マンハッタンの豪邸美術館フリック・コレクションの魅力をご紹介!

画像出典:Gryffindor (CC BY-SA 3.0)

マンハッタンの豪邸美術館フリック・コレクションの魅力をご紹介!

観光スポットだけでなく美術館や博物館も多いニューヨーク。そんなニューヨークの中心部マンハッタンには、世界三大美術館のひとつメトロポリタン美術館をはじめ、魅力的な美術館がひしめいています。そのなかのひとつフリック・コレクションは、日本では知らない人も多いかもしれません。ですが、20世紀初頭の豪邸を活かしたフリック・コレクションも、他の有名美術館に劣らないくらい充実した収蔵品を所有しています。

芸術鑑賞だけでなく、アメリカ伸長期の実業家の豪邸を見学できるというのも、他にはない大きな魅力です。そこで今回は、マンハッタンにあるフリックコレクションの魅力をまとめてご紹介します。

目次

マンハッタンの豪邸美術館フリック・コレクションの魅力をご紹介!

1. フリックコレクションとは

出典: Plum leaves (CC BY 2.0)

そもそもフリッツ・コレクションは、実業家のヘンリー・クレイ・フリッツの個人コレクションを、彼の邸宅を利用して展示しているものです。ヘンリー・フリッツは、いささか物議をかもす人物でしたが、芸術収集における審美眼については確かなもので、興味深く魅力的な芸術品を多く所有することとなりました。

1914年に落成したフリッツの自邸は、彼の死後の1935年に美術館として第二の人生を踏み出すことになったのです。フリッツ自身、邸宅が公共の美術館とその収容作品として利用されることを意図していたといわれています。そんなフリックコレクションは、セントラルパークに面したニューヨークの中心にあり、今も多くの人々の目を楽しませています。

2. フリックコレクションへのアクセス

フリック・コレクションへ行くには、地下鉄を使うと便利です。地下鉄の4、5、6番に乗って「68th street」駅で下車し、イースト70ストリートまで北上しましょう。後は、セントラルパークがある西方向へと歩けば、フリックコレクションが見えてきますよ。

さらにフリッツ・コレクションからセントラルパーク沿いに北へ向かえば、メトロポリタン美術館に辿りつきます。マンハッタンで美術館めぐりをするなら、この2つを合わせてまわるのがオススメです。

3. 主な美術品

マンハッタンにひしめく他の有名美術館の陰に埋もれてしまいがちなフリック・コレクションですが、その収蔵品には有名なアーティストの作品が充実しています。なかでも、フェルメールの絵を3点も所有していることは特筆に値します。というのも、フェルメールは生涯で残した作品はかなり少なく、3点のうち2つが、あの特徴的な窓際の構図のものなのです。これだけでも、貴重な体験ができる美術館といえるでしょう。

他にも、レンブラントやヴァン・ダイク、ベラスケス、ゴヤ、ドガなど、そうそうたるヨーロッパの巨匠たちの作品を見ることができますよ。大きな有名美術館と比べてコンパクトな展示となっているのも、かえって鑑賞のしやすさにつながっています。

また、常設展示のほかに特別展もしばしば行われているので、マンハッタンに行く際はぜひ事前にチェックしておきましょう。

4. 建物も見どころのひとつ

出典: Nathan Hughes Hamilton (CC BY 2.0)

1914年築という歴史をもつフリック・コレクションは、その建物も大きな見どころです。当時、ヨーロッパで第一次世界大戦が勃発したのをよそに、中立の立場をとっていたアメリカは世界における存在感を大きく高めていました。そんな時代を象徴するかのように、フリッツ邸の廊下や天井には豪華な装飾が施されています。

また、屋敷には屋内庭園があり、外界に左右されないゆっくりとした時間が流れています。マンハッタンの都会のなかで、自然の公園とはまた違った癒しが得られるスポットですよ。芸術とともに歴史を感じることができるのが、フリック・コレクションの大きな魅力です。

◎まとめ

ニューヨークのマンハッタンにあるフリック・コレクションについてご紹介しました。

小規模ながら質の高い芸術作品を鑑賞することができ、さらに建物自体も観光名所という二度おいしいスポットです。貴重な作品の数々は、きっとマンハッタンの充実した思い出の1つとなるでしょう。

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