ジョン・レノンも住んでいた、NYのアッパーウエストサイドを訪れてみよう！

アッパー・ウエスト・サイドはニューヨーク・マンハッタン区の一つです。東をセントラルパーク、西にハドソン川に囲まれアッパー・イースト・サイドと同じように高所得者が多く住んでいる地区です。多くのユダヤ人が住んでおり、シナゴーグやユダヤ教徒専用の食品を売るお店などもあるのが特徴です。ゆったりとして落ち着いた雰囲気のアッパー・ウエスト・サイドには、かつてジョンレノンも住んだダコタ・ハウスや名門コロンビア大学のキャンパスも。今回はそんなアッパー・ウエスト・サイドをご紹介いたします。

1.ダコタハウス

ニューヨークのアッパー・ウエスト・サイドで最も有名な建築物といえば、やはり「ダコタ・ハウス」ではないでしょうか。1880年に着工されたニューヨークで最初の高級アパートで、10階建ての「ダコタ・ハウス」は多数の出窓や3角の屋根が特徴的な、歴史を感じさせる建物です。

この「ダコタ・ハウス」を一躍有名にした人物といえば、ジョン・レノンですね。彼がこのダコタ・ハウスに住んでいただけではなく、彼が射殺され最後を迎えたのもこの「ダコタ・ハウス」だったんです。今ではアッパー・ウエスト・サイドの「ダコタ・ハウス」に入居するのはニューヨークで一番難しいと言われるほど。美しい作りの歴史あるアッパー・ウエスト・サイドの「ダコタ・ハウス」は、今や町のシンボルにもなっています。歴史あるこの建築物をぜひ実際に見てみませんか？

2.リンカーンセンター

ニューヨーク市の芸術の殿堂といえば、ここアッパー・ウエスト・サイドにある「リンカーンセンター」ですね。NYフィルハーモニーの本拠地「ディビット・ゲフィン・ホール」、メトロポリタンオペラの本拠地「メトロポリタン・オペラ・ハウス」、そしてニューヨーク・シティ・バレエ団の本拠地「ディヴィッド・H・コーク・シアター」など3つの巨大ホールを備える、世界最大の総合芸術施設です。

リンカーンセンターには世界的に名高いジュリアード音楽院もあり、楽器を持った人たちをアッパー・ウエスト・サイドの街中で目にすることも少なくありません。人気の演目はすぐに売り切れ、チケット入手も困難というアッパー・ウエスト・サイドのリンカーンセンター。ちょっとドレスアップして出かけてみるのもいいですね！

3.コロンビア大学

アッパー・ウエスト・サイドを知的・文化的な町とイメージづけるのに一役かっているのが、コロンビア大学です。ご存知アメリカのアイビーリーグの中でもトップクラスの有名私立大学で、高い教育水準を始め数々の有名なノーベル賞受賞者が卒業していることでも有名ですね。アッパー・ウエスト・サイドの町ではコロンビア大学生をよく見ることも。

そんなアッパー・ウエスト・サイドのコロンビア大学のキャンパスは、歴史的建造物も多く一見の価値ありです。総大理石のドームと知恵と工芸を司るローマ神話の女神ミネルヴァが迎えるロウ図書館や、ニューヨークの歴史建造物にも指定されている「セントポール教会」など見所がいっぱいです。キャンパス内を見学することは可能なので、一時コロンビアの学生になったつもりでキャンパス内を探検してはいかがですか？

4.リバーサイド・パーク

ニューヨーク市のマンハッタン区のアッパー・ウエスト・サイドに住む人々の憩いの場として愛されている場所が、リバーサイド・パークです。ハドソン川沿いに伸びた細長い公園では、アッパー・ウエスト・サイドに住む人々が朝夕と散歩をしたり、サイクリングを楽しんだりしています。

リバーサイド・パークでは花々が咲き乱れ朝夕と美しい景色を臨むことができます。また多くの映画やTVの撮影でも使われており、特に有名なのが「ユー・ガッタ・メール」の最後のシーンでトム・ハンクスとメグ・ライアンが出会うシーンではないでしょうか。この映画で使われた91丁目の花壇を見ようと多くの観光客も訪れるのだとか。季節ごとに異なる顔を見せるリバーサイド・パークにサンドイッチとコーヒーを持ってアッパー・ウエスト・サイドの住人のようにリラックスした時間を過ごしてみませんか。

◎まとめ

ニューヨーク市のアッパー・ウエスト・サイドはいかがでしたか？アッパー・イースト・サイドと同じように高級住宅地でありながら文化レベルが高く、落ち着いた町はNY市民にも大人気で近年家賃相場がどんどん上がっているのだとか。美しい街並みを散歩するだけでも、価値があるのではないでしょうか。ぜひアッパー・ウエスト・サイドを訪れて、町の雰囲気を感じてみて下さいね。

ジョン・レノンも住んでいた、NYのアッパーウエストサイドを訪れてみよう！