ニューヨークシティーは5つの行政区に分かれています。中でもマンハッタン区は知名度が高く、多くの観光客が訪れているニューヨーク中心の地区です。そんなマンハッタンを観光するのに必要な知識は街のつくり。南北に走るのがアベニューで、東西に走るのがストリートです。そこで今回は9番街について紹介していきます。食にゆかりが深いエリアなので、グルメ好きは特に必見ですよ!
目次
食にゆかりが深い!マンハッタン9番街について紹介します!
1.9番街ってどんなところ?
9番街はマンハッタンのウェストサイドを南向きに走る道路です。マンハッタンの通りの名前は途中で別の呼び名になることも多く、9番街の59丁目から西110丁目までは一般的にはコロンブス・アベニューと呼ばれています。このコロンブス・アベニューは、5階建てから7階建ての建物で、テラコッタなどを使用したロマネスク・リヴァイバル建築、イタリア風建築のみという制限をされているので、統一感があって美しいのも特徴です。
9番街のほぼスタート地点となる15丁目と16丁目のワンブロックは、1912年にこの地にあったナビスコ本社にちなんで「オレオ通り」と呼ばれています。この工場跡地が、グルメスポットで有名なチェルシーマーケットになっていますよ。他にも各国料理店が多いヘルズキッチンやリンカーンセンター、アメリカ自然史博物館も9番街にあります。
2.9番街のヘルズキッチンってどんなところ?
34丁目から59丁目までにかけての8番街からハドソン川までの区域はヘルズキッチンと呼ばれ、かつては治安の悪い場所でした。倉庫や操車場が多くあったこの区域に、19世紀半ばからギャング団が現れ、麻薬や売春などの犯罪が多発しました。ギャングが逃げ込む場所としても有名で、「ウェストサイドストーリー」の舞台になったのもこの場所です。
1990年代半ばより、当時のクリントン大統領が再生に力を入れたので治安が回復。現在は一転して、その立地の良さから高級マンションが並ぶ人気エリアになっています。各国料理のレストランが並ぶエリアとしても有名で、特に46丁目あたりは8番街から続く店舗はほとんどがレストランです。レストラン・ロウと呼ばれています。
3.9番街で行われるビッグイベント!
1973年から続いているニューヨーク最大規模のグルメイベント「9番街インターナショナルフードフェスティバル」は、毎年母の日の翌週の週末に開催されています。その名の通り9番街の42丁目から57丁目までの約1キロが会場で、300以上の屋台やレストランが並び、世界各国の料理を楽しむことができますよ。
53丁目と54丁目には大型テントで子供向けのゲームやイベントが行われ、55丁目の特設ステージでは世界各国のダンスやエンターテーメントが繰り広げられています。どちらも大盛り上がりです。毎年100万人以上訪れる人気フェスティバルなので、ぜひ足を運んでみてください。
◎まとめ
マンハッタンの9番街について紹介しました。インターナショナルフードフェスティバルはおすすめのイベントです。日程が合ったらぜひ参加してくださいね。グルメ好きな方はチェルシーマーケットも外せません。各国の料理を楽しめるだけではなく、お土産になりそうなものがたくさんあります。特にオーガニックに興味がある方は必見ですよ。