世界遺産熊野古道の玄関口。和歌山県新宮市でおすすめのお土産5選

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世界遺産熊野古道の玄関口。和歌山県新宮市でおすすめのお土産5選

新宮市は和歌山県の南東部、三重県との境に位置しています。「世界遺産のまち」とも呼ばれる新宮市には、熊野三山の1つ熊野速玉大社をはじめ、世界遺産・熊野古道に関する多くの見どころが点在しています。

そんな新宮市には、交通の便が良いとはいえないにもかかわらず熊野参詣を通じて外界と交流があったことから、魅力的なお土産もたくさんあります。そこでこの記事では、新宮でおすすめのお土産を4つに絞ってご紹介します。

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世界遺産熊野古道の玄関口。和歌山県新宮市でおすすめのお土産5選

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1.八咫烏のたまご

八咫烏(やたがらす)は、神武天皇の東征を道案内したとされる伝説上の三本足の烏で、熊野三山では神の使いとされています。日本サッカー協会(JFA)のシンボルマークに採用されていることでも、日本人にはなじみがありますね。

その八咫烏の卵と銘打ったお菓子を販売しているのが、新宮中心街の一角にある「御菓子処 つくし」です。実際のカラスは卵まで黒いわけではありませんが、こちらの「八咫烏のたまご」は、黄身と白身をイメージした餡を、真っ黒な皮で包んだものです。真っ黒生地の正体は、紀州特産の備長炭の粉末。食用炭は健康に良いといわれているので、意外なご利益があるかもですよ。

ちなみに、ここでご紹介してよいものか悩みどころですが、「御菓子処 つくし」では「たまご」と並んでやはり真っ黒な「八咫烏のおとしもの」というお菓子も販売しています。

2.もうで餅

熊野大社御用達の和菓子「もうで餅」は、あんこをお餅で包んで玄米粉をまぶした、素朴ながら重厚で温かみのあるお土産品です。毎朝もち米を蒸して搗いているので、弾力のあるお餅の食感がたまりませんよ。

新宮の熊野速玉大社のほかは、本宮大社と那智大社の2ヶ所でしか販売されていません。ネット販売などもされていないので、正真正銘、現地でしか買えない熊野新宮のお土産です。それぞれの販売所で包装紙のデザインも異なるので、三社をコンプリートした暁に3種のもうで餅を購入するのも良い記念になりますね。

3.和菓子「熊野」

新宮駅近くの和菓子店「十紀和屋横谷」では、「熊野」と書いて「ゆや」と読む銘菓が人気です。優しい甘さのあんを求肥で包み、さらに上下を薄い焼き生地で挟んだもので、見た目も味もとても上品なお菓子!

ひとつ手にして口にして、誰もが華やかな気持ちになるようなお菓子です。とくに茶事にぴったりな和菓子なので、茶道の心得のある人にあげると喜ばれるでしょう。

4.色川茶ティラミス

新宮駅の南に2016年にオープンしたばかりの「パティスリーラール」は、伝統的に和菓子店の多い熊野地方では貴重な洋菓子のお店です。このパティスリーの目玉商品は、熊野那智の特産色川茶を使ったティラミス!和洋がみごとに融合した色川茶ティラミスは、ほうじ茶の香りと苦みが甘さをほどよく調節していて、日本人の舌にもぴったりな味に仕上がっています。

基本的にはフランス菓子がメインで、ほかにも珍しいケーキ屋や焼き菓子がたくさんありますよ。

5.鈴焼

新宮市のお土産として老若男女に人気なのが香梅堂の鈴焼。いわゆる鈴カステラです。このお菓子の特徴は、添加物を使わずに作られた自然で優しい甘さと柔らかさ。当然、保存料も使っていないので日持ちはそれほどしませんが(5日程度)、昔ながらの素朴な甘みを楽しむことができます。

鈴焼はお店でしか買うことができないので、新宮限定のお菓子と言えます。お土産にする場合は、賞味期限もあるので、遠くから来た方は焼き立てのものを郵送で送ってもらうよう手配するといいですよ。

◎まとめ

和歌山県新宮市でおすすめのお土産をご紹介しました。多くの世界遺産を擁する新宮市。魅力的なお土産やお茶菓子を探すのも、古社参詣の楽しみのひとつですね。どのお土産も新宮市でしか手に入らないものばかり。新宮を旅行する際は、ぜひいろいろなお土産を試してみてください。

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