名称:Four Freedoms Park
住所:1 FDR Four Freedoms Park, Roosevelt Island, NY 10044
公式・関連サイトURL:http://www.fdrfourfreedomspark.org/
ニューヨークのルーズベルト島はマンハッタンとクイーンズ地区の間に流れるイースト川に浮かぶ細長い島。マンハッタンの東側の摩天楼が眺められるスポットとして、人気上昇中です。まだあまり観光客に知られていないので、穴場ともいえるでしょう。ここではそんなルーズベルト島の魅力を紹介したいと思います。
目次
ニューヨーク・マンハッタンの桜の名所、ルーズベルト島の魅力とは
1. ルーズベルト島への行き方
ルーズベルト島へはルーズベルトアイランド トラムウェイか電車で行くことができます。ルーズベルトアイランド トラムウェイはマンハッタンとルーズベルトアイランドを結ぶロープウエイで、アッパーイーストサイドの2番街60丁目の辺りに駅があります。6:00から翌3:00(金・土曜~翌4:00)の間、15分間隔で運行されています。このロープウエイからの景色はすばらしく、一見の価値があります。
電車ではFラインで行くことができます。ルーズベルト島には駅が1つしかなく、駅の名前は「ルーズベルトアイランド駅」です。
2. ルーズベルト島のおすすめポイント① 四つの自由公園
ルーズベルト島の「四つの自由公園」は、ルーズベルト元大統領と、1941年の有名な「四つの自由」演説に捧げられた公園です。ルーズベルト元大統領は演説の中で、世界中の全ての人に広めたいと願う4つの自由(言論と表現の自由、宗教の自由、貧困からの自由、恐怖からの自由)を掲げました。その碑がここに残されています。またこの公園は、20世紀を代表するアメリカの建築家ルイス・I・カーンが設計したもので、その功績を称えるモニュメントにもなっています。
この公園はルースベルト島の南側に位置し、マンハッタンの摩天楼を間近にみることができます。マンハッタン、クイーンズ、ブルックリンの3つの区を見渡すことができ、隠れた観光スポットとして人気を呼んでいます。またこの公園は並木道がとても美しく、初夏には瑞々しい風景を、秋には紅葉を楽しむことができます。
3. ルーズベルト島のおすすめポイント② 桜の名所
実はこのルーズベルト島、ニューヨークの桜の名所として知られているのです。ルーズベルト島には数種の桜が植えられていて、例年ソメイヨシノは4月中旬以降、八重桜は2週間程遅れて4月下旬以降に開花することが多いようです。川沿いに美しい桜並木があり、桜の季節は桜のトンネルを通ることができます。
毎年桜祭りが行われ、日本にちなんだいろいろなイベントが催されます。琴や三味線の演奏、日本舞踊の披露、和太鼓、空手のパフォーマンスなどが行われます。また、たこ焼きなど日本の食べ物を売るブースも並びます。
4. ルーズベルト島のおすすめポイント③ サウスポイント・パーク
ルーズベルト島はもう一つ、サウスポイント・パークという公園があります。ここは芝生が広がるのどかな公園で、気候がいい時にはのんびりとピクニックをする人の姿も見られます。ここに昔、天然痘の治療にために使われていた病院の廃墟があります。現在は、崩壊の危険があるため柵があって中に入れないようになっています。
ルーズベルト島は病院とわずかな住宅しかない島でしたが、今は再開発が行われていて、高級コンドミニアムやコーネル大学大学院の巨大研究施設が設立されるそうです。
◎まとめ
ルーズベルト島の桜は、以前は日本人などアジア系の人々に知られているのみでしたが、「四つの自由公園」が2012年にオープンすると、多くのニューヨーカーが訪れるようになったそうです。桜の季節にニューヨークのマンハッタンを訪れることがあったら、ぜひ桜を見に行ってみてくださいね。