マンハッタンのアメリカ自然史博物館で映画の世界を楽しもう！

見どころ一杯のニューヨークの中心部マンハッタン。美術館や博物館観光を予定に入れている人も多いでしょう。今回ご紹介するのは、とくに家族連れにイチオシの「アメリカ自然史博物館」です。映画『ナイトミュージアム』の舞台になった博物館として、世界中の観光客の注目を集めている観光名所。そんなアメリカ自然史博物館の楽しみ方をまとめてみました。

1. アメリカ自然史博物館とは？

1869年に設立されたアメリカ自然史博物館は、1874年に現在の場所に移転しました。セントラルパークに面した荘厳な入口には、ニューヨーク州知事を務めたこともある26代アメリカ大統領セオドア・ルーズベルトの像が立っています。これは、彼とその父親が博物館創設に大きく寄与したことを顕彰するものです。映画『ナイトミュージアム』では、この像も動き出すという設定でした。

動植物や鉱物などの自然科学や、人類学に関する標本や資料が豊富に展示されています。建物はいくつか増設されていますが、2000年にできた「Rose center for Earth and Space」では宇宙と地球をテーマとしていて、こちらのプラネタリウムもとても人気があります。

2. 主な見どころは？

正面入り口から入ると、首の長い四足歩行の恐竜バロサウルスが、敵のアロサウルスから子供を守ろうと後ろ足で立ち上がった姿の骨格標本がお出迎えしてくれます。おススメの周り方は、最初にエレベーターで4階まであがり、恐竜の進化を説明してくれるビデオで予備知識をつけてから、恐竜セクションを見学するルートです。矢印に従って進むと、2億2800万年前から6500万年前までの恐竜の時代の進化の過程を体感することができますよ。以下、館内で人気のある展示物をご紹介しましょう。

4階の古代生物展示室の目玉は、やはり恐竜セクションです。今にも動き出しそうな恐竜の標本がずらり。なかでも必見なのは、肉食恐竜では最大級とされるティラノサウルスです。もっとも有名かつ人気のある恐竜の1つでありながら、実際には世界中で部分的な化石が15体分ほどしか見つかっていないなかで、こちらは珍しい本物の全身化石標本です。

1階の海洋生物展示室では、さまざまな海洋生物のジオラマが展示されています。天井から吊り下げられているのは、史上最大の動物といわれるシロナガスクジラの実物大の模型です。ローズセンターは2000年にオープンした新しい展示室で、宇宙と地球に関連する展示物が並んでいます。プラネタリウムのスペースショー「ダークユニバース」は小さな子供だけでなく大人にも人気！宇宙の中に飛んでいくようなアトラクション的な要素もあり、飽きることのない25分間を楽しめます。

3. お役立ち情報

入場したら、まず真っ先にプラネタリウムのスペースショーを予約しましょう。混んでいる時期だと早い時間に売り切れてしまうこともあるので、絶対に観たいという人は開館時間ジャストに行くのがベスト。IMAXショーは3Dの迫力はありますが、内容は圧倒的にスペースショーの方が濃密です。

「効率よく周りたい」「より詳しく知りたい」という人には、無料のガイドツアーがおススメです。英語がわからなくても館内の主要な場所を周れるので、参加して損はありませんよ。集合は一階入口すぐで、所要時間は約1時間半。10時15分を皮切りに毎時15分の出発で、最終は15時15分の全6回です。

このほか、アメリカ自然史博物館には『ナイトミュージアム』にちなんだ子供向けのお泊りプランがあるんですよ。参加できるのは6歳から13歳まで。詳しくは公式サイトでご確認ください。

4. お買い物&レストラン・カフェ情報

各セクションにギフトショップがありますが、場所によって置かれている商品が違うので、気になるグッズを見つけたらその場で買うのがベター！見学後に買いに戻るのはちょっと大変です。

地下1階のミュージアム・フードコートには、ハンバーガーやピザ、ホットドック、パスタなどの軽食があり、とくにハンバーガーが種類豊富です。オリジナルのブロントサウルス・バーガーがおすすめですよ。

1階にあるカフェ・オン・ワンは、軽食からしっかりした食事までを楽しめるカフェ・レストランです。アルコール類もあるので、見学の最後にゆっくり食事を楽しみたい方はこちらへどうぞ。

◎まとめ

アメリカ自然史博物館の楽しみ方についてご紹介しました。訪れる前に映画『ナイトミュージアム』を観ていくと、より楽しめるのでおススメです。セントラルパークのすぐ近くという素敵なロケーションなので、見学後には少しお散歩してみるのも良いですね。

マンハッタンのアメリカ自然史博物館で映画の世界を楽しもう！