の入り口にあたります。今も古い街道と宿場の趣があちらこちらに残っていますが、なかでも馬籠宿や妻籠宿と並んで観光名所として有名なのが、塩尻市の奈良井宿です。

木造軒端屋根の家々が立ち並ぶ奈良井宿には、お土産店もいっぱい!何を買おうか迷ってしまいますが、土地のおすすめといえば「百草丸(ひゃくそうがん)」は外せません。

江戸時代に御嶽山の修験者が木曽の村々に伝えたのが始まりといわれ、キハダの樹皮から抽出したオウバクエキスを原料とする胃腸薬です。かつては宿場の家々で副業に造られていましたが、現在では地元のいくつかの製薬会社が商品化してお土産に販売しています。天然の丸薬なので体にも優しく、今なお熱心なファンがいるんですよ。いざという時に役に立つ塩尻のお土産です。

3. 朴葉巻き

「朴葉巻き」は、奈良井宿をはじめとする木曽路の銘菓です。もともとは朴(ほお)の木の大きな葉っぱに握り飯を包んだ保存食でした。塩尻市のほか、長野県や岐阜県の飛騨地方などには朴葉を使った郷土料理が少なくありませんが、これは朴の葉に殺菌作用があるからとされています。

現在の「朴葉巻き」はここから発展した和菓子で、米粉をこねた皮で小豆餡を包み、朴の葉でくるんで蒸し上げたもの。5~6月ごろにかけて作られ、月遅れの端午の節句の柏餅の代わりとして、この地方で親しまれてきました。

奈良井宿には、「山の市場 かわかみ」や「桜香」など、朴葉巻きをお土産として販売しているお店がいくつかあります。ただし前者は春のみの限定販売。ぜひこの季節に塩尻を訪ねて、山里の郷土の味に触れてみてください。

4. 木曽漆器

塩尻市を代表する工芸品といえば、木曽漆器が有名です。もともと良質な材木で知られる木曽。丈夫で美しいのが特徴とされる木曽漆器は、塩尻のお土産としてとても印象に残る逸品です。

奈良井の隣にある平沢地区は、とくに多くの木曽漆器の職人が集まっていることで知られています。地区内の旧中山道を歩いていると、両側に木曽漆器の工房やお土産店が立ち並んでいます。そのため、塩尻市で2カ所目の重要伝統的建造物群保存地区にも指定されているんですよ。 

ぶらぶら街歩きをしながら気に入った漆器を探すのも楽しいですが、そこまでの時間がないという人には、道の駅木曽ならかわの「木曽くらしの工芸館」がおすすめ。箸やフォークといった小物や、食洗器で洗えるお椀など、お土産にぴったりな漆器製品がいろいろありますよ。

◎まとめ

長野県塩尻市のお土産を4つご紹介しました。塩尻市というとイメージがわかないかもしれませんが、桔梗ヶ原や奈良井宿といえば、ピンと来る人も多いはず。観光名所も多く、歴史と自然豊かな塩尻市には、質の良いお土産品がたくさんあります。ぜひ木曽路や松本平を観光する際には、塩尻市でお土産を探してみてくださいね。

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