家族連れで楽しめるアートなスポット「ニューヨーク近代美術館」

家族連れで楽しめるアートなスポット「ニューヨーク近代美術館」

美術館や博物館の宝庫ニューヨークでもとくに人気の美術館のひとつが、1929年開館の「MoMA」こと「ニューヨーク近代美術館」です。近代そして現代のアートを、さまざまな角度から楽しめる美術館として知られています。美術の知識が無くても大人から子供まで楽しめるので、家族連れにもおススメですよ。

今回は、そんなニューヨーク近代美術館の魅力に迫ってみます。

目次

家族連れで楽しめるアートなスポット「ニューヨーク近代美術館」

1. MoMAとは?

ニューヨーク近代美術館 MoMA

「The Museum of Modern Art」の頭文字を取って「MoMA」の愛称で親しまれているモダンアートの殿堂的存在。1929年の創設にあたっては、たった1枚のドローイングと8枚の版画作品の寄贈からスタートしました。現在の収蔵作品は、絵画と彫刻、写真、建築、ドローイング、映像、メディアパフォーマンス、版画・挿画本・イラストレーション、という7部門から構成され、それぞれの部門に専門のキュレーターが配属されています。

中心になるのは、19世紀以降の絵画や彫刻、写真、デザインなどで、ゴッホ、ピカソ、シャガール、ルソー、ダリなどヨーロッパの巨匠から、ジャクソン・ポロック、アンディ・ウォーホールなどアメリカの現代美術のパイオニアまで。また常に斬新な展覧会を行っているので、何度行っても飽きることがないのも魅力です。

2. MoMAおススメのまわり方

ニューヨーク近代美術館 MoMA

いったん5階まで上がって日本語オーディオガイドをレンタルし、鑑賞しながら1階ずつ下りていくのがおススメです。いきなり名作が目白押しでワクワクしますよ!6階では特別展が行われているので、インフォメーションセンターで内容を確認してみましょう。

5階には誰もが知っているダリの『記憶の固執(いわゆる「柔らかい時計」)』やピカソの『アヴィニョンの娘たち』、ゴッホの『星月夜』などの名画のほか、モネやセザンヌ、ゴーギャン、モディリアーニ、ルソー、シャガール、パウル・クレー、エドワード・ホッパーなどの有名画家の作品が展示されています。4階には、アメリカ現代アートの代表作としてよく目にするアンディ・ウォーホールの『ゴールド・マリリン』『ダブル・エルビス』や、ロイ・リキテンシュタインの作品があります。

3階は建築・デザイン・ドローイング・写真部門、2階がコンテンポラリーギャラリー、版画などと特別展、そして1階には屋外彫刻公園やブックストアのほか、ピカソやロダンの彫刻などが並ぶ美しい中庭があります。

1階には、彫刻公園を眺めながら食事ができるレストラン「ザ・モダン」もありますよ。映画『セックス・アンド・ザ・シティ』でキャリーが友人たちに結婚を告げるシーンで使われたので、ロケ地巡りがお好きな人にもおすすめです。ただし、高級レストランなので服装には注意してください。

3. MoMAお役立ち情報

MOMA New York

出典: MOMA New York (CC BY 2.5)

毎週金曜日の午後4時からは入場料が無料になります。ただし建物の外にまで行列ができるので、覚悟していきましょう。一番混み合う時間帯なので、ゆっくり見たいという人は諦めて入館料を払いましょう。ただ、この日はカフェやMoMAストアで様々なディスカウントがあるので、お買い物を楽しみたい人はやっぱり金曜日がねらい目ですよ。

チケット購入時には、「館内案内ガイド」をもらうのを忘れないようにしましょう。5階では無料で日本語のオーディオガイドの貸し出しがあります。借りるときには運転免許証など何かしら写真付きの身分証明が必要なので、忘れずに携帯しましょう。ただし、パスポートやクレジットカードは不可です。

館内にはフリーWiFiが飛んでいるので、MoMAのアプリをダウンロードすれば作品の音声ガイドをスマホで聞くこともできます。有名な作品には日本語音声もありますよ。

4. MoMAで気を付けること

ニューヨーク近代美術館 MoMA

館内は個人使用目的での写真撮影は許可されていますが(撮影禁止の注意書きがある場所以外)、フラッシュや三脚の使用は禁止です。ビデオ撮影はロビーのみ許可されています。無料WiFiが飛んでいるので、撮影した写真を家族や友人に送ることは可能ですが、テレビ電話など通話は禁止です。

また、28x38x13cm以上の荷物は持ち込めないので、クロークに預けて下さい。ただし、預けられるのも最大で36x56x23cmまでなので、それ以上のサイズは館内への持ち込みがそもそも禁止です。注意しましょう。

ギャラリーでのスケッチは、鉛筆でのみ可能です。スケッチブックは21.6x27.9 cmより小さいもののみ許可されています。イーゼルや椅子、床に座ってのスケッチは禁じられています。

◎まとめ

ゆっくり見てまわると1日かかり、有名な作品だけでも1時間以上はかかるでしょう。近現代美術が中心なので、興味の度合いによって見学時間にはかなり差が出るかもしれません。

ただ、一見なんだか分からない作品にも、アーティストの考えや美意識が詰まっています。そんな多種多様さ、ユニークさに触れるのがMoMAの魅力といえるでしょう。館内に数か所あるMoMAストアでは、お土産になりそうなお洒落なアイテムがいっぱい!こちらも覗いてみてくださいね。

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