マンハッタンのクーパーヒューイット・スミソニアン・デザインミュージアムは必見！

ニューヨークのマンハッタンには美術館・博物館、アートギャラリーなどがたくさんあります。個性的な美術館も多く、その中のひとつ、クーパーヒューイット・スミソニアン・デザインミュージアムはコンテンポラリーアートやデザインを展示するミュージアムとして知られています。

アンドリュー・カーネギー邸を改装したミュージアムには、ニューヨークを代表するインテリアやファッション、デザインが展示されていて、アートが好きな人はもちろんのこと、あまり興味のない人でも楽しめる内容になっています。ここではそんなクーパーヒューイット・スミソニアン・デザインミュージアムについて詳しく紹介しましょう。

1.　クーパーヒューイット・スミソニアン・デザインミュージアムとは

クーパーヒューイット・スミソニアン・デザインミュージアムはニューヨーク・マンハッタンのアッパー・イーストサイドにあります。

以前は「クーパー・ヒューイット国立デザイン博物館」と呼ばれていたのですが、2011年〜2014年まで改修工事が行われ、改修後に名前が変わりました。この博物館はデザインの展示がたいへん充実しているのですが、他の美術館と違う点は、コンテンポラリーデザインだけではなく歴史的なデザインの両方を展示している点です。アメリカ国内でも最も充実した収蔵品を誇っていて、家具、食器、装飾品、グラフィックデザイン、ファブリックなど約25万点もの幅広いコレクションを保有しています。

アメリカの鉄鋼王アンドリュー・カーネギー邸を改築しては博物館となっていて、その豪華な内装も一見の価値があります。ゆったりとしたジョージアン様式のカントリーハウスの中で作品を鑑賞することができます。

2.　クーパーヒューイット・スミソニアン・デザインミュージアムのおすすめポイント

このミュージアムはカーネギー氏の邸宅を改装したものですが、その内装はたいへん豪華でアメリカを代表するクラッシックな空間と言われています。そんな雰囲気の中で新旧混在のアートをお楽しみください。また、緑豊かな中庭やデザイン関係の本がたくさん並ぶミュージアムショップも忘れずに訪れてくださいね。カフェは１回階にあります。

このミュージアムでは常設展も見ごたえがありますが、数々の企画展が行われていて、とても見ごたえがあります。中でも2000年から始まった、3年に一度の「クーパー・ヒューイット・デザイン・トリエンナーレ」はニューヨークの人たちだけではなく、アートが好きな世界中の人から注目を浴びています。毎回、異なったテーマで幅広いカテゴリーから最も革新的な作品が展示されるので、機会があったらぜひご覧ください。

3.　クーパーヒューイットのデザイン賞

クーパーヒューイットでは、2000年よりアメリカデザインの功績を讃えるためのデザイン賞を発表しています。この賞はアメリカのデザインの発展に貢献するもので、ホワイトハウスミレニアム協議会の公式プロジェクトとしてホワイトハウスで毎年発表されています。このようにデザイナーの育成にも力を入れていて、アメリカのデザインの研究にも一役買っています。

◎まとめ

この美術館がある５番街は別名「ミュージアム・マイル」と呼ばれていて、メトロポリタン美術館やグッゲンハイム美術館など、博物館・美術館が並んでいます。その中のひとつ、フリックコレクションは、カーネギー氏のパートナーでありながら、その後仲違いしてしまったフリック氏の邸宅にあります。こちらもたいへん素敵な美術館なので、ぜひ訪れてみてください。

マンハッタンのクーパーヒューイット・スミソニアン・デザインミュージアムは必見！