マンハッタンにあるメルティングポット。ロウアー・イーストサイドをご紹介

画像出典:InSapphoWeTrust/Flickr

マンハッタンにあるメルティングポット。ロウアー・イーストサイドをご紹介

ロウアー・イースト・サイド (Lower East Side) は、LESと略して呼ばれることもあるニューヨーク・マンハッタンの一つのエリアです。以前はニューヨークの労働者階級や他国からの移民が多く住むエリアでしたが、2000年代に入ってからは高級化が進められ、現在は高級ブランド店やレストランなどが集まるエリアへと変貌を遂げつつあります。

そこで今回は、マンハッタンのロウアー・イースト・サイドについてご紹介します。

目次

マンハッタンにあるメルティングポット。ロウアー・イーストサイドをご紹介

1.ロウアー・イーストサイドの概要

出典: www.istockphoto.com

マンハッタンのロウアー・イースト・サイドは、ロウアー・マンハッタンの東側に位置し西側にバワリー、東側はイースト川、そして南側はキャナル・ストリート、北側はハウストン・ストリートに囲まれたエリアです。その歴史を感じる景観を維持するようロウアー・イースト・サイドはナショナル・トラストにより、アメリカ絶滅危機史跡に登録されました。

そしてグランド・ストリート周辺でチャイナタウン、西側はノリータ、北側ではイースト・ヴィレッジと隣接しています。またロウアー・イースト・サイドはニューヨークでも歴史のあるエリアで、以前はアイルランドやイタリア、ポーランド、ウクライナなどからの移民がこのエリアに住んでいました。

ドイツ人も多く住んでいたことから、リトル・ジャーマニーと呼ばれる地区もあったほど。そしてユダヤ人文化も残しています。現在はプエルトリコ人とドミニカ人などのラテンアメリカ系も多く、そのほかには中国からの移民も増えてきています。まさにメルティングポットですね。

2.ロウアー・イーストサイドの見どころ

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ロウアー・イーストサイドはヨーロッパやラテンアメリアなどの様々な人種が集う、まさに「人種の坩堝」。特にユダヤ人文化は現代も色濃く残っています。そんな移民たちが住んでいた「テナメント」と呼ばれる共同住宅が現在では博物館となって再現されています。

そしてこの「テナメント」があるオーチャード・ストリートは、リーズナブルな洋服などを扱うお店も多く、昔ながらの古いお店が今も残っている通りです。また、バワリーからイーストリバーにのびる大きな通りデランシー・ストリートは、オーチャード・ストリートと同様に、今でも庶民的な雰囲気が残る通りです。

イースト・リバーまで進んでいくとウィリアムズバーグ・ブリッジがあり、そのままブルックリンのウィリアムズバーグまでの散歩も楽しめます。

3.ロウアー・イーストサイドのカフェ

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ロウアー・イーストサイドは常に新しいカフェやレストランも続々とオープンしていると話題のエリアでもあり、マンハッタンの最新トレンド情報の発信地といってもいいでしょう。朝6時頃からオープンし昔ながらのアメリカの雰囲気が漂う店内でブレックファストを食べられるお店「Cup & Saucer」、おしゃれな店内でユニークだけどヘルシーでセンスのいい料理は流行に敏感なニューヨーカーにも大人気の「Dimes」はいずれもオーチャード・ストリートにあります。

ピンク色の店内でアメリカでも大人気の抹茶を使ったドリンクが話題の「Cha Cha Matcha」はBroome Streetに、Suffolk Streetにある「Spreadhouse Cafe」は、くつろげるソファや無料のWi-Fiが人気です。ロウアー・イーストサイドを散策中、おしゃれカフェやレストランで一息してみましょう。

◎まとめ

いかがでしたでしょうか。長い歴史のあるロウアー・イーストサイドはもともとは移民が多く集まる人種の坩堝といわれるエリア。今でもさまざまな文化が残り、昔ながらの建物も健在。新しいトレンド発信地としての顔、そして古い街並みやお店が合わさるユニークなエリアですね。

そして、おしゃれカフェやレストランも続々とオープン、トレンドに敏感なニューヨーカー達が集まり、活気のあるロウアー・イーストサイドへと変わってきています。

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